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横浜には大型豪華客船から屋形船まで豊富なクルーズが勢揃い

新着情報

  • デビューイベント

    9月19日(土)、三井オーシャンサクラのデビュークルーズが横浜・新港ふ頭から出航します。16時30分頃からハンマーヘッドパークでお見送りイベントが行われ、演奏や消防艇による放水、オリジナルグッズの配布などが予定されています。

  • お見送り情報

    9月22日(火)は15時出港のダイヤモンド・プリンセス、9月27日(日)は17時出港の飛鳥Ⅱに合わせ、大さん橋「9月 客船お見送りイベント」が予定されています。22日は岡津太鼓の演奏、27日はMCのmanatieさんが出演します。

  • 予約開始

    2027年4月26日に横浜を出発し、アラスカ、西海岸、ハワイを巡る飛鳥Ⅱのグランドクルーズは、8月25日から販売中。横浜へ戻る46日間と、神戸まで航海する47日間の2コースがあります。

  • 花火クルーズ

    横浜・八景島シーパラダイスの遊覧船「Paradise CruiseⅡ」では、9月19日(土)〜22日(火・祝)の4日間、「花火シンフォニア」を海上から楽しむ特別クルージングを実施。予約・空席確認はParadise CruiseⅡ 花火観覧クルージング、通常の乗船券はParadise CruiseⅡの乗船券・予約案内から確認できます。

  • 予約キャンペーン

    ダイヤモンド・プリンセスの2027年日本発着クルーズでは、スーパー早割を9月30日まで実施中です。対象コース・客室カテゴリーごとに販売上限があります。

  • 花火クルーズ

    横浜港の水上バス「SEA BASS」では、横浜ナイトフラワーズの花火打ち上げ日に合わせて「YOKOHAMA NIGHT FLOWERS CRUISE」を運航。9月は5日(土)・20日(日)で、ピア赤レンガを18時45分に出航し、約60分かけて横浜の夜景と花火を海上から楽しみます。

  • 季節クルーズ

    Reserved Cruiseでは、9月19日(土)〜22日(火・祝)に夕暮れの横浜港を巡る「シルバーウィーク特別周遊」を運航予定です。各日16時30分と17時30分の2便が設定されています。

  • 季節クルーズ

    横浜港のレストラン船「マリーンルージュ」では、9月29日までの夏期限定で、浴衣の着付けと船上アフタヌーンティーを一緒に楽しむ「浴衣でアフタヌーンティークルーズ」を実施しています。

  • 横浜港の歴史

    8月18日、このページに「横浜港のクルーズ史」を新設しました。にっぽん丸、ぱしふぃっく びいなす、ロイヤルウイングの3隻を、思い出の客船と記憶に残る船旅として紹介しています。

  • クルーズプラン

    三井オーシャンクルーズでは、2027年1月以降の新しいクルーズプラン計68本を販売中。一般販売は三井オーシャンフジが7月3日、三井オーシャンサクラが7月10日に始まりました。

  • クルーズプラン

    飛鳥Ⅲでは、2026年10月から2027年4月までの全36クルーズを5月19日から販売中。横浜のほか、東京、名古屋、神戸、博多から出発する旅も選べます。

  • クルーズプラン

    飛鳥Ⅱでは、2026年12月から2027年4月までの全23クルーズを6月10日から販売中。クリスマス、年末年始、春の島旅、沖縄発着まで幅広い船旅がそろっています。

  • 横浜港の歴史

    にっぽん丸は5月10日に最後の航海を終えて横浜港大さん橋へ帰港し、約35年の運航を終えました。現在は横浜港のクルーズ史で、その歩みと船旅の記憶を紹介しています。

【横浜・みなとみらいをお得に遊び尽くそう!】

「横浜・みなとみらいをお得に遊び尽くそう!」ページでは、注目のイベントや展示、季節限定のホテルビュッフェやグルメ、水族館・動物園、着物レンタルや体験教室などをジャンル別にご紹介。お得なチケットや特典付きプランもいろいろ揃っていて、気になる施設はそのままワンクリックで予約・購入へ。思い立ったときにすぐ申し込める手軽さもうれしいポイントです。人気施設は夏休みや連休中に早めに完売することもあるので、事前チェックがおすすめです。

そして、夏はやっぱりビアガーデン&BBQ!港の景色と生ビール、ペット同伴OKなど、横浜らしい楽しみがそろった夏限定の特集ページも公開中です。禁煙の施設をメインに紹介しているのも安心ポイント。人気のお店は早めに満席になることもあるので、気になる方はお早めに。

横浜は、海へ出ると、いつもの街が少し違って見えます。横浜駅からシーバスに乗れば、さっきまで歩いていたハンマーヘッドや赤レンガ倉庫、山下公園が、水面の向こうでひとつの港町としてつながっていきます。夕暮れのマリーンルージュでは、フレンチを囲んでいるうちに窓の外が昼の横浜から港の灯りへ変わり、工場夜景クルーズでは、普段は遠くに見えている京浜工業地帯の光へ船で近づいていく。昔ながらの屋形船には料理を囲む賑やかな時間があり、SKY Duck横浜では街を走っていたバスがそのまま海へ飛び込む瞬間から旅が始まります。八景島では、散策の途中に短いクルーズで海へ出ることもできます。横浜では、船に乗るためだけに一日を構えなくても、街で過ごしていた時間の続きをそのまま海へ持っていけます。

大さん橋や新港ふ頭に停まる大きな客船を見上げると、その先にはもっと遠い海があります。34年ぶりの新造船として母港・横浜から航海を始めた、日本船籍最大の飛鳥Ⅲ。就航20周年を迎え、世界一周をはじめ長い船旅の時間を積み重ねてきた飛鳥Ⅱ。すべての客室がスイートで、日本の港と海外の寄港地をゆったり結ぶ三井オーシャンフジ。2026年9月には、にっぽん丸で育てられてきた食とおもてなしを受け継ぐ三井オーシャンサクラが、横浜から最初の航海へ出ます。日本で生まれ、日本発着クルーズを長く支えてきたダイヤモンド・プリンセスには、外国客船らしい華やかさと、日本の乗客に合わせて磨かれてきた船内文化があります。同じ「豪華客船」でも、船内で流れる時間も、食卓も、客室も、装いも、旅の長さも驚くほど違います。

数十分だけ海へ出る午後と、何日も船で暮らしながら次の港へ向かう旅は、同じクルーズという言葉では括れないほど別の時間です。子どもと乗り物そのものに笑う午後。二人で夕暮れの横浜を眺めながら食事をする夜。春の桜や夏の花火に合わせて海へ出る一日。朝、カーテンを開けるたびに違う海があり、次の港へ着くまでの時間まで楽しむ長い航海。先にそんな過ごしたい時間が浮かんでくると、船の名前や大きさを比べる前から、自分たちに似合う船旅が少しずつ見えてきます。

横浜港には、いま乗れる船だけでなく、もう乗ることのできない船の時間も残っています。にっぽん丸の朝に並んだ焼きたての白パン。ロイヤルウイングで中国料理を囲みながら聴いた生演奏。ぱしふぃっく びいなすが大切にしていた「ふれんどしっぷ」。サザンオールスターズの歌でマリーンルージュを知った人も、「相棒」でロイヤルウイングを見た人も、「マツコの知らない世界」をきっかけに豪華客船へ憧れた人もいるかもしれません。船は姿を消しても、その船で食べたものや見た景色、誰かと過ごした時間までなくなるわけではありません。このページでは、これから乗れる船と一緒に、横浜港を行き交ってきた船の記憶もたどっていきます。

そして本当に海へ出る日、横浜にはもうひとつ港町らしい面白さがあります。外航クルーズの玄関口は一つではなく、大さん橋、新港ふ頭、大黒ふ頭など、その日の航海によって使うターミナルが変わります。同じ船でも出発する場所が違うことがあるので、乗船日は予約確認書と乗船案内を、客船を見送りに行く日は横浜港の最新入港予定を見てから港へ向かうと安心です。まだ船旅の予定がなくても、大さん橋から大きな客船がゆっくり岸を離れ、ベイブリッジの向こうへ進んでいく姿を見送っていると、次は自分があの船に乗って海へ出てみたいと思うかもしれません。そんな旅の始まりまで、この街の港にはあります。

外航クルーズ客船

大さん橋の屋上から大きな客船を見上げていると、「この船の中では、どんな時間が流れているんだろう」と想像したくなります。実際に乗る日は、桟橋から船へ渡り、客室の扉を開けたところから旅が始まります。横浜の街が少しずつ岸の向こうへ遠ざかり、食事をしたり、デッキを歩いたりしているうちに船は海の上へ。朝、カーテンを開けたときには昨日とは違う海が広がり、やがて次の港が近づいてきます。目的地へ着くまでの時間まで楽しめるのが、外航クルーズの船旅です。

いま横浜から出会える客船にも、一隻ずつまったく違う物語があります。34年ぶりの新造客船として誕生し、母港・横浜から新しい航海を始めた日本船籍最大の「飛鳥Ⅲ」。二代目の飛鳥として就航20周年を迎え、14回の世界一周をはじめ長い船旅の時間を積み重ねてきた「飛鳥Ⅱ」。229室すべてがスイートで、少人数のゆったりした船内から日本と海外の港を結ぶ「三井オーシャンフジ」。そして2026年9月19日には、にっぽん丸で育てられてきた食とおもてなしを受け継ぐ「三井オーシャンサクラ」が、横浜から最初の航海へ出ます。

外国客船にも、横浜と深くつながってきた船があります。長崎で建造され、日本発着のために大浴場や寿司、日本語で過ごしやすい船内サービスまで磨かれてきた「ダイヤモンド・プリンセス」。17万トンを超える巨大な船体に、長いプロムナードやレストラン、劇場、プール、ショップまで抱える「MSCベリッシマ」は、横浜発着をきっかけに日本でも一気に身近な存在になりました。数百人規模でゆったり過ごす日本船と、5,000人を超える巨大な外国客船では、同じ海を旅していても、船内で目にする景色も人の数も、夜の過ごし方も驚くほど違います。

「豪華客船」と聞くと、何か月も仕事を休んで世界一周へ出るような、一生に一度の旅を思い浮かべるかもしれません。でも実際には、一晩だけ船で過ごすワンナイトや2泊3日の短い航海、週末に合わせたクルーズ、桜や夏祭り、クリスマスを楽しむ季節の旅もあります。そこから数週間を船で暮らすグランドクルーズ、さらに世界一周まで船旅は続いていきます。最初から遠い海へ長く出なくても、横浜から一度船の上で夜を過ごしてみるところから、その世界へ入ることができます。

客船情報誌「CRUISE」のご案内

【品名】
CRUISE(クルーズ)
【発行間隔】
[紙版]年3回刊 [デジタル版]季刊
【発売日】
[紙版]2,6,10月27日 [デジタル版]2,6,10月の27日
【サイズ】
A4変形判
【参考価格】
[紙版]1,320円 [デジタル版]1,320円

船旅の世界をもう少し広く眺めてみたくなったら、客船情報誌「CRUISE」も一つの入口です。1989年創刊の日本のクルーズ専門誌で、実際の乗船レポートや客船紹介、寄港地、船旅のノウハウなどを掲載しています。これから初めて乗ってみたい人にも、次はどの船へ行こうか考えている人にも、ページをめくりながらまだ知らない船に出会える雑誌です。

「CRUISE」は年3回発行されています。以下の取り扱い先から最新号を購入でき、公式サイト「WEB CRUISE」でも、国内外のクルーズニュースや乗船レポート、客船データベース、港別の入港スケジュールなど、雑誌とはまた違った形で船旅の世界を楽しめます。

船旅との出会いは、旅行会社のパンフレットから始まるとは限りません。テレビで見た一隻に驚いて、「こんな世界があるんだ」と初めてクルーズを意識することもあります。クルーズライターの上田寿美子さんは、TBSテレビ「マツコの知らない世界」で何度も豪華客船の魅力を紹介してきました。2025年8月5日放送「豪華客船の世界」では6回目の登場となり、横浜を母港とする新造客船飛鳥Ⅲや、全室スイートの三井オーシャンフジから、約1万人が乗船する世界最大級の巨大客船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」まで紹介されました。横浜で目の前にいる一隻から興味を持って、その先に世界中の海と客船がつながっていることを知る。テレビも、そんな船旅への入口になります。

2023年1月10日放送「マツコの知らない世界 ~豪華客船の世界~」では、上田寿美子さんが5回目に登場し、船旅の世界は横浜からさらに遠い海まで広がりました。世界で唯一のラグジュアリー砕氷客船ル コマンダン シャルコーで行く南極クルーズ、20万トンを超える巨大客船MSCワールドエウローパ、そして横浜発着でも大きな話題になったMSCベリッシマの日本発着クルーズなどが登場しました。横浜から一晩の船旅へ出るところから、氷に閉ざされた南極の奥地へ向かう航海まで、同じ「クルーズ」という言葉の中には、想像している以上に大きな世界があります。

クルーズについて少し詳しく見ていくと、「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」という言葉を目にするようになります。これはホテルの星の数のような世界共通の公的な等級ではありませんが、船の違いを知るためにクルーズ専門会社や旅行会社で使われている代表的な見方です。クルーズ専門会社のiCruise「クルーズスタイルあれこれ」では、サービスレベルや料金などをもとに客船を「ラグジュアリー」「プレミアム」「カジュアル」の3つのクラスに分けて紹介しています。船の大きさだけを見るための言葉ではなく、乗客一人あたりの空間、食事、サービス、船内で流れる時間の違いを知るための、一つの見方です。

カジュアルクラスには、何千人ものゲストを迎え、劇場やプール、レストラン、ショップ、アクティビティまで船内いっぱいに備えた大型客船が多くあります。朝から夜まで船の中を歩き回っても、まだ行っていない場所がある。そんな海の上のリゾートや街のような賑やかさが、このクラスならではの楽しさです。プレミアムクラスでは、大型客船ならではの華やかさや豊富な施設を楽しみながら、食事やサービス、船内で過ごす時間にはもう少し落ち着いた雰囲気が加わります。

ラグジュアリークラスになると、船をただ大きくするのではなく、迎えるゲストの人数を抑え、一人ひとりが使える空間やサービスを豊かにする方向へ世界が変わっていきます。広い客室、ゲストに近いクルー、食へのこだわり、好きな時間に楽しめるダイニング。さらに、アルコールや船内チップなどを旅行代金に含むオールインクルーシブも、このクラスでよく見られます。巨大客船より小さいから豪華さが減るのではなく、船を小さくすることで生まれる贅沢があります。

さらにラグジュアリー客船の中には、「スモール・ラグジュアリー」や「ブティッククラス」と呼ばれる世界があります。iCruiseでは、日本ではラグジュアリークラスのうち4万トンクラス以下の船をスモール・ラグジュアリー、さらに1万総トン前後の小型船を「ブティッククラス」と呼んで区別することがあると紹介しています。ポナン、シーボーン、シルバーシーなどに代表される小型のラグジュアリー客船なら、大型船では入りにくい小さな港や島へ近づき、少ないゲストにクルーの手がより近く届く船旅ができます。「ブティック」は単純にラグジュアリーより一段上という順位ではなく、小さな船だからこそ生まれる濃密な時間を表すクルーズの世界です。

このページに登場する船を、現在のiCruiseの客船分類で見てみると、MSCベリッシマはカジュアル、ダイヤモンド・プリンセスはプレミアム、飛鳥Ⅲ飛鳥Ⅱ三井オーシャンフジ三井オーシャンサクラはラグジュアリーとして紹介されています。かつて日本船をまとめて「プレミアムとラグジュアリーの中間」と説明していた時代から、船そのものも、紹介され方も変わりました。ただ、クラス名だけで船旅の良し悪しが決まるわけではありません。5,000人を超える巨大客船だからこそ味わえる興奮もあれば、数百人だけで海を渡る船だからこそ生まれる静かな時間もあります。クラスを最初の地図にしながら、その先で客室、食事、乗客数、ドレスコード、行き先、船内での一日の過ごし方まで見ていくと、それぞれの船がまったく違う旅を届けていることが見えてきます。

まだ客船に乗る予定がなくても、横浜港には船旅を少しだけ先に味わえる時間があります。大さん橋では、客船の出港に合わせてお見送りが行われることがあり、岸壁と船上の人たちが手を振り合いながら旅立ちを迎えます。かつて紙テープが港を彩った時代から、タオルやサイリウムライトを使うお見送りまで、方法は変わっても、船を送り出す港町の時間は続いてきました。大きな船体がゆっくり岸を離れ、汽笛を響かせ、ベイブリッジの向こうへ小さくなっていく。自分は岸に残っているのに、見ているうちに少しだけ旅立つ側の気持ちになる時間です。次に予定されている催しは大さん橋の客船お見送りイベントで確認できます。

そして本当に自分が船へ乗る日、少しだけ覚えておきたいのが、横浜港には旅の玄関口が一つではないことです。いつも大さん橋で見ている客船でも、次の航海では新港ふ頭や大黒ふ頭から出発することがあります。同じ船でも、その日の旅程によって使うターミナルが変わります。港へ向かうときはいちばん先に予約確認書と乗船案内に書かれた乗船場所を確かめて、必要なら2026年横浜港客船入港予定も見ておけば安心です。大きな荷物は事前に自宅から送れる船も多く、当日ターミナルで預けた荷物も客室まで運ばれます。貴重品や薬、乗船してすぐ使うものは手元に。大きな荷物を預けたら、その先では、しばらく自分の部屋になる客室と、横浜から始まる船旅が待っています。

飛鳥Ⅲ(日本船籍最大の客船)

港に停泊する飛鳥Ⅲの船体全景 海上を航行する飛鳥Ⅲの船体全景

出典:飛鳥Ⅲ

飛鳥Ⅲは、郵船クルーズが34年ぶりに迎えた新造客船として、2025年7月20日に横浜から「Maiden Voyage 函館・小樽」へ出発しました。52,265総トンの船体は日本船籍の客船として最大で、船籍港も横浜。初代「飛鳥」、そして2006年から航海を続ける飛鳥Ⅱが育ててきた日本の船旅を受け継ぐ、三代目の「飛鳥」です。

この船が生まれたのは、ドイツ北部パペンブルグのマイヤー・ヴェルフト造船所です。約2年間の建造を終え、2025年4月に日本へ向けて航海を始めました。その帰り道には、まるで三代目の誕生を待っていたような出来事が起こります。アフリカ沖で出会ったのは、2006年まで初代「飛鳥」として航海していた現在の「アマデア」。さらに航海を続けたセントヘレナ島沖では飛鳥Ⅱともランデブーしました。ドイツで生まれた新しい飛鳥が、日本へ帰る途中で初代飛鳥、飛鳥Ⅱの順に海の上で出会い、その先に待つ母港・横浜へ向かったのです。

「飛鳥Ⅲ」誕生-MEYER WERFTでの建造の軌跡

34年ぶりに一から造られた船だからこそ、船体にも新しい時代の技術が取り入れられました。LNG、重油、軽油の3種類の燃料に対応するエンジンに加え、港では陸上から電力を受け取ることができます。さらに日本籍クルーズ船として初めてD.P.S.とPOD推進器を搭載。D.P.S.は錨を下ろさず、風や潮、波を計算しながら船の位置を保ち、POD推進器はプロペラの向きを360度変えることができます。豪華な船内だけでなく、海の上でどう動き、環境への負荷をどう抑えるかまで考えて造られた「飛鳥」です。

就航後も飛鳥Ⅲは少しずつ磨かれています。2026年5月からは、乗客数を740名から680名へ減らす一方、乗組員数を約470名から約490名へ増やし、客室数も381室から351室へ改めました。同じ52,265総トンの船に迎えるゲストを少なくし、支えるクルーを増やしています。レストランでも客室でも、もう少しゆったり過ごせて、必要なときには人の手が届く。そのための余白が、以前より大きくなっています。日本船籍最大という大きな船体を持ちながら、その広さをさらにゆとりある時間へ変えているのが、いまの飛鳥Ⅲです。

351室の客室はすべて海側で、すべてにプライベートバルコニーがあります。朝、カーテンを開けた瞬間から海があり、港へ近づく景色を部屋から眺め、夜には誰にも邪魔されず自分のバルコニーへ出られます。一番多く用意されている「アスカバルコニー」は、日本の暮らしになじむフルサイズのバスタブやウォークインクローゼットなどを備え、国際的な客船インテリアコンテスト「CSI awards 2024」でベストステートルーム賞を受賞しました。その心地よさを一人旅でも楽しめる「ソロバルコニー」も用意されています。

飛鳥に乗るなら、食事も楽しみにしたいところです。飛鳥Ⅲでは、その期待を一つのメインダイニングだけに集めず、6つのレストランそれぞれに違う食卓が用意されています。シグネチャーレストラン「ノブレス」では、モダンと伝統を重ねたフランス料理をコースでもアラカルトでも楽しめます。平松礼二氏の作品に囲まれた空間で、スペシャリテの「貴族のパテ」を味わい、グランヴァンと呼ばれる名醸ワインや希少な一本を合わせる。少し装いを整えて出かけたくなる、飛鳥Ⅲの特別な夜を楽しむレストランです。

食材との出会いそのものを楽しめるのが「アルマーレ」です。その日の魚介や肉がテーブルまで運ばれ、実際に食材を見ながらシェフの提案を聞き、好みの調理法を選びます。一方、割烹料理の「海彦」では、鰹節や昆布などから丁寧にとった出汁とともに、備前焼、有田焼、丹波焼、瀬戸焼など日本各地の器も食卓を彩ります。料理の味だけでなく、何に盛られて目の前へ運ばれてくるのかまで含めて、日本の四季を楽しめる食事です。

毎晩を特別なコース料理にする必要もありません。「フォーシーズン・ダイニングルーム」では、和食に加えてハンバーグやビーフシチューのような日本で長く親しまれてきた洋食にも出会えます。飛鳥Ⅲが生まれたドイツの街の名を持つ「パペンブルグ」では肉や魚介をグリルで楽しみ、朝から深夜まで立ち寄れる「エムスガーデン」なら、もっと気軽に食事ができます。ノブレスでワインを選ぶ夜も、海彦で器まで楽しむ夜も、今日は気負わず好きなものを食べる日もある。何泊か同じ船で過ごすうちに、食卓までその日の気分に合わせて変えていけるのが飛鳥Ⅲです。

食事の前に少し特別な時間を過ごしたければ、12デッキの船首へ。そこにある「グランドスパ」では、展望大浴場から船がこれから進んでいく海を正面に眺めながら湯に浸かれます。露天風呂へ出れば、見えるのは移り変わる空と大海原。展望サウナも備えたこの洋上風呂は「CSI awards 2025」のベストウェルネス賞を受賞しました。豪華客船の大浴場というだけではなく、船が海を進んでいることそのものを楽しむ場所になっています。

船内を歩けば、今度はいたるところで日本のアートに出会います。3層吹き抜けの「アスカプラザ」には、人間国宝・室瀬和美氏による高さ8.8m、幅3mの大きな漆芸作品。ギャラリーカフェには千住博氏、レストランには平松礼二氏など、日本を代表する作家の作品が置かれています。さらに「日本の四季を旅する」をテーマに全国47都道府県から集まった約2,300点の公募作品から126点が選ばれ、船内に加わりました。作品を見るために美術館へ入るのではなく、食事へ向かう途中やラウンジで休んでいるときにもアートに出会う。飛鳥Ⅲそのものが、日本の芸術を載せて海を移動する“洋上の美術館”になっています。

日本各地とのつながりは、さらに客室の中まで続きます。「ASUKAⅢ meets 47都道府県」では、54室あるミッドシップスイートのうち47室に、一つずつ都道府県が割り当てられています。それぞれの部屋に地域の工芸、文化、産物が入り、ウェルカムスイーツやドリンクにも土地の味が登場します。石川県の部屋、北海道の部屋、神奈川県の部屋というように、泊まる客室そのものから日本のどこか一つの地域に出会えるのは、飛鳥Ⅲならではの面白さです。

昔ながらの豪華客船というと、夜ごとに服装を考えたり、少し身構えてしまうイメージがあるかもしれません。飛鳥Ⅲでは、夜の装いも以前の飛鳥とは少し変わりました。夕刻17時頃からのドレスコードは「エレガントカジュアル」。飛鳥Ⅱのようにカジュアル、インフォーマル、フォーマルと夜によって装いを考えるのではなく、飛鳥Ⅲでは一つのスタイルで船の夜を楽しめます。少しお洒落をしてレストランやバーへ出かける華やかさは残しながら、「豪華客船だから毎晩難しい服装を考えなくては」と身構えすぎなくてもいい船です。

そして、海の上で意外とうれしいのがインターネットです。船旅では陸から離れるほど通信が弱くなるのが当たり前でしたが、飛鳥ⅢではSpaceXの衛星通信サービス「Starlink(スターリンク)」を採用しています。全客室とグランドスパを除く船内施設でFree Wi-Fiを利用でき、1日の最大通信量の制限もなく、複数端末の接続や動画サービスにも対応します。衛星通信なので海域や天候によって通信が不安定になることはありますが、海の上から家族へ写真を送り、次の港を調べ、ときには動画を見るところまでできる。船に乗ったらネットから離れるしかなかった時代とは、船上での過ごし方そのものが変わっています。

飛鳥Ⅱが2006年から重ねてきた航海の隣で、飛鳥Ⅲはまだ旅を始めたばかりです。どちらも同じ「飛鳥」の名前を持ちながら、船内での過ごし方にはそれぞれ違った魅力があります。長く親しまれてきた飛鳥Ⅱと、34年ぶりに生まれた飛鳥Ⅲ。いまは同じ横浜から、二つの「飛鳥」の船旅を選べるようになりました。

ドイツで誕生し、日本へ向かう途中で初代飛鳥と飛鳥Ⅱに海の上で出会った飛鳥Ⅲは、2025年7月に横浜から最初の航海へ出ました。これからも横浜を船籍港に、日本各地や海外へ航海を重ねていきます。三代目の「飛鳥」がこれからどんな港を訪れ、どんな船旅を見せてくれるのか。その続きは、まだ始まったばかりです。

「飛鳥Ⅱ」&「飛鳥Ⅲ」幸を編む 至福の船旅

各種クルーズプランの予約・購入

飛鳥Ⅲには、秋の紅葉を訪ねる航海、飛鳥クルーズ就航35周年を祝うアニバーサリークルーズ、クリスマスや年末年始、春の桜を巡る旅など、季節ごとにさまざまなクルーズが用意されています。2026年秋から2027年春にかけては、2泊3日の気軽なショートクルーズから、台湾、パラオ、グアム、小笠原を巡る22日間の「パシフィック ディスカバリークルーズ」まで、旅の日数も行き先も大きく広がっています。横浜だけでなく、東京、名古屋、神戸、博多から出発する旅もあり、休める日数と出発しやすい港から眺めていくと、たくさんの航海の中でも自分に合うものを探しやすくなります。

行き先や季節まで見ていくと、紅葉の瀬戸内や東北を訪ねる秋の旅、船内の特別企画も楽しめる35周年記念クルーズ、冬のクリスマスや年末年始、桜や夜桜、ネモフィラを訪ねる春の航海など、同じ飛鳥Ⅲでも旅の景色は大きく変わります。気になる航海が見つかったら、日数、出発港、寄港地、客室を見比べてみてください。飛鳥Ⅲのクルーズには「My ASUKA CLUB」の会員向け旅行代金が設定されているため、料金を見るときはこちらも一緒に確認しておくと選びやすくなります。

飛鳥Ⅲに乗ってみたい気持ちはあるけれど、まだ予約先を開くところまでは決めきれないという人は、もう一歩ゆっくり考えることもできます。飛鳥クルーズでは、初めての方や検討中の方向けに「飛鳥クルーズ説明会」も案内しており、船内や航路、クルーズの楽しみ方などを運航会社スタッフの説明を通して知ることができます。まず自分のペースで見てみたいなら、季節ごとの航海や旅の内容を紹介する「飛鳥Ⅲ デジタルパンフレット」もあります。初めてのクルーズで気になることを少しずつ確かめながら、自分に合う航海を選べます。

現在販売されている航海は飛鳥Ⅲのクルーズ一覧で確認できます。予約は郵船クルーズ公式サイトのほか、JTBHISベストワンクルーズ読売旅行クラブツーリズムなど各旅行会社からも申し込めます。行ってみたい季節や土地が見えてきたら、そのまま現在の航海を探してみてください。

飛鳥Ⅲの詳細データ

【乗船場所】
大さん橋 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
新港ふ頭 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-14-1 新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)
2026年の横浜寄港予定では大さん橋の利用が中心で、新港ふ頭を利用する旅程もあります。実際の乗船場所は乗船案内・予約確認書を優先し、必要に応じて横浜港の客船入港予定も確認してください。
【地図】
大さん橋 AppleマップGoogleマップ
新港ふ頭 AppleマップGoogleマップ
【アクセス】
大さん橋
  • みなとみらい線「日本大通り駅」3・4番出口より 約7分
  • JR「関内駅」南口・市営地下鉄「関内駅」1番出口より 約15分
新港ふ頭
  • みなとみらい線「馬車道駅」4番出口より 約10分
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」6番出口より 約12分
  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」より 約15分
【TEL】
  • 0570-666-154(郵船クルーズ・クルーズデスク)
  • 受付時間:10:30~17:00(月~金)/土・日・祝休
【船の現在位置】
飛鳥Ⅲの現在位置は、MarineTrafficでご覧いただけます。
【駐車場】
大さん橋 大さん橋客船ターミナル駐車場 クルーズ割引 入場から24時間まで1,000円(税込)/最大31日。 原則、大さん橋発着客船の乗船客が対象。 事前予約できる近隣駐車場 アキッパ(akippa) タイムズのB
新港ふ頭 横浜ハンマーヘッド 第1駐車場 Drive & Cruise 1日1,000円(税込)/最大15日。 新港ふ頭から出港し同ふ頭へ帰港する対象クルーズ。 第1駐車場のみ・事前予約不可。 事前予約できる近隣駐車場 アキッパ(akippa) タイムズのB
【ドレスコード】
日中はリラックスできる服装。 夕刻17時頃以降は「エレガントカジュアル」。 飛鳥Ⅲのドレスコード案内 もご確認ください。
【船】
52,265総トン。全長230m、全幅29.8m。
【喫水】
7m
【航海速力】
最高20ノット
【横揺れ減揺装置】
フィン・スタビライザー
【乗客数】
680名
【乗組員数】
約490名
【客室数】
351室。全室海側・プライベートバルコニー付き。
【就航】
2025年7月20日
【船籍港】
日本/横浜
【運航会社】
郵船クルーズ株式会社
【公式サイト】
飛鳥Ⅲ公式サイト

「飛鳥Ⅲ」のリアルタイム位置情報

飛鳥Ⅱ

海上に浮かぶ飛鳥Ⅱの船体全景

出典:飛鳥Ⅱ

飛鳥Ⅱは、日本郵船の関係会社である郵船クルーズが所有・運航する、日本最大級の外航クルーズ客船です。もともとは日本郵船が米国市場向けに設立したクリスタルクルーズの第一船として、1990年6月に「Crystal Harmony」(バハマ船籍)の名で三菱重工業長崎造船所から就航しました。日本で生まれ、世界のクルーズ市場で約15年間航海を重ねた船が、のちに初代「飛鳥」の名前と日本の船旅を受け継ぐことになります。

2006年1月、郵船クルーズがCrystal Harmonyを買い取り、日本市場に合わせた大規模な改装が始まりました。カナダ・ビクトリア造船所と三菱重工横浜製作所で船内に手が加えられ、12デッキには海を眺めながら湯に浸かれる展望大浴場「グランドスパ」を新設。多くの要望が寄せられていたウォシュレットも全客室へ導入されました。全国各地でのお披露目航海を経て、2006年3月17日、初代「飛鳥」の後継船「飛鳥Ⅱ」として新しい航海が始まります。

現在の飛鳥Ⅱには436室の客室があり、すべて海側。約半数にはプライベートバルコニーがあり、すべての客室にバスタブ付きの浴室が備わっています。朝は窓の向こうに海を見て、寄港地から戻れば自分の客室で湯船に浸かり、もっと大きな湯船で海を眺めたければグランドスパへ向かう。100日前後に及ぶ航海も繰り返してきた飛鳥Ⅱでは、こうした設備が一時の豪華さではなく、何日も船で過ごす日常の中に組み込まれています。

2020年1月には、シンガポールのセンブコープマリンで45日間の大規模なリニューアルが行われました。グランドスパには露天風呂が加わり、湯船から海と空を眺められる現在の姿へ。アスカスイート2室は、和の設えとベッドルームを組み合わせた飛鳥クルーズ初の和洋室「W 和洋スイート」へ生まれ変わりました。1990年に造られた船体には、2006年の飛鳥Ⅱ就航後も手が入り続け、その時代の日本の乗客が心地よく過ごせる船へと磨かれてきました。

飛鳥Ⅱで過ごす一日は、朝から夜まで船の中にいくつもの居場所があります。海を眺めながらデッキを歩き、寄港する日は街へ出かけ、終日航海日にはブックラウンジ「e-Square(イー・スクエア)」でコーヒーやハーブティーを飲みながら本を読む。現在は船内の衛星通信によるWi-Fiも利用でき、次の港を調べたり、航海中の写真を家族へ送ったりできます。予定を詰めて過ごす日も、海を眺めながら何もしない日も、同じ船の中で自分のペースをつくれるのが長い船旅の面白さです。

夕方17時頃からは、「カジュアル、インフォーマル、フォーマル」の3種類から、その日のドレスコードに合わせて夜が始まります。少し装いを整えてメインダイニングの「フォーシーズン・ダイニングルーム」へ向かい、原則2回制のディナーを楽しむ。もっと気軽に食べたい日は「リドカフェ&リドガーデン」、寿司や刺身なら「海彦」、Sロイヤルスイート、W和洋スイート、Aアスカスイートでは、好きな時間に夕食を楽しめるプレミアダイニング「ザ・ベール」も利用できます。食後には「ギャラクシーラウンジ」で、飛鳥Ⅱだけで上演されるオリジナルのプロダクションショーやゲストエンターテイナーのステージへ。服を選ぶところから食事、ショー、そのあとのラウンジまでがつながり、飛鳥Ⅱの夜が進んでいきます。

飛鳥Ⅱは、こうした船上生活を100日前後続ける世界一周クルーズを14回経験してきました。海を渡り、寄港地を歩き、また同じ客室へ戻り、食事や風呂、ショーのある船内で次の港までの日々を過ごす。その長い航海の積み重ねが、飛鳥Ⅱで何日も過ごすための一日のリズムを育ててきました。2024年の世界一周では、中東情勢を受けて出航直前に航路を変更しながら航海を完遂し、ヨーロッパではドイツで建造中だった飛鳥Ⅲを訪ねる造船所見学ツアーも実施。この航海は「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2024」でグランプリと国土交通大臣賞を受賞しました。

2025年3月31日、飛鳥Ⅱは横浜から14回目となる「最後の世界一周クルーズ」へ出発しました。103日間でアジア、南アフリカ、ヨーロッパ、北米、カリブ海、太平洋を巡り、7月11日に横浜へ帰港。飛鳥Ⅱが長年続けてきた世界一周はこの航海で一区切りを迎え、その先の世界一周は新しく就航する飛鳥Ⅲへ引き継がれました。

2025年7月11日の横浜港には、世界一周から戻った飛鳥Ⅱと、就航を控えた飛鳥Ⅲが同時に入港しました。午前に飛鳥Ⅱが103日間の航海を終えて大さん橋へ帰り、午後には同じ港で飛鳥Ⅲの命名式を開催。初代から名前を受け継いで20年近く航海してきた二代目と、これから最初の航海へ向かう三代目が、母港・横浜で並ぶ一日になりました。

2026年3月14日には、2006年まで初代「飛鳥」として航海していた現在の「アマデア」、飛鳥Ⅱ、飛鳥Ⅲの三隻が神戸港に揃いました。初代飛鳥から二代目へ受け継がれた日本の船旅に三代目が加わり、1991年から続く三世代の「飛鳥」が実際の三隻として同じ港に並びました。

現在の飛鳥Ⅱでは、世界一周で培ってきた長い船旅の時間が、数週間をかけて一つの地域を巡るグランドクルーズへ続いています。2027年には、サイパンからオーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニア、グアムを43日間で巡る「オセアニアグランドクルーズ」を予定。続いてアラスカ、西海岸、ハワイを46日または47日間で巡るグランドクルーズも発表されています。毎日違う港を急いで巡る旅ではなく、船上で何日も暮らしながら一つの地域をじっくりたどっていく時間が、飛鳥Ⅱの現在の長期航海にも続いています。

現在のラインアップには、1泊2日で船上の夜を味わうワンナイト、週末を使ったショートクルーズ、クリスマスや年末年始を船で迎える季節の航海、音楽やゲストエンターテイナーを楽しみに乗るテーマクルーズも並びます。「A-plus クルーズ」なら、自分で沖縄まで移動して那覇から飛鳥Ⅱへ乗り、宮古島や石垣島、台湾を巡りながら、乗船前後の宿泊や観光も自分の旅として組み合わせられます。数週間を船で暮らす旅にも、短い休日にも、行きたい土地まで先に移動してから始める旅にも、飛鳥Ⅱで育ってきた船上の時間を加えることができます。

飛鳥Ⅲが加わった現在、横浜から選べる二つの「飛鳥」には、それぞれ違う一日の流れがあります。飛鳥Ⅲでは、6つのレストランからその日の食卓を選び、夜はエレガントカジュアルで過ごす新しい船上時間が始まりました。飛鳥Ⅱでは、その日のドレスコードに合わせて夕方から装いを変え、食事をし、ショーやラウンジへ向かう夜が続いています。海の上でどんな一日を過ごしたいかという違いから、二つの「飛鳥」の船旅を選べます。

横浜港では、飛鳥Ⅱが大さん橋から出港する日に、船上と岸壁の人たちが手を振り合いながら旅立ちを見送る光景があります。長い世界一周も、週末の短いクルーズも、飛鳥Ⅱの航海は横浜をはじめとする一つの港から始まります。

飛鳥Ⅱのお見送りセレモニー(横浜港)

上の動画では、飛鳥Ⅱの船上からバルーンが空へ放たれ、岸壁ではタオルやサイリウムライトを手にした人たちが大きく手を振っています。かつて客船の見送りで使われた紙テープから形は変わっても、乗る人と見送る人が一緒になって船の出発を迎える時間は、今も横浜港で見ることができます。

2026年2月26日、飛鳥Ⅱは二代目の「飛鳥」として就航20周年を迎えました。Crystal Harmonyとして世界を航海した船が日本へ戻り、初代「飛鳥」から名前を受け継いで20年。世界一周を14回重ねた経験も、船内を更新し続けてきた時間も、現在の飛鳥Ⅱで過ごす一日と、その一日をさまざまな長さや土地へ運ぶクルーズにつながっています。20周年の先には、オセアニアやアラスカ、西海岸、ハワイへ向かう長い航海から、日本各地を結ぶ短い旅まで、飛鳥Ⅱの次のクルーズがすでに続いています。

各種クルーズプランの予約・購入

飛鳥Ⅱには、1泊2日のワンナイトや週末のショートクルーズ、クリスマスや音楽を船上で楽しむテーマクルーズ、飛行機や宿泊、観光などを組み合わせて旅先から飛鳥Ⅱに乗る「A-plus クルーズ」、そして何週間も船で暮らしながらオセアニアやアラスカ・西海岸・ハワイなどをじっくり巡るグランドクルーズまで、さまざまな旅があります。料金面では、チャーターなど一部を除き、「My ASUKA CLUB」の会員向け旅行代金も設定されています。

それぞれの航海をもう少し詳しく知りたいときは、郵船クルーズの「飛鳥クルーズ説明会」や、公式の「飛鳥Ⅱ デジタルパンフレット」があります。説明会では、開催時にコースや船内での過ごし方、寄港地での楽しみ方などを運航会社スタッフから聞くことができ、デジタルパンフレットでは季節ごとの航海や旅程を自分のペースで見ていくことができます。

現在販売されている航海は飛鳥Ⅱのクルーズ一覧で確認できます。予約は公式サイトのほか、日本旅行クラブツーリズムJTBHISベストワンクルーズ読売旅行など各旅行会社からも申し込めます。

飛鳥Ⅱの詳細データ

【乗船場所】
大さん橋 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
新港ふ頭 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-14-1 新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)
2026年の横浜寄港予定では大さん橋の利用が中心で、新港ふ頭を利用する旅程もあります。実際の乗船場所は乗船案内・予約確認書を優先し、必要に応じて横浜港の客船入港予定も確認してください。
【地図】
大さん橋 AppleマップGoogleマップ
新港ふ頭 AppleマップGoogleマップ
【アクセス】
大さん橋
  • みなとみらい線「日本大通り駅」3・4番出口より 約7分
  • JR「関内駅」南口・市営地下鉄「関内駅」1番出口より 約15分
新港ふ頭
  • みなとみらい線「馬車道駅」4番出口より 約10分
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」6番出口より 約12分
  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」より 約15分
【TEL】
  • 0570-666-154(郵船クルーズ・クルーズデスク)
  • 受付時間:10:30~17:00(月~金)/土・日・祝休
【船の現在位置】
飛鳥Ⅱの現在位置は、 MarineTrafficでご覧いただけます。
【駐車場】
大さん橋 大さん橋客船ターミナル駐車場 クルーズ割引 入場から24時間まで1,000円(税込)/最大31日。 原則、大さん橋発着客船の乗船客が対象。 事前予約できる近隣駐車場 アキッパ(akippa) タイムズのB
新港ふ頭 横浜ハンマーヘッド 第1駐車場 Drive & Cruise 1日1,000円(税込)/最大15日。 新港ふ頭から出港し同ふ頭へ帰港する対象クルーズ。 第1駐車場のみ・事前予約不可。 事前予約できる近隣駐車場 アキッパ(akippa) タイムズのB
【ドレスコード】
日中はカジュアルな服装。 夕方17時頃以降は「カジュアル」「インフォーマル」「フォーマル」の3種類。 実際のドレスコードは乗船前の日程表と当日の船内新聞で案内されます。 飛鳥Ⅱのドレスコード案内 もご確認ください。
【船】
50,444GT。全長241m、全幅29.6m。
【喫水】
7.8m
【航海速力】
最高21ノット
【横揺れ減揺装置】
フィン・スタビライザー
【乗客数】
872名
【乗組員数】
約490名
【客室数】
436室。全室海側。
【初就航】
1990年6月(Crystal Harmonyとして)
【就航】
2006年2月(飛鳥Ⅱとして)
【船籍港】
日本/横浜
【運航会社】
郵船クルーズ株式会社
【公式サイト】
飛鳥Ⅱ公式サイト

「飛鳥Ⅱ」のリアルタイム位置情報

MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)

三井オーシャンフジ(MITSUI OCEAN FUJI)は、2024年12月1日に横浜港から就航した商船三井クルーズのラグジュアリー客船です。総トン数32,477トン、全長198.19m、乗客定員458名。229室すべてが海を望むスイートルームで、約9割の客室にはプライベートベランダが備わります。乗客数を抑えたゆとりある空間で、海を眺めながらゆっくり旅を楽しめる船です。

この船は2009年、「Seabourn Odyssey(シーボーン・オデッセイ)」として初航海に出ました。世界のラグジュアリークルーズで約15年間にわたり航海を重ね、全室スイートを基本とする上質な船内空間と、少人数のゲストに寄り添うサービスで親しまれてきました。現在の三井オーシャンフジが持つゆとりある客室や落ち着いた船内の雰囲気は、シーボーン・オデッセイの時代から育まれてきたものです。

2024年9月、シーボーン・オデッセイは横浜で商船三井クルーズへ引き渡され、日本での船旅に合わせた装いとサービスを加えて三井オーシャンフジへと生まれ変わりました。メインダイニング「ザ・レストラン 富士」、富士山頂の八つの峰にちなむ「テラスレストラン 八葉」、葛飾北斎の名を冠した「北斎 FINE DINING」、富嶽三十六景にちなむ「オブザーベーションバー36」など、日本の自然や文化を感じる名前も船内に加わっています。全客室をスイートとする客船としては日本初の船です。

船内では日本人クルーや日本語を話せるクルーが多く乗船し、船内放送や案内も日本語で行われています。海外を巡るラグジュアリー客船らしい雰囲気を楽しみながら、食事やイベント、日々の案内は日本語で理解できるため、海外クルーズが初めての人でも過ごし方をつかみやすい環境です。

客室はすべてオーシャンビューのスイート仕様で、24.4㎡以上の広さがあります。約9割にプライベートベランダを備え、ウォークインクローゼットや24時間のルームサービスも利用できます。三井オーシャンフジには大浴場は設けられていませんが、車いす対応客室を除く一般客室にはバスタブが備わり、自分の部屋でゆっくり湯に浸かれます。「スパ&ウェルネス木霊」にはサウナやトリートメント、フィットネスなども用意され、海の上で身体を整える時間も楽しめます。

さらに、上位5カテゴリーの36室は「三六(サンロク)スイート」と呼ばれ、バトラーサービスをはじめ、優先乗下船、荷ほどきや荷造りのサポート、寄港地観光やレストランの手配など、よりパーソナルなサービスを受けられます。広い客室を楽しむだけでなく、旅の細かな部分まで手を借りながら過ごせるのも、少人数のラグジュアリー客船らしい魅力です。

にも、日本のクルーズ文化が受け継がれています。ホテル部門のゼネラルマネージャーや総料理長には「にっぽん丸」で経験を積んだスタッフが就き、美食の船として親しまれてきたにっぽん丸のサービスと食のクオリティを三井オーシャンフジへつないでいます。メインダイニング「ザ・レストラン 富士」では、旬の食材を取り入れながら、本格的な和食や洋食のコースを楽しめます。

その日の気分に合わせて食べる場所を選べるのも楽しみの一つです。「テラスレストラン 八葉」では和・洋・中を中心とした料理をビュッフェスタイルで、「プールサイドレストラン&バー 湖畔」では海風を感じながら軽食を楽しめます。特別な夜には三國清三シェフ監修の「北斎 FINE DINING」で季節の食材を使ったコースを。「MITSUI OCEAN スクエア カフェ」でコーヒーと軽食を楽しんだり、客室へ戻って24時間ルームサービスで食事をしたりと、船上での一日の流れに合わせて食の時間を選べます。

食事の後には、コンサートや寄席、マジックショーなどのエンターテインメントへ。「オーシャンステージ」や「オーシャンクラブ&バー」で音楽やショーを楽しみ、「オブザーベーションバー36」では船首から海を眺めながらゆっくりグラスを傾けることもできます。プールやスパで身体を休める日もあれば、船内イベントを巡る日もあり、航海日そのものを一つの休日として楽しめます。

基本のお食事に加えて、アルコールを含む200種類以上のドリンク、船内エンターテインメント、Wi-Fi、一部の寄港地で行われる半日観光なども旅行代金に含まれるオールインクルーシブが取り入れられています。一部に別料金のサービスはありますが、船に乗ってから一つひとつ費用を考える場面を減らし、食事や船内での時間、寄港地での体験へ気持ちを向けやすい船旅になっています。

三井オーシャンフジの旅を特徴づけているもう一つの要素が、外国籍船であることです。日本発着のクルーズでも航海中に一度は海外の港へ寄港するため、日本各地を巡りながら台湾や韓国、グアム、サイパンなど海外の寄港地も一緒に楽しめます。飛行機で国内の乗船地へ向かい、そこから船旅を始める「フライ&クルーズ」もあり、日本から海を越えていく国際クルーズがフジの大きな個性になっています。

2026年9月には、同じ船型を持つ日本籍の姉妹船「三井オーシャンサクラ」も加わります。国内だけを結ぶ短い航海や、小さな港・離島へ深く入っていく旅を得意とするサクラに対して、フジは海外寄港を組み合わせながら日本とその先の世界を一度に楽しめる船。同じ姉妹船でも、行きたい場所や旅の日数からそれぞれ違った船旅を選べます。

国際航路を楽しむ三井オーシャンフジでは、すべてのクルーズで有効なパスポートを用意して乗船します。コースによっては査証などの渡航書類が必要になる場合もあるため、予約後に届く乗船案内を早めに確認しておくと安心です。船内には医師と看護師が常勤するメディカルセンターがあり、日本語を話せる医療スタッフも対応しています。船内診療は日本の健康保険の適用外となるため、旅行保険についても申し込み時にあわせて確認しておけば、より安心して航海へ出られます。

横浜から始まった三井オーシャンフジの航海は、日本の港と海外の寄港地を一つの旅でつなぎながら続いています。ゆったりとしたスイートルームを旅の拠点に、船の上で食や音楽を楽しみ、朝になれば次の港へ到着する。次はどの海へ向かい、どんな土地を訪れてみたいか。その行き先を選ぶところから、三井オーシャンフジの次の船旅が始まります。

三井オーシャンフジ 船上での1日の過ごし方

各種クルーズプランの予約・購入

三井オーシャンフジには、季節の祭りや花火を楽しむ航海、世界遺産を訪ねる旅、クリスマスクルーズなど、時期に合わせて選べる多彩なプランがあります。ゆっくり海を越えて各地を巡る旅だけでなく、2〜4泊ほどの短いクルーズや、飛行機で乗船地へ向かう「飛んでクルーズ」、航海の途中区間だけを楽しめるプランもあり、休みの日数や出発しやすい港に合わせて選べます。

行き先を見ると、台湾や韓国など海外の港を交えながら日本各地を巡る航海や、沖縄・九州などを起点に海から次の土地へ向かう旅など、同じフジでも過ごし方はさまざまです。基本のお食事、アルコールを含む200種類以上のドリンク、Wi-Fi、船内エンターテインメント、一部寄港地での半日観光などを含むオールインクルーシブも特徴です。気になる航海が見つかったら、日数、出発地、寄港地、客室まで見ていくと、同じフジでも旅の過ごし方の違いが見えてきます。

現在販売されている航海は三井オーシャンフジのクルーズスケジュールで確認できます。予約は公式サイトのほか、JTBHIS読売旅行ベストワンクルーズクラブツーリズムなどから申し込めます。次の休みに使える日数と、海から訪れてみたい場所が思い浮かんだら、そのまま現在の航海と客室を探してみてください。

三井オーシャンフジの詳細データ

【乗船場所】
新港ふ頭 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-14-1 新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)
大さん橋 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
2026年の横浜寄港予定では新港ふ頭の利用が中心で、大さん橋を利用する旅程もあります。乗船案内・予約確認書を優先してください。
【地図】
新港ふ頭 AppleマップGoogle マップ
大さん橋 AppleマップGoogle マップ
【アクセス】
新港ふ頭
  • みなとみらい線「馬車道駅」4番出口より 約10分
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」6番出口より 約12分
  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」より 約15分
大さん橋
  • みなとみらい線「日本大通り駅」3・4番出口より 約7分
  • JR「関内駅」南口・市営地下鉄「関内駅」1番出口より 約15分
【TEL】
  • 0120-791-211(固定電話)
  • 03-4446-7532(携帯電話)
  • 受付時間:10:30~17:00(月~金)/土・日・祝休
【船の現在位置】
三井オーシャンフジの現在位置は、 MarineTrafficでご覧いただけます。
【駐車場】
新港ふ頭 横浜ハンマーヘッド 第1駐車場 Drive & Cruise 1日1,000円(税込)/最大15日。 新港ふ頭から出港し同ふ頭へ帰港する対象クルーズ。 第1駐車場のみ・事前予約不可。 事前予約できる近隣駐車場 アキッパ(akippa) タイムズのB
大さん橋 大さん橋客船ターミナル駐車場 クルーズ割引 入場から24時間まで1,000円(税込)/最大31日。 原則、大さん橋発着客船の乗船客が対象。 事前予約できる近隣駐車場 アキッパ(akippa) タイムズのB
【客船クラス】
ラグジュアリー
【ドレスコード】
日中は自由な服装。 夕方以降のドレスコードは「乗船のご案内」・船内新聞で案内されます。 三井オーシャンフジのドレスコード案内 もご確認ください。
【船】
32,477トン。全長198.19m、全幅25.60m。
【乗船定員】
458名
【乗組員数】
330名
【客室数】
229室。全室オーシャンビュー・スイート仕様。 約9割にプライベートベランダ。
【デッキ数】
10階層
【初就航】
2009年6月(Seabourn Odysseyとして)
【就航】
2024年12月1日(三井オーシャンフジとして)
【船籍】
バハマ
【運航会社】
商船三井クルーズ株式会社

「三井オーシャンフジ」のリアルタイム位置情報

MITSUI OCEAN SAKURA(三井オーシャンサクラ)

三井オーシャンサクラは、2026年9月19日に横浜からデビューする商船三井クルーズの新しい日本籍客船です。総トン数32,477トン、全長198.19m、乗客定員458名。日本各地の港町や離島を海から訪ねながら、ゆったりと船上で過ごす新しい日本の船旅が始まります。

この船は2010年、イタリアのT. Mariotti造船所で「Seabourn Sojourn(シーボーン・ソジャーン)」として誕生しました。世界各地を巡るウルトララグジュアリー客船としてデビューし、命名親を務めたのは英国を代表するモデル・女優のツイッギー(Twiggy)。約3万2千トンの船体に乗客を450名前後までとする贅沢な空間づくりで、世界の富裕層を迎えてきました。

客室はシーボーン・ソジャーンの時代からすべて海側のスイートルームで、大半にプライベートベランダを備えています。船内には広いスパエリアなども設けられ、施設の数を競うのではなく、一人ひとりが豊かな空間を使って静かに過ごすことを大切にしてきた船です。世界一周クルーズなどでは横浜をはじめ日本の港にもたびたび寄港してきました。

シーボーン・ソジャーンは、先に「三井オーシャンフジ」として日本でデビューしたSeabourn Odysseyと同型の姉妹船です。かつて同じシリーズとして世界の海を巡っていた2隻が、これからは三井オーシャンフジと三井オーシャンサクラとして、それぞれ日本の船旅を担っていきます。

商船三井グループは2025年3月にシーボーン・ソジャーンの引き渡しを受け、2026年のデビューへ向けて日本での船旅に合わせた改装を進めてきました。そこに重なるのが、約35年間にわたり日本のクルーズ文化を育ててきた「にっぽん丸」の食とおもてなしです。にっぽん丸で船長を務めた二宮悟志氏がデビューシーズンの船長の一人となり、中山勝利氏が三井オーシャンサクラの初代総料理長を務めます。

その継承をいちばん身近に感じられそうなのが食です。メインダイニング「レストラン桜」では、にっぽん丸で35年以上築いてきた味を受け継ぎながら、和食と洋食の日替わりコースを楽しめます。夕食は一部を除いてフリーシーティングで、営業時間内なら自分の好きな時間に食事へ向かえるため、船の予定に合わせるだけでなく、その日の過ごし方に合わせて食事の時間を選べます。

もう少し気軽に食事を楽しみたい日は「テラスレストラン八重」へ。季節や寄港地の食材を取り入れた和食、洋食、アジア料理などがビュッフェスタイルで並び、ライブキッチンでは料理が目の前で仕上げられます。船尾のテラスから海を眺めながら、その日に訪れる土地の味に出会えるのも楽しみの一つ。寄港地を巡る旅と船上の食事が、そのままつながっていきます。

夜には「寿司バー潮彩」で寿司と日本酒を気軽に味わい、特別な夕食には三國清三シェフ監修の「北斎 FINE DINING」へ。季節の食材を使ったコースを楽しむ予約制のスペシャルダイニングで、いつもの船内とは少し違う一夜を過ごせます。客室では24時間ルームサービスも利用できるため、レストランへ出かける日も、海を眺めながら部屋でゆっくり食事をする日も、その日の気分に合わせて選べます。

229室の客室はすべてオーシャンビューのスイート仕様で、約9割にプライベートベランダを完備。最も多いベランダスイートでも24.4㎡以上の広さがあり、ウォークインクローゼットなど長めの船旅にも使いやすい設備が整います。三井オーシャンサクラには大浴場は設けられていませんが、一般客室にはバスタブが備わり、客室でゆっくり湯に浸かれます。グランドプールには海を眺めながら楽しめる足湯も新設され、「スパ&ウェルネス木霊」にはサウナや温熱ベッド、フィットネスセンターなどが揃います。

船内には、コンサートやショー、伝統芸能などを楽しむ「オーシャンステージ」、ライブ演奏のある「オーシャンクラブ&バー」、船首から海を一望する「バー海」などもあります。食事を楽しんだり、音楽を聴いたり、ベランダで海を眺めたりと、その日の気分に合わせて船上での時間を過ごせます。

全長198.19mという200mを切る船体は、三井オーシャンサクラの旅先にも個性を生みます。大型客船では入りにくい小さな港や離島、湾内にも寄港でき、瀬戸内海、小笠原、沖縄や北海道の離島など、日本各地の個性豊かな目的地が旅程に組み込まれています。日本籍船なので国内の港だけを結ぶ航海も設定でき、1泊2日のワンナイトから数日間の国内旅行、日本一周まで、休みの日数や行きたい場所に合わせて選べます。

船内にはメディカルセンターも備えられています。船内で受ける診療は日本の健康保険の適用外となるため、持病がある場合や長めの航海へ出る場合は、必要に応じて旅行保険なども確認しておくと安心です。

最初の航海は、2026年9月19日から23日までの横浜発着「三井オーシャンサクラ デビュークルーズI ~鳥羽・日高~」。世界の海で磨かれてきたシーボーン・ソジャーンの上質な船内空間に、三井オーシャンクルーズの日本らしい食とおもてなし、そしてにっぽん丸から続く地域とのつながりが加わり、三井オーシャンサクラとしての新しい航海が横浜から始まります。

三井オーシャンサクラ

公式サイトで運航・予約情報を確認

三井オーシャンサクラには、1泊2日のワンナイトから数日間の国内クルーズ、日本一周、小笠原や瀬戸内海を巡る島旅まで、さまざまな航海が用意されています。北海道や沖縄まで飛行機で入り、そこから船で離島を巡る「飛んでクルーズ」や、一つの港にゆっくり滞在する旅もあり、休みの日数や行ってみたい場所から眺めていくと、自分に合う航海が見えてきます。

同じ三井オーシャンサクラでも、短い休みに船そのものを楽しむ旅と、羅臼・利尻島・礼文島や小笠原のような目的地をつないで巡る旅では過ごし方が大きく変わります。食事やドリンク、船内エンターテインメント、Wi-Fiなどを含むオールインクルーシブも船旅を組み立てやすいポイント。気になる航海が見つかったら、日数、寄港地、客室を見比べてみてください。

現在販売されている航海は三井オーシャンサクラのクルーズスケジュールで確認できます。予約は公式サイトのほか、読売旅行ベストワンクルーズJTBからも申し込めます。次に海から訪れてみたい場所を思い浮かべながら、現在の航海を探してみてください。

三井オーシャンサクラの詳細データ

【乗船場所】
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-14-1
新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド) 横浜発着時の乗船場所は旅程により変更される場合があります。乗船案内・予約確認書を優先してください。
【地図】
AppleマップGoogle マップ
【アクセス】
  • みなとみらい線「馬車道駅」4番出口より 約10分
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」6番出口より 約12分
  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」より 約15分
【TEL】
  • 0120-791-211(固定電話)
  • 03-4446-7532(携帯電話)
  • 受付時間:10:30~17:00(月~金)/土・日・祝休
【船の現在位置】
三井オーシャンサクラの現在位置は、MarineTrafficでご覧いただけます。
【駐車場】
  • 横浜ハンマーヘッド 第1駐車場Drive & Cruise 1日1,000円(税込)/最大15日。新港ふ頭から出港し同ふ頭へ帰港する対象クルーズ。第1駐車場のみ・事前予約不可。
  • 事前予約できる近隣駐車場アキッパ(akippa)タイムズのB
【客船クラス】
ラグジュアリー
【ドレスコード】
日中は自由な服装。夕方以降のドレスコードは「乗船のご案内」・船内新聞で案内されます。三井オーシャンサクラのドレスコード案内もご確認ください。
【船】
32,477トン。全長198.19m、全幅25.60m。
【乗船定員】
458名
【乗組員数】
330名
【客室数】
229室。全室オーシャンビュー・スイート仕様。約9割にプライベートベランダ。
【デッキ数】
10階層
【初就航】
2010年6月(Seabourn Sojournとして)
【就航予定】
2026年9月19日(三井オーシャンサクラとして)
【船籍】
日本
【運航会社】
商船三井クルーズ株式会社

「三井オーシャンサクラ」のリアルタイム位置情報

ダイヤモンド・プリンセス(日本で建造された最大の客船)

「ダイヤモンド・プリンセス」は、外国客船でありながら、横浜を出発して日本各地を巡り、再び横浜へ帰ってくる日本発着クルーズを長年続けている、横浜とつながりの深い一隻です。しかも、この船が生まれた場所も日本。2004年、三菱重工業長崎造船所で姉妹船「サファイア・プリンセス」とともに建造され、日本で建造された最大の客船としてデビューしました。全長290m、11万トンを超える船体のプロムナード・デッキには、長崎で造られたことを伝える三菱重工のエンブレムも残されています。

2014年に日本発着クルーズへ本格就航してからは、横浜を起点に春の桜、夏祭り、北海道、九州、沖縄、台湾や韓国まで、日本の季節と港町をつなぐ航海を重ねてきました。海外から日本へ寄港するだけの外国客船ではなく、日本で乗り、日本を巡るための船として育ってきたことが、ダイヤモンド・プリンセスの大きな特徴です。

日本発着を始めるにあたり、船内にも大きな変化が加えられました。その象徴が、船尾近くに設けられた展望浴場「泉の湯」です。海を眺められる岩の湯や糸杉の湯、ドライサウナ、ミストサウナがあり、屋外には水着で入るスパプールや足湯もあります。外国客船の上で湯につかり、その向こうに海と空が広がっている。日本発着のダイヤモンド・プリンセスを象徴するような時間です。

日本への寄り添い方は、大浴場だけではありません。日本発着クルーズでは、ゲストサービス・デスクやメディカル・センターなど主要施設で日本語対応があり、船内放送や案内板も日本語で案内されます。客室にはハンドシャワーが備わり、ジュニア・スイート以上には洗浄機能付きトイレも用意されています。外国船へ乗るときに感じやすい言葉や生活習慣への不安を、船の中へ入ったところから少しずつ小さくしてくれます。

一方で、船内まで日本のホテルのようになったわけではありません。吹き抜けのアトリウムを中心に、シアター、プール、バーやラウンジ、ナイトクラブが広がり、夜になればショーや音楽が始まります。日本語で過ごせる安心感がありながら、扉の向こうには世界各地から人が集まる大型外国客船の空気が残っている。その両方を一度に味わえるところが、この船のおもしろさです。

食事にも、その二つの顔があります。フルコースを楽しむメイン・ダイニングがあり、ステーキハウスの「クラウン・グリル」、イタリア料理の「サバティーニ・イタリアン・トラットリア」など、海外クルーズらしい食の選択肢が並びます。その中には、江戸前寿司を軸にした「海(Kai)寿司・バイ・マコト」もあります。朝には和定食が用意されるなど、世界を航く船の食卓へ日本の味が自然に混ざっています。

2,000人を大きく超えるゲストが暮らす船では、「次にどこへ行けばいいのか」「家族はいまどこにいるのか」と迷うこともあります。そこで船内生活を支えるのが、500円硬貨ほどの大きさのウェアラブルデバイス「メダリオン」です。身につけたまま客室へ近づけばドアが解錠され、専用アプリから船内プログラムを確認したり、食事や飲み物を注文して居場所まで届けてもらったりできます。同行者の居場所を確認することもでき、大きな船の中を自分たちなりのペースで過ごしやすくしてくれます。

ダイヤモンド・プリンセスと横浜の関係を語るとき、2020年の記憶を避けて通ることはできません。新型コロナウイルス感染症の発生を受け、船は横浜港で長い検疫対応に入りました。連日、横浜港に停泊する巨大な白い船が報道され、その船名をこの出来事で初めて知った人も少なくありません。

乗客と乗員の下船が終わり、船内の清掃と消毒を経て横浜港を離れた2020年3月25日、客室の灯りを使って船体に「#ARIGATO JAPAN♡」の文字が浮かびました。横浜港側でも、周辺を航く船や地域の人々から応援が届けられていました。決して明るい出来事ではありませんでしたが、あの期間もまた、この船と横浜の間に残った忘れることのできない記憶です。

そのダイヤモンド・プリンセスは、2023年に日本発着クルーズへ戻ってきました。再び横浜から乗客を迎え、日本各地の港へ向かう航海が始まり、メダリオンも日本発着クルーズへ導入されました。いまの姿だけを見れば、港から人を乗せて出航するいつものクルーズ客船です。それでも、2020年を知る横浜から見ると、その船が再び旅を続けていること自体に少し違った景色が重なります。

日本で生まれ、海外のクルーズ文化の中で育ち、日本発着のために船内を変え、横浜から日本各地へ旅を続けてきたダイヤモンド・プリンセス。日本船ではありません。それでも横浜港でこの船を見ると、遠い国からやって来た外国客船とは少し違って見えます。世界を航くプリンセスの船でありながら、横浜から何度も旅立ち、何度も帰ってきた船。その長い積み重ねが、ダイヤモンド・プリンセスを横浜にとって特別な一隻にしています。

各種クルーズプランの予約・購入

ダイヤモンド・プリンセスの2026年日本発着クルーズは、11月25日まで横浜発着で設定されています。西日本や本州を巡る航海、九州・四国、沖縄・台湾、北陸、紅葉の季節に日本各地を訪ねるコースなどがあり、8日間から15日間まで旅程の長さもさまざまです。行きたい寄港地や季節、休める日数に合わせて選べます。

2027年の日本発着クルーズに加え、2028年の先行予約も始まっています。料金はクルーズ本体を中心にした「プリンセス・スタンダード」のほか、ドリンクや高速Wi-Fiなどを組み合わせた「プリンセス・プラス」と「プリンセス・プレミア」から選択できます。日本発着クルーズでは、プリンセス・プラスは1泊9,500円、プリンセス・プレミアは1泊14,000円です。含まれるサービスは異なるため、予約前にプリンセス・クルーズの料金プランを見比べておくと選びやすくなります。

出発日、寄港地、客室、現在の空室と料金は、プリンセス・クルーズの日本発着クルーズ検索から確認できます。予約は公式サイトのほか、日本旅行クラブツーリズムJTBベストワンクルーズ読売旅行などの旅行会社からも申し込めます。

ダイヤモンド・プリンセスの詳細データ

【乗船場所】
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【アクセス】
  • みなとみらい線「日本大通り駅」3番・4番出口より徒歩約7分
  • JR・横浜市営地下鉄「関内駅」より徒歩約15分
【TEL】
国内非公表
【船の現在位置】
ダイヤモンド・プリンセスの現在位置は、MarineTrafficで確認できます。
【駐車場】
  • 大さん橋国際客船ターミナル1階に、大さん橋駐車場(普通車400台・24時間営業)があります。大さん橋発着客船の乗船客にはクルーズ割引があります。「横浜市内駐車場案内システム」で現在の空車状況を確認できます。
  • 満車の場合は、周辺の予約できる駐車場を「タイムズのB」または「akippa」から探せます。
【ドレスコード】
17:00以降から就寝まで、その夜のドレスコードに合わせます。「スマートカジュアル」と「フォーマル」の2種類があり、当日のドレスコードは船内で案内されます。服装例とドレスコードの詳細も確認できます。
【船】
115,875トン。全長290m、全幅37.5m。
【喫水】
8.05m
【航海速力】
22ノット
【乗客定員】
2,706人
【客室数】
1,353室
【就航】
2004年3月13日(2014年改装)
【船籍】
バミューダ
【登録港】
ハミルトン
【母港】
横浜(2026年日本発着クルーズ)
【運航会社】
プリンセス・クルーズ

「ダイヤモンド・プリンセス」のリアルタイム位置情報

MSCベリッシマ

MSCベリッシマは、2019年にソフィア・ローレンの命名で就航したMSCクルーズの大型客船です。総トン数171,598トン、全長315.83m、客室数2,217室。日本に寄港する外国客船の中でも最大級です。

船内へ入ると、スワロフスキーのクリスタルガラスを埋め込んだ、もう目も眩むような階段。その先には、全長96mにも及ぶ「ガレリア・ベリッシマ」が伸びています。ブティックやレストラン、バーが並ぶ大きなプロムナードを、全長80mものLEDドームが頭上から覆います。2023年1月10日放送のTBS「マツコの知らない世界 豪華客船の世界」では、マツコさんも「凄いわね。なんだかヴィーナスフォートみたいね。」とツッコミを入れていたほど。

昼のガレリアでは、買い物をしたり、カフェやバーで一休みしたり、クレープやジェラートを片手に歩いたり。夜になるとLEDドームいっぱいに映像が流れ、音楽が響き、人が集まり、ショーやパーティーが始まります。静かな海の上を航いている船の中央に、光と音、人の声に包まれた街がそのまま続いているような空間です。

夕方を過ぎると、船内の空気も少しずつ変わります。日中はTシャツやショーツで気軽に過ごし、ディナーやシアター、バー、ラウンジへ向かう頃には少し装いを整える。Gala Nightにはドレスやジャケット、スーツなど思い思いに華やかな服装を楽しむ人が増えます。プールやウォーターパークで遊んでいた昼から着替えて、ディナー、ショー、バーへ。大型リゾートのような賑わいの中にも、夜になると客船らしい格式が顔を見せます。

客室は、内側客室、海側客室、バルコニー付き客室、ファミリー向け客室、スイートまで幅広く用意されています。さらに上級客室「MSCヨットクラブ」には、専用のトップセイル・ラウンジ、レストラン、プールやサンデッキがあり、24時間のバトラーサービスとコンシェルジュも付きます。賑やかなガレリアやシアターを楽しんだあとには、MSCヨットクラブのゲストだけが利用できる専用空間へ戻ることができます。

この船を運航するMSC Cruises S.A.は、スイス・ジュネーブに本拠を置くMSCグループのクルーズ会社です。MSCグループは1970年、イタリア・ソレント出身のジャンルイジ・アポンテ船長が一隻の船から始め、現在もアポンテ家による家族経営を続けています。アポンテ船長自身も、若い頃には地中海で家族の旅客フェリーを操船していました。

食事も一つの楽しみです。日本発着向けのMSC公式案内では、船内に12の国際色豊かなレストランと20のバーがあります。「HOLA! Tacos & Cantina」でタコスやナチョスを囲み、「Butcher's Cut」ではステーキを。「Kaito Teppanyaki」では目の前の鉄板で料理が焼き上がり、「Kaito Sushi Bar」では寿司を楽しめます。日本・中国を航く時期には、鍋料理を中心にアジアの味を楽しむ「Sea Pavilion」も加わります。

気軽に立ち寄れるMarketplace Buffetには、ガラス越しに見えるモッツァレラチーズの製造エリアがあります。船の中でフレッシュなモッツァレラが作られ、そのすぐそばではピザが次々と焼き上がります。朝食、ランチ、ディナーから夜食まで長時間開いているので、寄港地から戻って遅くなった日にも立ち寄れます。

ガレリアには、フランス人パティシエのジャン・フィリップ・モーリーによる「Jean-Philippe Chocolat & Café」もあります。ショーケースにはショコラやマカロンが並び、タブレットを使って自分だけのチョコレートバーを作ることもできます。少し先には「Jean-Philippe Crêpes & Gelato」。注文してから焼き上げるクレープや色とりどりのジェラートを選んで、そのままガレリアへ戻れます。

夜のエンターテインメントはロンドンシアターから始まり、専用のCarousel Loungeでは、アクロバット、ダンス、ライブ音楽、光と映像を組み合わせた「Carousel Productions at Sea」を楽しめます。かつてシルク・ドゥ・ソレイユの船上公演が行われていたこの船で、現在上演されているのは「SWEET」と「MYÜT」。ショーのあとにはカジノへ寄ったり、Attic Clubで夜遅くまで踊ったり、バーでカクテルを飲んだりと、船内の夜は続いていきます。

子どもたちには、約700㎡を使ったキッズエリアがあります。小さな子どもにはChiccoと連携したBaby Club、少し大きくなるとLEGOのMini ClubやJunior Club、その先にはYoung Club、Teens Club、Webstar Room、Doremi Lab。年齢に合わせて7つの空間が用意されています。屋外にはウォータースライダーを備えたアリゾナ・アクアパーク、船内にはフルサイズのボウリング場やMSC Formula Racer、スポーツ施設もあり、小さな子どもからティーンまで、終日航海の日にも退屈する暇がないほど遊べます。

現在もこうした年齢別のキッズクラブやファミリー向けの船内設備は充実しています。2023年に販売された日本発着クルーズの旅行商品の中には、大人2名と同室する18歳未満の3人目、4人目の子どものクルーズ代金が無料となるプランもありました。当時「マツコの知らない世界」で、クルーズライターの上田寿美子さんも「日本語の通じる国際社会なので、多感なお子さまにもそういった社会を体験してもらうという意味でも有意義ではないかなと思います。」と話していました。船内で思い切り遊ぶだけでなく、日本の港から乗りながら、さまざまな国のクルーやゲストと同じ船で何日も過ごすことも、家族でMSCベリッシマに乗る楽しみの一つです。

賑やかな時間のあとは、MSCアウレア・スパへ。バリ式のスパにはサーマルエリアやトリートメント、ビューティーサロン、ネイルブティックがあります。プールやジャグジー、ジム、屋外のウォーキングトラックもあり、開閉式の屋根を備えたプールなら、雨の日や冬の日本近海でも泳いだり、デッキチェアでゆっくり過ごしたりできます。

96mのガレリアからシアター、プール、スパ、レストランまで広がる船内で、その日の予定や場所を探すときに頼りになるのが「MSC for Me」です。スマートフォンでイベントやショーの時間を確認し、デッキマップを見ながら船内を歩き、レストランやスパ、アクティビティを予約できます。船内利用額も確認でき、12歳以上で利用できるMSC for Meリストバンドなら、客室の解錠や船内での買い物、サービスの予約にも使えます。客室に戻れば、「ZOE」と呼ばれるBluetoothスピーカーにスマートフォンをつないで、好きな音楽を流して過ごすこともできます。

MSCベリッシマが日本で本格的に知られるようになったのは2023年でした。約8か月にわたって日本へ配船され、日本周遊クルーズにはチャーターを含め10万人を超える人が乗船。ジャパネットによる13航海の全船チャーターだけでも4万人以上が乗船しました。この日本周遊クルーズは「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023」でグランプリ・国土交通大臣賞を受賞しています。

同じ2023年には、MSCベリッシマそのものがNetflix映画「クレイジークルーズ」の舞台になりました。吉沢亮さんと宮﨑あおいさんが主演し、坂元裕二さんが脚本を手がけたミステリー&ロマンティックコメディで、ガレリア、客室、デッキなどMSCベリッシマの船内が物語の舞台として登場します。

17万トンを超える船は、港に停泊している間も、客室やレストラン、照明、空調などが動き続けます。MSCベリッシマは陸上電源への接続に対応しており、設備の整った港では停泊中に船のエンジンを止め、陸から電力を受けることができます。MSCクルーズは船隊の海上運航について2050年までの温室効果ガス排出ネットゼロを目標に掲げ、省エネルギー化や新しい燃料への移行も進めています。

MSCベリッシマの日本発着クルーズは現在も続いています。2026年11月から2027年1月には那覇を発着して沖縄の島々や台湾・基隆を巡り、2027年春から初夏には東京を起点に九州各地や済州島へ。2028年春にも、東京から日本各地と済州島を巡る9泊・10泊のロングクルーズが設定されています。

各種クルーズプランの予約・購入

MSCベリッシマの日本発着クルーズは、2026年11月21日の東京発・那覇着6泊7日から、2026年11月~2027年1月の那覇発着、2027年3月~6月の東京発着、2028年4月の東京発着まで販売されています。冬の那覇発着は石垣島・宮古島・台湾の基隆を巡る4泊5日・5泊6日を中心に、2027年春から初夏の東京発着では九州、瀬戸内、済州島などを巡る5泊6日から13泊14日までの航海があります。2028年春には東京発着の9泊10日・10泊11日の日本周遊クルーズも設定されています。現在販売中の日程と寄港地は、MSCクルーズジャパン 日本発着クルーズで確認できます。

予約・申し込みはMSCクルーズ特約店のほか、日本旅行HISクラブツーリズムJTBベストワンクルーズ読売旅行などから行えます。販売する出発日、客室カテゴリー、料金や特典は旅行会社によって異なります。

MSCベリッシマの詳細データ

【乗船場所】
横浜発着時は、MSCクルーズの横浜港案内では横浜市鶴見区大黒ふ頭13「大黒ふ頭客船ターミナル」を案内しています。横浜港では航海によって使用ターミナルが異なる場合があるため、実際の乗船場所は乗船券および予約した旅行会社・MSCクルーズからの案内をご確認ください。
【地図】
AppleマップGoogle マップ
【アクセス】
  • MSCクルーズは、横浜発着時の大黒ふ頭客船ターミナルへのアクセスとして、山下公園を集合場所とするシャトルバスを案内しています。運行方法は乗船する航海の案内をご確認ください。
  • 横浜駅東口から横浜市営バス109系統で「大黒税関正門前」下車、徒歩約8分
  • JR鶴見駅東口・京急鶴見駅から横浜市営バス17系統で「大黒税関前」下車、徒歩約9分
【TEL】
  • MSCクルーズジャパン特約店
  • 03-6459-3978(株式会社IMA) 営業時間:10:00~17:00(月~金) 予約に関する問い合わせはメール受付
  • 03-6685-7878(株式会社クルーズプラネット 日本発着ツアーセンター) 営業時間:10:00~17:00(月~土)
【Email】

MSCクルーズジャパン特約店

【駐車場】
  • 大黒ふ頭では、対象となる航海に「大黒ふ頭ドライブ&クルーズ」が設定された場合、クルーズ期間中に自家用車を留め置ける有料駐車サービスを利用できます。対象船と受付状況は横浜市の最新案内をご確認ください。
  • 乗下船客の送迎を目的に自家用車で大黒ふ頭へ入る場合、横浜市の案内ではドライブ&クルーズの申込みは不要で、送迎利用の料金もかかりません。
【ドレスコード】
日中はカジュアルな服装で過ごせます。夕方以降はメインダイニング、スペシャリティレストラン、劇場、バー、ラウンジなどで、少し整えた服装が推奨されています。Gala Nightではより華やかな装いが推奨されます。水着はダイニングでは着用できず、夕方以降のメインダイニングやスペシャリティレストランなどではショートパンツ、ビーチサンダル、タンクトップに制限があります。最新の案内はMSC Cruises「What to wear」をご確認ください。
【船の現在位置】
MSCベリッシマの現在位置は、MarineTrafficでご覧いただけます。
【船】
171,598GT。全長315.83m、全幅43m、高さ75.5m
【喫水】
8.75m
【速力】
最高速力23.15ノット
【乗客定員】
5,654人
【客室数】
2,217室
【就航】
2019年3月4日(処女航海)
【船籍】
マルタ共和国
【登録港】
バレッタ
【運航会社】
MSC Cruises S.A.(スイス・ジュネーブ)

「MSCベリッシマ」のリアルタイム位置情報

横浜港のクルーズ史 思い出の客船と、記憶に残る船旅

ロイヤルウイングで記念日を過ごした人、にっぽん丸の白パンや大さん橋での姿を覚えている人、ぱしふぃっく びいなすの「ふれんどしっぷ」が懐かしい人へ。もう乗ることはできなくても、横浜港を行き交っていた姿や、船の中で過ごした時間は、今も思い出の中に残っています。にっぽん丸、ぱしふぃっく びいなす、ロイヤルウイング。それぞれが横浜で重ねた時間と、届けてきた船旅を振り返ります。三隻の航跡から、横浜港とともに過ごした記憶が、ふとよみがってくるかもしれません。

にっぽん丸(3代目)(運航終了)

にっぽん丸の船体全景

出典:にっぽん丸

クルーズ船「にっぽん丸」は、日本のレジャークルーズ文化を長く支えてきた商船三井クルーズの日本国籍客船です。3代目の「にっぽん丸」は1990年に就航し、2010年に大規模なリニューアル、2020年2月~4月には約50日間をかけて2回目の改装を実施。華やかさと品格の中に、どこか日本らしい落ち着きを感じさせる船として、2026年5月10日に横浜港へ帰着する最後の航海まで約35年間、日本と世界の海を巡り続けました。

日本の外航クルーズ客船の中ではコンパクトな船でしたが、その大きさだからこそクルーの目が届きやすく、乗客との距離も近い。アットホームな雰囲気と細やかなおもてなしに定評があり、日々一人ひとりの様子を見ながら対応する安心感と心地良さが、にっぽん丸らしさの一つでした。長期クルーズでは6割ほどがリピーターとなることもあり、特別な日を祝うアニバーサリーセレモニーや船長主催のカクテルパーティーも親しまれていました。

コンパクトな船体は、にっぽん丸の旅先にも大きな個性を生みました。大型客船では入りにくい小さな港や離島にも寄港でき、海外への長期クルーズだけでなく、離島めぐり、祭や花火を訪ねる旅、テーマを持ったクルーズなど、多彩な航海が生まれました。35年間で実施したクルーズは2,000本を超え、国内外400以上の港へ寄港しています。船を降りればその土地に出会い、また船へ戻ればいつものにっぽん丸の時間が待っている。そんな船旅を何度も重ねてきました。

そして「にっぽん丸」を語るうえで忘れられないのが、「美食のにっぽん丸」と呼ばれ続けた食事です。海の幸、山の幸、そして寄港地で積み込む旬の食材が、味だけでなく目でも楽しめる料理となって食卓へ運ばれていました。なかでも「にっぽん丸特製ローストビーフ」は、長く名物として親しまれた一皿です。すべての食事にもうひと手間を加えようとする料理人たちの「和のおもてなしの心」があり、伝統料理を取り入れた食と、高級老舗旅館のように心を尽くすサービスが、にっぽん丸の大きな魅力でした。

総料理長は、乗客の年齢層や男女比だけでなく、その日の寄港地、天候、気温まで考えながら献立を組み立てていました。数々の港を巡ってきた経験をもとに、寄港地で出会った新鮮な野菜や魚介類などを選び、その土地の旬を船の上の一皿へ。次の港へ向かって海を進みながら、食事では今いる土地の季節を味わう。にっぽん丸では、料理もまた船旅の一部でした。

料理は、出来たての状態で目の前へ届くことも大切にされていました。温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま。食物アレルギーへの対応や、希望する人にはカロリーを抑えたヘルシーコースも用意され、誰もが同じ食卓の時間を楽しめるよう工夫されていました。(※対応できる食数には制限があり、ヘルシーコースは夕食が洋食の場合に用意されていました。)

そして、忘れてならないのが毎朝並んでいたバラエティ豊かなパンです。陸上でレストランとパン屋さんが別々のお店であるように、にっぽん丸でも料理のシェフとは別にパン専門の職人がいて、毎日生地からパンを作っていました。乗客が休む頃に生地を捏ね、発酵させ、夜更けに一つひとつ形を整える。夜が明ける頃にオーブンを開け、熱々の焼きたてをカゴへ並べると、そのまま朝食ビュッフェの会場へ届けられていました。

口に入れるとふわふわと柔らかく、まだ温かいパンの味わいが広がる。パンに使う食材にも寄港地のものが取り入れられ、クレッセントに振りかける塩、デニッシュにのせるフルーツ、生地に練り込む野菜まで、その航海によって少しずつ変わりました。毎朝少し幸せになる場所、それがにっぽん丸のダイニングでした。「にっぽん丸の白パンが食べたくて乗船した」。そんな話まで聞かれたというほど、朝のパンにもこの船のこだわりが詰まっていました。

食事の時間が終わっても、船の一日はまだ続きます。にっぽん丸には、毎日の航海の中で少しずつ楽しめる定番のプログラム、寄港地に合わせた企画、クルーが開く船ならではのイベント、そしてゲストエンターテイナーによるショーなど、さまざまな時間が用意されていました。

朝は体操から始まり、デッキではシャッフルボード。カジノゲームで頭を使ったり、デッキゴルフを何日か続けて少しずつ上達したり。次の港へ着くまでの時間そのものを楽しめるのが、クルーズの日常でした。

次の寄港地について専門家から話を聞く講座や、現地の伝統舞踊に触れる催しもありました。クルーから学ぶロープワーク教室、晴れた夜の星座教室など、海の上にいるからこそ似合う時間もありました。

そして一日のフィナーレにはメインショー。歌手、実力派マジシャン、落語家、歌舞伎役者、クラシックオーケストラのメンバーなど、さまざまなゲストが船のステージに立ちました。普段は劇場やホールへ足を運ばない人が思いがけない舞台に出会うこともあります。「明日はどのイベントに出てみようか」。船内新聞を眺めながら翌日の予定を考える時間まで含めて、にっぽん丸で過ごす一日でした。

日本船らしい船内設備として、多くの乗客に親しまれたのが大浴場です。外国のクルーズ客船では珍しい大きな湯船に足を伸ばし、何日も続く船旅の途中でゆっくり身体を休める。寄港地を歩いて船へ戻った夕方にも、終日航海日ののんびりした時間にも、お風呂へ向かうことがにっぽん丸の日常の一つになっていました。

にっぽん丸の次の時代をめぐっては、2022年12月に商船三井がクルーズ事業を拡大する計画を発表し、その後、新しい船を迎える準備が進みました。2024年12月には「三井オーシャンフジ」が就航し、にっぽん丸と二隻で航海する時期が始まりました。そして2025年6月、にっぽん丸が翌2026年5月の航海を最後に引退することが正式に発表されました。

最後の春には、これまで縁を結んできた寄港地を巡る「グランド・フィナーレ」の航海が組まれ、ゆかりの土地から取り寄せた食材を使う「Thanks Dinner」も用意されました。そして2026年5月10日、最後の航海を終えたにっぽん丸は横浜港大さん橋へ帰港。1990年から約35年間、2,000本を超えるクルーズで国内外400以上の港を訪れ、延べ60万人以上を乗せた客船としての運航を終えました。

その日の大さん橋には7,000人を超える人が集まり、デッキに立つ乗組員へ岸壁から手を振りました。岸壁には、にっぽん丸と三井オーシャンフジが並びました。長く日本の海で航海を重ねてきたにっぽん丸と、これからの船旅を担うフジが同じ横浜港にいる。それは、にっぽん丸の時間がそこで途切れるのではなく、次へ渡っていくことが見えるような光景でもありました。

にっぽん丸で培われてきたおもてなしの心や食、船旅の経験は、現在運航している「三井オーシャンフジ」と、2026年9月に横浜から就航する「三井オーシャンサクラ」へ受け継がれていきます。けれど、夜更けにパン職人が生地を捏ねていたこと、朝になれば焼きたての白パンが並んだこと、船内新聞を見ながら次の日のイベントを選んだこと、クルーの顔が近くにあったことまで、新しい船へ置き換わるわけではありません。それは、にっぽん丸で旅をした人の記憶の中に、今もその船だけの時間として残っています。

現役時代のクルーズプラン

にっぽん丸の海を望むデッキでの食事

にっぽん丸は、2026年5月10日に横浜港へ帰港した最後の航海をもって、約35年間の運航を終えました。現在、にっぽん丸に新たに乗船できるクルーズの販売・予約は行われていません。

現役時代のにっぽん丸では、おおむね半年ごとに次のシーズンのクルーズが発表されていました。海外への長期航海から、日本各地の港や離島を巡る旅、祭や花火を楽しむクルーズ、テーマを持った航海、気軽なワンナイトクルーズまで、その時々で多彩な船旅が並びました。最後期の2025年1月22日にも、2025年7月~2026年1月の計41航海が発表されています。当時は公式サイトのほか、日本旅行、クラブツーリズム、JTB、ベストワンクルーズ、読売旅行などの旅行会社でも取り扱われ、次の航海が発表されるたびに、どの港へ行こうか、どの季節の船に乗ろうかと選ぶところから、にっぽん丸の旅が始まっていました。

最後の2026年4月~5月には、これまで縁のあった港や、にっぽん丸らしい食とエンターテイメントを巡る12本の「グランド・フィナーレ」が組まれました。食とワインを楽しむ春の船旅、喜界島・屋久島を訪ねる楽園クルーズ、ゴールデンウィーク日本一周、春の横浜ワンナイトクルーズなどを経て、最後は2本のファイナルクルーズへ。にっぽん丸 グランド・フィナーレ12本の旅程には、最後までにっぽん丸がどんな船旅を届けようとしていたのか、その航海のラインアップが今も残されています。

にっぽん丸の詳細データ

【最終航海】
2026年5月10日、横浜港大さん橋国際客船ターミナルへ帰港。ここで最後の航海が締めくくられました。 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【船の現在位置】
3代目にっぽん丸(IMO 8817631)は運航終了後、「MARY」と船名を変え、コモロ船籍・MMSI 620800451となりました。下の「MarineTraffic」には同じ船体の記録が残っており、最後にAISで確認された場所まで、その後の足取りをたどることができます。
【ドレスコード】
夕方以降、メインショー終了まで適用されていました。4階・5階ドルフィンホール、カジノラウンジ「ビギナーズラック」、6階ミッドシップバー、ラウンジ「海」、7階ホライズンラウンジ、ホライズンバーでは、夕方以降は終夜ドレスコードが適用されていました。日中は適用されていませんでした。
【船体】
22,472トン。全長166.6m、全幅24.0m。
【喫水】
6.6m
【航海速力】
20ノット
【乗船定員】
最大422名(最終期)
【客室数】
190室(最終期) 改装や船内構成の変更により、運航時期によって客室数・乗船定員は異なります。
【就航】
1990年
【改装履歴】
2010年 大規模改装/2020年 改装
【運航終了】
2026年5月10日
【船籍】
日本
【母港】
東京港
【運航会社】
商船三井クルーズ株式会社

旧にっぽん丸(MARY)のその後の足取り

ぱしふぃっく びいなす(運航終了)

ぱしふぃっく びいなす

出典:ぱしふぃっく びいなす

「ぱしふぃっく びいなす」は、1998年4月12日に就航した日本のクルーズ客船です。石川島播磨重工業東京第一工場で建造され、最初の航海はアジア・インド洋を巡る40日間のクルーズ。「ふれんどしっぷ」を掲げた、24年にわたる航海が始まりました。

ぱしふぃっく びいなすが何より大切にしていたのは、人と人とのふれあいを大切にする「ふれんどしっぷ」の精神でした。乗組員とゲストが船内で自然に言葉を交わし、クルーも一緒になってイベントを楽しむ。エントランスでは「おかえりなさい」を意味する国際信号旗がゲストを迎えることもありました。初めて乗る人には肩の力を抜いて過ごせる親しみやすさがあり、何度も乗る人にとっては、「ただいま」と帰ってこられる場所になっていきました。

そのあたたかさは、「ふれんどしっぷ」という言葉だけにとどまりませんでした。出航のセイルアウェーでは、以前の航海で知り合ったゲスト同士が再会を喜び、クルーが乗客をダンスへ誘う。ロングクルーズではクルー自身がショーに登場し、100日前後の世界一周では、早い時期に「同郷の会」や一人参加のゲストが集まる場もつくられていました。毎日客室を整えてくれたクルーを名前で覚えて感謝する人がいて、船で出会ったゲスト同士が下船したあとにも食事会を続ける。船旅を重ねるほど、人と人との関係そのものが船の中に積み重なっていきました。

だから「洋上の我が家」という呼び名がよく似合いました。豪華な設備があるから我が家なのではなく、知っている顔があり、自分を迎えてくれる人がいて、また会える楽しみがある。そんな我が家にいるような心地よさとあたたかさが、ぱしふぃっく びいなすを特別な一隻にしていました。

船内には、海を望む客室をはじめ、自然をモチーフにしたパブリックスペース、展望浴室、茶室、シアター、プール、ジャグジー、広いスポーツデッキなどがありました。3名で利用できる客室も多く、夫婦や友人同士だけでなく、家族や3世代での船旅にも利用されました。一方、スイート以上のゲストには専用ダイニングサロン「グラン・シエクル」が用意され、親しみやすい船内にも、ゆっくりと食事を楽しむ客船らしい上質な時間がありました。

ワンナイトクルーズや季節の国内クルーズ、日本一周、アジアやオセアニアへのロングクルーズ、チャータークルーズまで、航海の長さも旅の形もさまざま。2001年には初の世界一周クルーズへ出発し、世界一周は通算8回に及びました。初めてクルーズへ乗る人、家族や3世代、友人同士のグループから、100日前後を船で暮らす世界一周まで。さまざまな人が自分に合った形で船旅へ入れる航海を続け、日本のクルーズ文化の間口を広げていきました。

大阪港を母港としながら、長年にわたって主要な発着港となったのが神戸港です。神戸から何度も日本各地や世界へ旅立ち、2023年1月4日の最後の営業航海帰港は683回目の神戸港入港。神戸港へ最も多く寄港したクルーズ客船となり、港を訪れる市民にとっても見慣れた「神戸港の顔」のような存在になっていました。

横浜港にも何度も姿を見せました。2022年12月には、最後の横浜発着クルーズに合わせて大さん橋で歓送イベントが行われ、ドラムの演奏やDJ、色とりどりのサイリウムの光に見送られて出港しました。大さん橋から白い船体を見送った風景も、横浜に残るぱしふぃっく びいなすの記憶です。

~びいなす便り~Vol24 24年間の感謝を込めて

2020年からはコロナ禍による運休が重なり、2022年3月に本格的な運航を再開しました。しかし客船事業を取り巻く環境は大きく変わり、日本クルーズ客船は2023年1月をもって客船事業を終了することを決めました。1989年に設立された同社は、1990年に「おりえんとびいなす」を就航し、1998年からは「ぱしふぃっく びいなす」とともに、日本に本格的なクルーズ文化が育っていく時代を航海してきました。

最後の営業航海は、2022年12月27日に神戸港を出発した8泊9日の「びいなすニューイヤークルーズ」。石垣島、沖縄本島、奄美大島を巡り、船の上で新しい年を迎え、2023年1月4日に神戸へ帰ってきました。消防艇のカラー放水や和太鼓の演奏に迎えられ、24年間続いた「ぱしふぃっく びいなす」としての営業航海は、この帰港をもって終了しました。

2022/12/27 神戸港 ラストクルーズ ~ぱしふぃっく びいなす~

その2日後の1月6日、ぱしふぃっく びいなすは乗客を乗せない最後の回航で神戸港を離れました。岸壁と船を色とりどりの紙テープが結び、バルーンが空へ舞い、神戸市消防音楽隊が「錨を上げて」を演奏。遊覧船から最後の姿を海上で見送る「お別れ見送りクルーズ」も行われました。ぱしふぃっく びいなすは神戸の人々に見送られ、兵庫県相生市のドックへ向かいました。

そこで、この船の航海そのものが終わったわけではありませんでした。相生で係船されていた船は2023年12月、韓国のドゥウォン商船系へ渡り、「EASTERN VENUS(イースタン・ビーナス)」へ改名。日本船籍からパナマ船籍へ移り、中国で改装を受けたあと、2024年12月24日に釜山を出発し、佐世保や鹿児島を巡るクルーズで再び営業航海へ戻りました。

新しい船名になっても、船内にはぱしふぃっく びいなすの面影が色濃く残っています。エントランスやレストラン、廊下、客室などには見覚えのある空間が残り、ライブラリーには日本語の本も残されていました。かつてこの船に乗った人なら、歩いているうちに「あ、ここ覚えている」と、昔の航海の時間がよみがえる場所が今もあります。

その記憶をたどるための船旅まで生まれました。2025年末から2026年1月には、ぱしふぃっく びいなすを長年取り扱ってきた旅行会社が、イースタン・ビーナスで「思い出探し」をする「郷愁クルーズ」を企画。2026年1月23日発の特別クルーズには、ぱしふぃっく びいなすの元船長、松井克哉さんの乗船も組み込まれました。かつてこの船を知る人たちが、名前の変わった同じ船へもう一度集まる機会がつくられたのです。

運航会社とクルーは新しくなり、船上のサービスも新しい時代へ移りました。それでも、見覚えのあるエントランスや廊下、客室を歩けば、かつて「ただいま」「おかえりなさい」と人が戻ってきた24年間の記憶にもう一度触れることができます。2026年現在は、釜山発着だけでなく、日本の港から乗船するショートクルーズも販売され、イースタン・ビーナスとして再び日本各地へ姿を見せています。

船名も船籍も運航会社も変わりました。それでも、1998年に日本で生まれ、「ふれんどしっぷ」を掲げて24年間走り続けた白い船体はいまも海の上にあります。日本の港で「EASTERN VENUS」の名を見かけたら、それはかつて、知っているクルーや旅仲間との再会を楽しみに人々が帰ってきた「洋上の我が家」、ぱしふぃっく びいなすです。

【空撮】Thankyou 24years 24年間のありがとう ぱしふぃっくびいなす

横浜 最後のクルーズ出港 ~ぱしふぃっく びいなす~

現役時代のクルーズプラン

ぱしふぃっく びいなすの船上プール。海を望むデッキにプールとデッキチェアが並ぶ

現役時代の「ぱしふぃっく びいなす」には、1泊2日の気軽なワンナイトクルーズから、週末を使った2泊・3泊の船旅、日本各地の祭りや花火を訪ねる季節のクルーズ、離島や日本一周、アジア・オセアニアへのロングクルーズ、そして世界一周まで、実にさまざまな旅が用意されていました。横浜、神戸、大阪、名古屋だけでなく、日本各地の港から乗船できる航海も多く、暮らしている場所や休みの日数に合わせて、自分にちょうどいい船旅を選ぶことができました。

夏には秋田の竿燈まつりと青森ねぶた祭を一度に訪ねる「東北二大祭りクルーズ」や阿波おどり、熊野や熱海の花火を船上から楽しむクルーズ。夏休みには家族向けの料金を設定した航海もあり、横浜から熱海の花火と伊勢志摩を巡る旅などが販売されました。冬になれば、横浜や神戸からクリスマスディナーやコンサートを楽しむワンナイト、2泊のクリスマスクルーズへ。船に泊まることそのものを楽しむ短い旅から、寄港地の祭りや季節の風景と結びついた旅まで、「次はどれに乗ろう」と選ぶ楽しさがありました。

その反対側には、何か月も同じ船で暮らすような大航海もありました。2015年の通算8回目となる世界一周クルーズは、横浜・神戸から97日間。南アフリカ、リオのカーニバル、南米最南端、チリのフィヨルド、イースター島、タヒチなどを巡る南半球中心の航路でした。朝起きるたびに違う海や港を迎えながら、船へ戻ればいつもの客室、いつものダイニング、そして次第に顔なじみになっていくクルーや旅仲間が待っていました。

船旅そのものが大きな試練に直面したコロナ禍には、ぱしふぃっく びいなすも長い休航を余儀なくされました。それでも、船とゲストとのつながりまで休ませることはありませんでした。休航中も「ふれんどしっぷTV~びいなす便り」を通して、船長やクルーがビデオレターを届け、普段はなかなか見ることのできない操舵室やフロントの裏側を紹介。船の情報だけでなく、そこで働いているクルーの顔や人柄まで伝え続けました。

人と人が物理的に距離を取らなければならない時代だからこそ、心の距離は近くありたい。2022年3月に本格的な運航を再開すると、マスク姿のクルーたちの胸には「マスクの下は笑顔です」と書かれたプレートと、それぞれの素顔の笑顔の写真が付けられていました。顔の半分が隠れてしまっても、「いつもの笑顔で迎えています」とゲストに伝えるための小さな工夫でした。長い休航を挟んでも、ぱしふぃっく びいなすらしい「ふれんどしっぷ」は船内へ戻ってきました。

長年にわたり船長を務めた松井克哉さんも、この船の空気をつくった一人です。ギターや歌を楽しみ、船のYouTubeにも登場する一方、航海では「面白いところはどこだろう」と新しい寄港地を探し続け、企画に迷うと船長のところへアイデアを聞きに行くような存在でもありました。船長、クルー、ゲストがそれぞれ離れた存在ではなく、みんなで一つの航海をつくっていく。その距離の近さも、ぱしふぃっく びいなすの24年間を支えていました。

客船事業の終了が決まったあとも、松井船長は自分の次の仕事より、長く同じ船で過ごした乗組員たちの行き先を気にかけていたといいます。積み上げてきた経験やノウハウが会社の終了とともに失われてしまうことを惜しみながら、仲間たちが次の場所でも活躍してほしいと願っていました。ゲストへの「ふれんどしっぷ」だけでなく、同じ船で働く人たちの間にも、長い航海の中で育ったつながりがありました。

そして最後に販売されたのが、2022年12月27日に神戸港を出発する8泊9日の「びいなすニューイヤークルーズ ~石垣島・沖縄本島・奄美大島~」でした。船の上で2023年の新年を迎え、1月4日に神戸へ帰港する最後の航海です。その直前まで、横浜や神戸ではクリスマスクルーズやワンナイトクルーズが続き、最後の冬もこの船らしくゲストを迎え続けました。

ワンナイトから97日間の世界一周まで、祭りを見に行く旅も、家族で過ごす夏休みも、何度も顔を合わせるクルーや旅仲間との時間もありました。最後まで掲げられていたのは「笑ってさようなら」。24年間たくさんの旅を届けた「ぱしふぃっく びいなす」のクルーズプランは、このニューイヤークルーズで幕を閉じました。

ぱしふぃっく びいなすの詳細データ

【最終営業航海】
2023年1月4日、「びいなすニューイヤークルーズ」を終えて神戸ポートターミナルへ帰港。683回目の神戸港入港をもって、「ぱしふぃっく びいなす」としての営業航海を終了しました。 〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町4-5
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【最後の出港】
2023年1月6日、乗客を乗せない最後の回航で神戸港を出港し、兵庫県相生市へ向かいました。
【船の現在位置】
EASTERN VENUS(旧ぱしふぃっく びいなす)の現在位置は、下のMarineTrafficでご覧いただけます。
【ドレスコード】
最終運航期は、すべてのクルーズで「カジュアル」と案内されていました。
【船】
26,594GT。全長183.4m、全幅25.0m
【喫水】
6.5m
【航海速力】
17ノット
【乗客定員】
620名(最終運航期)
【客室数】
230室(最終運航期)
【建造】
石川島播磨重工業 東京第一工場
【就航】
1998年4月12日
【船籍】
日本
【登録港】
大阪港
【運航会社】
日本クルーズ客船株式会社

「EASTERN VENUS(旧ぱしふぃっく びいなす)」のリアルタイム位置情報

ロイヤルウイング(運航終了)

「ロイヤルウイング」は、横浜港大さん橋を拠点に、長年にわたって横浜港を巡ってきたレストラン船です。みなとみらいや赤レンガ倉庫、横浜ベイブリッジなど港の景色を眺めながら、船内で中国料理や生演奏を楽しむことができ、ランチ、ティー、ディナーと時間帯を変えながら一日に何度も大さん橋から出航していました。食事を楽しみに乗る人、横浜の景色を海から眺める人、家族や友人との時間を過ごす人、記念日や結婚式を迎える人。横浜港でさまざまな時間を過ごせる船として、2023年まで運航を続けました。

そのロイヤルウイングには、横浜で過ごした年月よりもさらに前から続く、長い船の歴史があります。1960年、関西汽船の大阪~別府航路を結ぶ3代目「くれない丸」として就航し、豪華な内装と美しい船体から「瀬戸内海の女王」と呼ばれました。当時は新婚旅行へ向かう人たちも乗せ、瀬戸内海の航路を行き交いました。その後、レストラン船への改装とともに1988年に「ロイヤルウイング」へ船名を変え、1989年3月5日から横浜港で新たな時代を迎えました。1960年の就航時から使われてきたエンジンも最後まで現役で動き続け、最初の就航から63年にわたる航海を重ねました。

横浜では、横浜港大さん橋を出て、みなとみらいや赤レンガ倉庫の街並みを海から眺め、横浜ベイブリッジの下をくぐる約2時間のクルーズを運航していました。最大630名を迎えられる船内で、昼はサンデッキに出て潮風と横浜港を眺め、夕方には街が少しずつ灯り始める景色を、夜にはみなとみらいの夜景を楽しむ。ランチ、ティー、ディナーと、乗る時間によって同じ横浜港でも違う景色に出会える船でした。

ロイヤルウイングが船の上で大切にしていたものの一つが、中国料理です。中華街のある横浜だからこそ中国料理にこだわり、新鮮な食材を仕入れ、仕込みから調理までを船内の厨房で一貫して行っていました。季節の食材を使い、出来たての料理がテーブルへ運ばれる。窓の外では横浜港の景色が流れ、その横で食事が続いていく。景色を見るだけではなく、食卓を囲んで過ごすことまでがロイヤルウイングのクルーズでした。

食事のそばには、いつも船内のエンターテイメントがありました。ピアノのある部屋では、ピアノ、ヴァイオリン、フルート、サックスなどのクラシック奏者による生演奏。船内ではスタッフが色とりどりの風船から動物や花を作るバルーンアートを披露し、子どもたちを楽しませていました。音楽を聴きながら食事をしたり、家族でバルーンアートを眺めたり、サンデッキへ出てベイブリッジを見上げたり。船に乗っている時間そのものを楽しめるよう、料理も音楽も景色も一緒に用意されていました。

船内には、大きな窓を持つレストランや少人数で使える個室、パーティー会場などがあり、家族や友人だけの集まりから大人数の宴会まで使われていました。船を丸ごと貸し切ることもでき、誕生日や結婚記念日、同窓会、歓送迎会、プロポーズなど、大切な人と過ごす時間のためにロイヤルウイングへ乗った人も少なくありません。ドラマ『相棒』でも、season7 第10話「ノアの方舟~聖夜の大停電は殺人招待状!狙われた法務大臣・次の標的は豪華客船?」やseason14 第10話「英雄~罪深き者たち」の撮影に使われています。

そして、ロイヤルウイングで結婚式を挙げた人たちには、さらに特別な記憶が残っています。船上ウエディングでは船長が立ち会い、最上階のサンデッキで横浜港を背景に誓うキャプテンセレモニーが行われました。船には「ご安航を祈る」という意味を持つ国際信号旗のUとWが二人のために掲げられ、結婚式当日の航海日誌には新郎新婦自身が署名。挙式の終わりには色とりどりのバルーンを空へ放ち、ロイヤルウイングから二人を祝う汽笛が横浜港へ響きました。

そんな日々を重ねてきたロイヤルウイングは、2023年5月14日に最後の航海を迎えました。最後の春には「ありがとうクルーズ」が行われ、5月14日のファイナルクルーズでは中国料理、バルーンアートやマジック、「ロイヤルウイングの思い出写真展」などが船内に用意されました。さらに、「くれない丸」への思いを込めて寄せられたメッセージや写真も船内に並び、横浜でのロイヤルウイングだけではなく、1960年から続いた63年間の時間を一緒に見送る一日になりました。

船の運航が終わったあとも、ロイヤルウイングで生まれた記憶までなくなったわけではありません。2025年4月、株式会社ロイヤルウイングの営業権や商標権などはY Cruise株式会社へ引き継がれました。ロイヤルウイングで結婚式を挙げた人たちが署名した航海日誌やメモリアルプレートもY Cruiseが管理を引き継いでいます。現在のY Cruiseは、同じ横浜港でマリーンルージュやシーバスを運航しています。

「ロイヤルウイング」という船名で再び運航するかどうかは、現在も発表されていません。それでも、大さん橋から船に乗り、中国料理を囲んだこと、生演奏を聴いたこと、夕暮れや夜景を眺めたこと、船上で結婚式を挙げて航海日誌に名前を残したことは、それぞれの人の中に残っています。そして、その航海日誌そのものも今の横浜へ引き継がれています。

現役時代のクルーズプラン

ロイヤルウイングの「ありがとうクルーズ」で提供された中国料理のランチコース

ロイヤルウイングは2023年5月14日のファイナルクルーズを最後に、この船での運航を終えており、現在、新たなクルーズの販売・予約は行われていません。

現役時代は、ランチクルーズ(12:00〜13:50)、ティークルーズ(14:45〜16:15)、ディナークルーズ(17:00〜18:50、19:30〜21:20)という一日の運航リズムがありました。ランチやディナーでは中国料理のコースやバイキング、ティークルーズではスイーツなどのプランが用意され、一日の中から乗りたい時間と食事の過ごし方を選んで横浜港へ出ることができました。

最後の春には、2023年5月1日から7日まで「ありがとうクルーズ」が行われました。そして5月14日には、17:00〜19:30の特別便「ロイヤルウイング ファイナルクルーズ」を運航。中国料理バイキングやフリードリンク、非売品写真集を含む最後の特別プランで、1960年から63年にわたって航海を重ねた船の最後のクルーズとなりました。

ロイヤルウイングの詳細データ

【進水】
1959年11月18日。新三菱重工業神戸造船所で、関西汽船の3代目「くれない丸」として進水しました。
【竣工】
1960年2月27日
【初就航】
1960年3月6日。3代目「くれない丸」として、関西汽船の阪神・別府航路に就航しました。
【改名】
1988年、レストラン船への改装にあわせて「くれない丸」から「ロイヤルウイング」へ船名を変更しました。
【横浜就航】
1989年3月5日。横浜港を巡るレストラン船「ロイヤルウイング」として就航しました。
【新体制就航】
2001年3月17日。株式会社ロイヤルウイングによる運航体制で就航しました。
【運航終了】
2023年5月14日。ファイナルクルーズを最後に運航を終了。1960年の初就航から63年にわたる船歴となりました。
【船体】
総トン数 2,876t、全長 86.7m、全幅 13.4m
【乗船定員】
630名
【最大速力】
16.4ノット
【機関】
2,700馬力×2基。1960年の就航当時からのエンジンが、2023年の運航終了まで現役で稼働していました。
【航行区域】
平水区域(船舶安全法規定による)
【船籍港】
横浜港
【造船】
新三菱重工業 神戸造船所
【船内】
A~Eデッキで構成され、サンデッキ、レストラン、個室、パーティー会場などがありました。旧公式サイトの「ロイヤルウイング 船内・貸切ルームのDeck Map」に船内の記録が残っています。
【運航会社】
最終期は株式会社ロイヤルウイング。2000年10月10日設立。2025年4月1日に営業権・商標権等をY Cruise株式会社へ譲渡・承継した後、解散しました。
【船のその後】
2023年6月27日に横浜港を離れ、曳航されて韓国へ向かいました。7月17日に韓国・木浦北港のスクラップヤードへ到着し、7月下旬から船体の解体が進められました。
【AIS記録】
ロイヤルウイングで使われていたMMSI 431000547の記録は、船体の解体後もMarineTrafficに残っています。最後に受信された記録は2024年12月19日(日本時間)の横浜港です。船体はすでに解体されているため、この記録は旧船体そのものの位置を示すものではありません。下の「最後のAIS記録」から現在も確認できます。

「ロイヤルウイング」の最後のAIS記録

横浜の観光クルーズ

港町・横浜に来たなら、せっかくだから船に乗って、海からこの街を眺めてみたい。そんな気分になったとき、横浜港には気軽に楽しめる多彩な観光クルーズがあります。散歩や買い物の途中にふと思い立って船に乗ったり、家族で乗り物そのものを楽しんだり、夕暮れから夜へ変わっていく港を眺めながら食事をしたり。数十分ほど気軽に海へ出る船から、夜景や食事を楽しみに出かけるクルーズまであり、一緒に行く人やその日の気分に合わせて、いつもの横浜を海の上から楽しめます。

横浜駅やみなとみらいを海上から巡るSEA BASS、食事とともに横浜港の景色を楽しむマリーンルージュ、工場夜景や季節のクルーズまで選べるReserved Cruise、街を走ったバスがそのまま海へ入るSKY Duck横浜、八景島で気軽に海へ出られるパラダイスクルーズII。それぞれ過ごす時間も、見える景色も、船に乗る楽しさも違います。海から見る横浜、食事と過ごす横浜、夜景の中へ出ていく横浜。気軽に乗れるクルーズから、二人だけで大切な記念日を過ごす時間、仲間や家族との特別な集まりを船ごと貸し切って楽しむ時間まで、横浜港には過ごしたい時間に合わせて楽しめる選択肢が広がっています。

SEA BASS(シーバス)

昭和61年(1986年)1月に横浜駅東口と山下公園を結ぶ航路として始まった「SEA BASS(シーバス)」は、横浜の街を海からつなぐ水上バスです。現在は、「横浜駅東口(横浜ベイクォーター)」「新港ふ頭さん橋(横浜ハンマーヘッド)」「ピア赤レンガ(横浜赤レンガ倉庫)」「山下公園」の4地点を結び、目的地までの移動そのものを短い船旅に変えてくれます。

定期便は4地点すべてに寄る便だけではなく、ハンマーヘッドやピア赤レンガに寄港しない便、横浜駅東口と山下公園を直接結ぶ便もあります。4地点を経由して横浜駅東口から山下公園まで乗れば約45分、直行便なら約20分。赤レンガやハンマーヘッドへ向かう途中に船を使ったり、山下公園から横浜駅へ戻る帰り道だけ海上ルートに替えたり、一日の動線の中へ組み込みやすいのがシーバスの面白さです。

船が岸を離れると、それまで歩いていたみなとみらいの建物や赤レンガ倉庫が、今度は海側からひとつの街並みとして見えてきます。横浜駅から観光地へ向かうための交通手段でありながら、乗っている時間そのものが横浜港を見る時間になる。観光船に乗るためだけの予定をつくらなくても、街を移動する途中で海へ出られるのがシーバスならではの存在です。

山下公園の乗り場は改修のため2022年から一時休止していましたが、2024年8月1日に「山下公園 SEA BASS CRUISE TERMINAL」として再開しました。待合室や横浜港を眺められる展望テラスを備え、バリアフリーに対応した設備や自動券売機も整備された新しいターミナルです。横浜駅東口、ハンマーヘッド、赤レンガ倉庫、山下公園という、新しいみなとみらいと昔からの港町横浜をつなぐ4地点の航路も、ここで再びつながりました。

1986年に就航した初代「シーバス1号」から続いてきた船も世代交代し、現在運航しているのは「シーバス5号」「シーバスZERO」「シーバスACE」の3種類です。シーバス5号は現在の3船で最も多くの乗客を乗せられる船。2020年就航のZEROは広いデッキやバリアフリー対応の設備を備え、2021年就航のACEはルーフトップデッキから360度の景色を楽しめる船として、現在は工場夜景クルーズを中心に活躍しています。同じシーバスでも、乗る船によって港との距離や景色の見え方が少しずつ変わります。

船内には飲食物を持ち込むこともできるので、横浜で買った軽食や飲み物を持って乗ることもできます。ベビーカーは船内デッキで預かってもらうことができ、規定サイズのバッグやカートに入れたペットも条件付きで一緒に乗船できます。観光だけを目的に構えなくても、買い物や食事、散歩の続きとして船へ乗れるところも、水上バスであるシーバスの使いやすさです。

そして日常の水上交通とは別に、シーバスにはもう一つの顔があります。横浜の灯りを海から巡る「横浜みなとみらい 夜景クルーズ」、ハンマーヘッドから京浜工業地帯へ向かう「KAWASAKI【新】工場夜景クルーズ」、横浜港を巡る「横浜みなと周遊クルーズ」、花火を船上から見る「横浜ナイトフラワーズクルーズ」など、季節や開催日に合わせた特別クルーズも運航されています。春には横浜駅東口から大岡川へ入る「さくらクルーズ」もあり、普段は街をつなぐ船が、その日だけの横浜を見るためのクルーズ船になります。

「SEA BASS」という名前にも、この船らしい背景があります。BASSはバスの英語表記ではなく、魚のスズキのこと。横浜駅東口側の河口から海へ出て山下公園まで行き来する航路を、淡水と海水を行き来するスズキになぞらえて名付けられました。1986年から続く名前の中に、横浜の川と港を行き来する水上交通としての成り立ちがそのまま残っています。

横浜駅から最初の目的地まで乗ってもいいし、ハンマーヘッドと赤レンガの間だけ海へ出てもいい。山下公園まで歩いた帰りに、横浜駅へ戻る交通手段として選ぶこともできます。電車や徒歩なら単なる移動だった時間に、港から横浜を見る景色がひとつ加わる。それが、観光船とも路線交通とも少し違う、シーバスという横浜の船です。

シーバスのチケット購入・予約

横浜駅東口、ハンマーヘッド、ピア赤レンガ、山下公園を結ぶシーバス定期便は、個人利用なら事前予約は必要ありません。当日、利用する乗り場の券売機で乗船券を購入して乗船します。15名以上の団体利用は、電話で事前予約ができます。

定期便とは別に、夜景や工場夜景などを楽しむ予約制の企画クルーズも運航されています。現在予約できるシーバスの企画クルーズは、「じゃらん 遊び・体験のシーバス予約プラン一覧」から、開催日や料金、空席を確認して予約できます。季節限定のクルーズが販売される時期には、あわせて掲載されることがあります。

春には、横浜駅東口から大岡川へ入り、桜を船上から楽しむ「さくらクルーズ」も運航されます。開催時期やその年の運航内容は、「さくらクルーズ」の紹介で確認できます。

シーバスの詳細データ

【TEL】
045-662-6125 Y Cruise株式会社 予約センター 営業時間 10:00~19:00
【乗船場所】
横浜駅東口 横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター2F
新港ふ頭さん橋 横浜市中区新港2-14-1 新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド前)
ピア赤レンガ 横浜市中区新港1-1-1 横浜赤レンガ倉庫1号館海側
山下公園 横浜市中区山下公園地先 山下公園 SEA BASS CRUISE TERMINAL
乗船する便によって寄港しない乗り場があります。利用する便の時刻表をご確認ください。
【地図】
横浜駅東口 AppleマップGoogleマップ
新港ふ頭さん橋 AppleマップGoogleマップ
ピア赤レンガ AppleマップGoogleマップ
山下公園 AppleマップGoogleマップ
【アクセス】
横浜駅東口
  • JR「横浜駅」きた東口より 約5分
  • JR「横浜駅」東口より 約10分
  • みなとみらい線「横浜駅」より 約10分
新港ふ頭さん橋
  • みなとみらい線「馬車道駅」6番出口より 約10分
  • JR「桜木町駅」より 約15分
ピア赤レンガ
  • みなとみらい線「馬車道駅」6番出口より 約7分
  • JR「桜木町駅」より 約20分
山下公園
  • みなとみらい線「元町・中華街駅」4番出口より 約5分
  • JR「石川町駅」より 約15分
【駐車場】
シーバス専用・提携駐車場はありません。各乗り場周辺の有料駐車場を利用します。
新港ふ頭さん橋 横浜ハンマーヘッド駐車場
山下公園 山下公園駐車場
ピア赤レンガ周辺の事前予約タイムズのB」 または 「akippa」 から探せます。
【時刻表】
シーバスの運航時刻表・料金表 便によってハンマーヘッドやピア赤レンガに寄港しない場合や、横浜駅東口と山下公園を直接結ぶ便があります。
【運航日】
定期便に定休日はありません。 気象・海象などにより運休する場合や、ドック点検期間中に減便する場合があります。予約制の企画クルーズは、最少催行人数に満たない場合も運休となることがあります。
【運航状況】
シーバス公式の運航情報 出航時刻や寄港地が変更される場合があるため、利用当日に確認してください。
【乗船手続き】
定期便は出航10分前までに券売機で乗船券を購入するか、チケットカウンターで手続きを済ませます。 船内への案内は出航約5分前からです。船は定刻に出航します。
【料金】
横浜駅東口から
  • ハンマーヘッド 大人1,300円 / 小人650円
  • ピア赤レンガ 大人1,300円 / 小人650円
  • 山下公園 大人1,500円 / 小人750円
ハンマーヘッドから
  • ピア赤レンガ 大人1,000円 / 小人500円
  • 山下公園 大人1,300円 / 小人650円
ピア赤レンガから
  • 山下公園 大人1,300円 / 小人650円
小人料金は3歳~小学生。0~2歳は大人1名につき1名無料です。企画クルーズはプランごとに料金が異なります。
【支払方法】
VISA、Mastercard、銀聯、JCB、American Express、Diners Club、Discoverのクレジットカードと、iD・交通系ICを利用できます。 クレジットカードは一括払いのみです。
【障がい者割引】
障がい者手帳をお持ちの本人と介助者1名まで、通常のシーバス乗船料が半額になります。 発行した都道府県や等級は問いません。他の割引券・クーポンとの併用はできません。
【車いす】
シーバスZERO 車いす2台まで乗船可能
シーバスACE 車いす1台まで乗船可能
シーバス5号 車いす非対応
車いす利用者1名につき介助者1名の同伴が必要です。ZERO・ACEの昇降機は、利用者を含む総重量250kg以内、幅80cm以内、長さ・高さ140cm以内です。乗船予定便が車いす対応船か事前に予約センターへ確認してください。
【トイレ】
シーバスZEROとシーバスACEには、車いすで利用できるバリアフリー対応トイレがあります。
【ベビーカー】
ベビーカーは船内デッキ部分に置くことができます。 乗下船時は原則として、お子さまをベビーカーから降ろして移動します。
【授乳・おむつ】
船内に専用の授乳スペースやおむつ替えスペースはありません。乗船前後に各乗り場周辺の施設をご利用ください。
【ペット】
3辺の合計が1.2m以内、体重10kg以内のペットは、全身が入るペット用バッグやカートに入れて乗船できます。座席を使用しない場合は無料です。 シーバスZEROとシーバス5号ではデッキスペースのみ利用できます。シーバスACEは定期便でデッキを利用できず、混雑状況によっては乗船できない場合があります。盲導犬・介助犬などの補助犬は同伴できます。
【飲食】
飲食物の持ち込みができます。船内での飲食販売はありません。 大きなテーブルはないため、片手で食べられる程度の軽食が利用しやすいです。
【船酔い】
横浜港内は比較的穏やかですが、気象・海象によっては揺れる場合があります。 乗り物に弱い方は、乗船前に酔い止め薬を服用しておくことが案内されています。
【乗船定員】
シーバス5号 160名
シーバスZERO 130名
シーバスACE 50名
使用する船は便によって異なります。
【運航会社】
Y Cruise株式会社

マリーンルージュ

「マリーンルージュ」は、1992年の就航から30年以上にわたり横浜港を巡ってきたレストラン船です。船上でフレンチを楽しみながら、みなとみらいや横浜港の景色を海の上から眺めることができます。マリーンルージュのイメージカラーは夕日。昼の光が広がる港、海と空が染まる夕暮れ、街の灯りが水面に映る夜まで、乗る時間によって同じ横浜が違う表情を見せてくれます。

船内では、季節の食材や和の素材も取り入れたクラシックなフレンチを楽しめます。ランチ、アフタヌーン、トワイライト、ディナーと時間帯が変われば、料理と一緒に窓の向こうを流れていく景色も変わります。昼の横浜港を眺めながらの食事から、夕暮れ、夜景へ。食事と横浜港を巡る時間が一つにつながっているのが、マリーンルージュの船旅です。

食事の席を離れて海を眺める時間もあります。船内には5つの客室とオープンデッキ、スカイデッキがあり、3階のスカイデッキへ上がれば潮風を感じながら横浜港を360度見渡せます。みなとみらいの街並みを背景に写真を撮ったり、船尾のオープンデッキから海に残る航跡を眺めたり、食事の前後にも船に乗っている時間を楽しめます。

記念日の食事やプロポーズ、結婚式や披露宴、同窓会、レセプション、船上コンサート、ファンミーティング、映画やCMの撮影まで、マリーンルージュでは横浜港を進む船そのものがさまざまな時間の舞台になります。少人数で使えるレストラン個室から、グループでの個室貸切、150名以上での全船チャーターまで、いつものレストランとは違う場所で集まりたい日にも選べる船です。

1998年に放送された、横浜を舞台にしたTBSドラマ「スウィートシーズン」の主題歌、サザンオールスターズの「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜」にもマリーンルージュが登場します。放送から28年。40代から60代くらいの方には、横浜の夜景と一緒にあの頃を思い出す名前かもしれません。歌の中で聞いたマリーンルージュに、今も実際に乗って横浜港を巡ることができます。

2026年には、横浜を舞台にした劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の大ヒット記念企画で、「江戸川コナン×マリーンルージュ」のビジュアルも登場しました。同年の横浜国際映画祭では、マリーンルージュそのものが会場の一つとなり、船上パーティーも行われています。1990年代のサザンから現在のコナンや映画祭まで、世代をまたいで横浜の景色と文化の中に名前が残り続けている船です。

マリーンルージュと同じ運航会社による、横浜港周辺の見学を目的として作られた観光船「マリーンシャトル」は、惜しまれつつも2021年7月に35年間の運航を終えました。その船が今どこにいるかは、MarineTrafficで見ることができます。マリーンシャトルをはじめ、ロイヤルウイングやにっぽん丸など、横浜港で長く親しまれてきた船がそれぞれの航海に一区切りを迎えた歩みは、横浜港のクルーズ史でも紹介しています。そんな横浜港で、1992年に就航したマリーンルージュは今も人を乗せ、昼から夕暮れ、夜へと変わる横浜の景色の中を巡り続けています。

マリーンルージュのクルーズ予約・購入

マリーンルージュは、12:00発のランチクルーズ(90分)、14:30発のアフタヌーンクルーズ(60分)、17:00発のトワイライトクルーズ(90分)、19:30発のディナークルーズ(120分)が基本の4便です。ランチやディナーのフレンチ、午後のアフタヌーンティーなど、その時間ならではの食事と一緒に横浜港を巡ることができます。

食事を付けず、船から横浜港の景色だけを楽しむ乗り方もできます。15名未満なら、出航30分前からピア赤レンガの窓口で当日の乗船券を購入して乗船できます。食事付きのクルーズと15名以上の団体利用は事前予約です。

食事付きクルーズは、「じゃらん 遊び・体験予約」、「OZmall(オズモール)」、「一休レストラン」、「楽天トラベル観光体験」、「旅プラスワン」などから予約できます。ランチやディナー、記念日のプランなど、その日に販売されている内容を見比べながら選べます。

通常のランチやディナーのほかにも、アフタヌーンティークルーズ、アニバーサリープラン、個室貸切、全船チャーターなどがあります。季節や連休には、通常とは違う短時間のクルーズや期間限定プランが登場することもあります。現在のプランと運航状況は、マリーンルージュの最新プランで確認できます。

マリーンルージュの詳細データ

【乗船場所】
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1-1 横浜赤レンガ倉庫1号館海側「ピア赤レンガプランによって乗船場所が異なる場合があります。予約時の案内をご確認ください。
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【アクセス】
  • みなとみらい線「馬車道駅」6番出口より徒歩約7分
  • JR「桜木町駅」より徒歩約20分
【TEL】
045-662-6125(Y Cruise株式会社 予約センター) 受付時間 10:00~19:00
【駐車場】
  • マリーンルージュ専用・提携駐車場はありません。横浜赤レンガ倉庫には第1・第2駐車場があります。
  • 事前予約できる近隣駐車場は「タイムズのB」または「akippa」から探せます。
【運休日】
月に3~4日程度の運休日があります。各クルーズが最少催行人数8名に満たない場合や、気象・海象状況によって運休またはコース変更となる場合があります。 毎年1月にはドック点検による長期運休期間があります。最新状況はY Cruiseの運航情報をご確認ください。
【乗船のみの料金】
  • 60分 大人2,400円/小人1,200円
  • 90分 大人3,000円/小人1,500円
  • 120分 大人3,000円/小人1,500円
食事付きクルーズはプランによって料金が異なります。 小人料金は小学生が対象。未就学児は大人1名につき1名無料です。 障がい者手帳をお持ちの方は、ご本人と介助者1名まで通常乗船料が半額になります。食事付きプランは割引対象外です。
【車いす利用】
1階は車いすに乗ったままレストラン席まで利用できます。エレベーター・昇降機がないため、車いすでの2階席・スカイデッキへの移動はできません。 利用できる車いすは、ご本人を含む総重量250kg以内、幅80cm以内、長さ・高さ各140cm以内。利用者1名につき介助者1名の同伴が必要です。車いす対応トイレはありません。利用前にマリーンルージュの車いす利用案内をご確認ください。
【ベビーカー】
船内エントランスで預けることができます。
【ペット】
ペットは乗船できません。盲導犬・聴導犬・介助犬などの補助犬は一緒に乗船できます。 補助犬と乗船する場合は事前に連絡してください。
【船】
683トン。全長約52m。
【就航】
1992年1月
【乗船定員】
330名
【運航会社】
Y Cruise株式会社

「マリーンルージュ」のリアルタイム位置情報

Reserved Cruise

Reserved Cruiseは、横浜港を気軽に楽しめる乗合クルーズから、クルーザーを一隻貸し切るプライベートクルーズまでを手がける横浜のクルーズ会社です。昼のみなとみらい、夕暮れの港、夜の工場地帯、羽田空港へ続く京浜運河まで、同じ横浜の海でも行き先や時間によってまったく違う景色を楽しめます。貸切では人数や過ごし方に合わせてクルーザーを選び、食事や演出を組み合わせることもできます。

昼の横浜を気軽に海から眺められるのが、「赤レンガCaféクルーズ」です。ピア赤レンガから出航し、UNI COFFEE ROASTERYのドリンクを片手に、みなとみらいやベイブリッジなどを約45分で巡ります。赤レンガ倉庫を歩いていた時間から、そのまま海へ出て横浜を眺められる、Reserved Cruiseの中でも短時間で楽しみやすいクルーズです。

夜の横浜なら、「横浜夜景ファンタスティックカフェシップ」があります。横浜三塔、青く輝くベイブリッジ、女神像みちびきなど、「見ると幸せになれる」と紹介される横浜港のポイントを約60分で巡りながら、コスモクロック21やガントリークレーン、みなとみらいの灯りまで船上から眺めます。週末を中心に月2回程度運航され、昼の観光とは違う横浜の夜を楽しめます。

Reserved Cruiseを代表するもう一つの航海が、「工場夜景ジャングルクルーズ」です。ピア赤レンガを出た船は京浜工業地帯の運河へ入り、プラントやタンク、倉庫が並ぶ工場地帯を約90分かけて巡ります。工場の稼働音や船の振動まで感じながら進む航路にはクルーによるガイドも入り、陸上の展望スポットから眺める工場夜景とは違う距離感で楽しめます。「かながわ観光大賞」を受賞し、「日本夜景遺産」と「日本百名月」の二つの夜景ブランドにも認定された、工場夜景クルーズの先駆けとなった航海です。

海を眺めるだけでなく、船そのものを移動手段にした「MM⇔羽田ジェットライン」もあります。みなとみらい・ぷかりさん橋と羽田空港船着場を約90分で結び、京浜工業地帯や巨大クレーンのそばを通りながら羽田へ向かいます。空港付近では頭上を行き交う航空機を間近に望めることもあり、羽田へ移動する時間そのものを東京湾のクルーズとして楽しめます。日曜を中心に月2回程度の運航です。

季節によって、横浜の海から楽しめる景色も変わります。春には大岡川の桜を船から眺める「お花見クルーズ」、夏には夕暮れの横浜港を巡る夕涼みクルーズや、花火を海上から見る特別便など、その時期だけの航海も登場します。いつもの横浜を歩く日に季節のクルーズを加えると、陸から見慣れた街にも別の景色が見えてきます。

自分たちだけの船で過ごしたい日には、貸切クルーズがあります。二人だけの記念日やプロポーズから、家族や仲間とのパーティー、企業イベント、ウェディング、映画やCMなどの撮影まで、人数や目的に合わせてクルーザー、航路、食事、花束や音楽などの演出を組み合わせることができます。45分ほど横浜港を眺める乗合クルーズから、一隻を貸し切って特別な一日をつくる航海まで、同じReserved Cruiseの中に幅の違う船旅が揃っています。

Reserved Cruiseの予約・購入

Reserved Cruiseの乗合クルーズ予約案内

赤レンガCaféクルーズ、横浜夜景ファンタスティックカフェシップ、工場夜景ジャングルクルーズなどの乗合クルーズは、「アソビュー!」、「じゃらん 遊び・体験」、「アクティビティジャパン」から予約できます。予約サイトによって掲載されるクルーズや受付日が異なるので、乗りたいクルーズ名や行ける日から、現在販売されているプランと空席を見比べられます。春のお花見、夏の夕涼みや花火などの季節クルーズも、販売時期になると掲載されることがあります。

一隻を貸し切って楽しむクルーズもあります。大人数でのパーティーや食事付きの貸切なら、「OZmall(オズモール)」から、みなとみらい・ぷかりさん橋発着の貸切クルーズを予約できます。OCEAN BLEUやCIEL BLEUを一隻使い、横浜・みなとみらい、工場夜景、東京方面などの航路と、料理やドリンクを組み合わせた船上パーティーを選べます。

プロポーズや記念日に二人だけで船を貸し切る「二人だけのクルーズ」、一人で楽しむソロ活クルーズ、少人数でのプライベートクルーズ、料理や演出まで組み合わせる特別な貸切などは、希望する時間やクルーザー、過ごし方に合わせて内容を組み立てるクルーズです。こうした貸切は、Reserved Cruiseの貸切クルーズから相談できます。

現在予約できるReserved Cruiseの乗合クルーズや季節クルーズをまとめて見たいときは、Reserved Cruiseのクルーズ一覧から、日付・料金・空席を見ながら予約できます。

Reserved Cruiseの詳細データ

【TEL】
045-290-8377 受付時間 10:00~18:00
【乗船場所】
ピア赤レンガ桟橋 「赤レンガCaféクルーズ」「横浜夜景ファンタスティックカフェシップ」「工場夜景ジャングルクルーズ」など
みなとみらい・ぷかりさん橋 「MM⇔羽田ジェットライン」みなとみらい発着
羽田空港船着場 「MM⇔羽田ジェットライン」羽田発着
貸切クルーズ 予約内容に応じて指定された桟橋
季節クルーズや特別便も乗船場所が異なる場合があります。予約時の乗船案内をご確認ください。
【地図】
ピア赤レンガ桟橋 AppleマップGoogleマップ
みなとみらい・ぷかりさん橋 AppleマップGoogleマップ
羽田空港船着場 AppleマップGoogleマップ
【アクセス】
ピア赤レンガ桟橋
  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」から徒歩約15分
  • みなとみらい線「馬車道駅」「日本大通り駅」から徒歩約10分
みなとみらい・ぷかりさん橋
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩約5分
  • JR・市営地下鉄「桜木町駅」から徒歩約12分
羽田空港船着場
  • 羽田空港第3ターミナルから徒歩約15分
【駐車場】
Reserved Cruiseの提携駐車場はありません。
ピア赤レンガ周辺 横浜赤レンガ倉庫周辺の駐車場を利用できます。
事前予約できる駐車場タイムズのB」 または 「akippa」 から探せます。
【運航日】
クルーズごとに異なります。 乗合クルーズは各プランの運航日程、貸切クルーズは予約内容をご確認ください。
【集合時間】
乗合クルーズは、出航10~15分前までに指定された桟橋へお越しください。 クルーズによって受付・当日券販売の開始時刻が異なるため、実際の集合時刻は予約したクルーズの案内を優先してください。
【欠航・コース変更】
雨天でも基本的に運航しますが、強風など安全な運航が難しい場合は欠航することがあります。当日の気象・海象によって航路が変更される場合もあります。 欠航判断の時期はクルーズによって異なります。予約したクルーズの案内と当日の公式運航情報をご確認ください。
【料金】
乗合クルーズは各プランごとに設定されています。貸切クルーズは日時、人数、クルーザー、航路、料理やオプションなどによって料金が異なります。
【障がい者割引】
「赤レンガCaféクルーズ」と「MM⇔羽田ジェットライン」は障がい者割引があります。「工場夜景ジャングルクルーズ」「横浜夜景ファンタスティックカフェシップ」は対象外です。 区分によって割引内容が異なるため、予約するクルーズの案内をご確認ください。
【車いす利用】
車いすに乗ったまま乗船できます。 使用するクルーザーや車いすのサイズによって利用できない場合があるため、事前にお問い合わせください。
【ペット】
クルーズによって乗船条件が異なります。 ケージなどに入れた状態で乗船できる便もありますが、夜間や特別便では利用できない場合があります。盲導犬などの補助犬を除き、予約するクルーズの案内をご確認ください。
【船酔い】
横浜港内や運河を巡るクルーズは比較的波が穏やかですが、気象状況や他船の引き波などで揺れる場合があります。 船内に酔い止め薬の用意はありません。
【乗船定員】
使用するクルーザーによって異なります。
【運航会社】
株式会社ケーエムシーコーポレーション
【設立】
昭和50(1975)年5月13日
【公式情報】
Reserved Cruise公式サイト

SKY Duck横浜

SKY Duck横浜

SKY Duck横浜

SKY Duck横浜は、みなとみらいの街路と横浜港を一台の車両で巡る水陸両用バスです。横浜では2016年に運行を開始し、大きなクジラを描いた横浜限定車両が日本丸メモリアルパークを拠点に走っています。街を巡っていたバスがそのまま海へ入り、今度は横浜港を進んでいく。陸と海を行き来しながら、みなとみらいを巡ります。

「みなとハイカラコース」では、みなとみらいを走りながら横浜の街を巡ったあと、車両は専用の進水路へ向かいます。坂を下り、そのまま水面へ入ると、タイヤで道路を走っていた車両が今度は船として横浜港を進み始めます。途中で乗り換えることも、別の船着場へ移動することもありません。同じ座席に座ったまま、視界だけが街路から港へ切り替わっていきます。

陸上では、大観覧車「コスモクロック21」や横浜赤レンガ倉庫、横浜ハンマーヘッドなど、みなとみらいを歩いていると一つずつ目の前に現れる場所を巡ります。水上へ出ると、それらは横浜港を囲む一つの景観として見えるようになります。海側から眺めるみなとみらいの高層ビル群、横浜ベイブリッジ、大さん橋、港を行き交う船。約50〜60分のあいだに、街を走る横浜と海から眺める横浜の両方に出会えます。

秋には、山下公園のイチョウ並木を巡る期間限定の「みなとイチョウコース」も楽しめます。日本大通りから中華街、山下公園へと陸上ルートを延ばし、黄金色に染まるイチョウのそばを水陸両用バスならではの高い目線で通り抜けたあと、日本丸メモリアルパークへ戻ってそのまま横浜港へ入ります。街路樹を間近に眺める秋のドライブと、海から見る横浜を一度に楽しめる、この季節ならではのコースです。

車内にはアテンダントが乗り、横浜の歴史や建物、港町にまつわる話を聞きながら街と海を巡ります。2026年からは、車内のQRコードをスマートフォンで読み取ることで、英語、中国語、韓国語を含む77言語の字幕でガイド内容を確認できるAI同時通訳にも対応しました。海外から横浜を訪れた家族や友人とも、同じガイドを楽しみながら一緒に巡れます。

日中の「みなとハイカラコース」に加え、夕方には約40分の「トワイライトクルーズ」も設定されています。空にまだ明るさが残る時間から、みなとみらいの建物や観覧車に灯りがともり始める時間へ。陸と海を一台でつなぐ仕組みは同じでも、昼の街を見渡す時間と、港が夜景へ変わっていく時間では、車窓の横浜はまったく違う表情になります。

横浜限定車両はミニカーにもなっており、「スカイダック チョロQ 横浜Ver.」がスカイバス東京の公式オンラインショップで販売されています。街を走り、そのまま横浜港へ入っていく、あのクジラの車両をそのまま形にした横浜Ver.です。

スカイダックのコース予約購入

SKY Duck横浜では、陸上と水上を約50〜60分かけて巡る「みなとハイカラコース」と、夕暮れの横浜港へ出る約40分の「トワイライトクルーズ」があります。昼のみなとみらいを走ってそのまま水上へ出る時間と、街に灯りがともり始める横浜を楽しむ時間。同じSKY Duckでも、選ぶ便によって横浜の表情が変わります。

日中の「みなとハイカラコース」は、旅プラスワンで希望日の空席や出発時刻を確認しながら予約できます。夕方の「トワイライトクルーズ」は設定日のみ運行されるため、乗ってみたい日の便があるかはSKY Duck公式のコース一覧で確認してください。

SKY Duck横浜の詳細データ

【乗車場所】
受付・出発 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1 日本丸メモリアルパーク スカイダック横浜 チケットカウンター前
みなとハイカラコース到着 日本丸メモリアルパーク タワー棟D前 スカイダック横浜 入水・上陸スロープ前
「トワイライトクルーズ」は、スカイダック横浜 チケットカウンター前の発着です。
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【TEL】
【お問合せ】
電話または お問い合わせフォーム
【アクセス】
スカイダック横浜 チケット売場・乗車場
  • JR根岸線「桜木町駅」より 徒歩約5分
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より 徒歩約5分
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」「馬車道駅」より 徒歩約5分
駅からのルートはスカイダック横浜の集合場所・アクセス案内でも確認できます。
【駐車場】
専用駐車場 ありません。
事前予約できる近隣駐車場タイムズのB」 または 「akippa」 から探せます。
【運行日】
みなとハイカラコース 月・火・木・金・土・日
トワイライトクルーズ 土・日・祝日を中心に、一部平日も不定期に運行
実際の運行日・出発時刻はSKY Duck公式の予約カレンダーをご確認ください。
【定休日】
スカイダック横浜 チケットカウンターは毎週水曜日 繁忙期を除きます。
【受付】
みなとハイカラコース 出発15分前までにチケットカウンターで受付
トワイライトクルーズ 出発20分前までにチケットカウンターで受付
【所要時間】
みなとハイカラコース 約50~60分
トワイライトクルーズ 約40分
【料金】
平日
  • 大人(13歳以上)3,600円
  • 子ども(4~12歳)1,800円
休日などの特定日
  • 大人(13歳以上)4,000円
  • 子ども(4~12歳)2,000円
0~3歳は、大人料金に500円を加えて保護者の膝上で乗車できます。膝上利用は大人1名につき1名までで、2人目以降は子ども料金です。3歳で座席を利用する場合も子ども料金となり、1~2歳は安全上、保護者の膝上のみ利用できます。
【座席】
指定席 座席は予約システムで自動的に割り当てられ、座席位置を選ぶことはできません。
【障がい者割引】
身体障害者手帳・療育手帳(愛護手帳)・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの本人は、スカイダックの障がい者料金を利用できます。 スカイダックは本人のみが割引対象です。事前決済予約では利用できないため、電話予約時または当日チケットカウンターで申し出て、手帳を提示してください。料金はスカイバスコールセンターへご確認ください。
【車いす】
車いすに乗ったまま乗車することはできません。車いすはチケットカウンターへ預けます。
【ベビーカー】
ベビーカーは車内へ持ち込めません。チケットカウンターへ預けることができます。
【トイレ】
車内にトイレはありません。 途中下車はできないため、出発前に済ませておく必要があります。
【雨天・服装】
SKY Duckには窓がなく、雨天時は車内へ雨が吹き込む場合があります。傘・日傘は使用できません。 雨天時はレインコートを用意し、冬は防寒、夏は暑さ・日差しへの対策をして乗車してください。
【運行状況】
強風・大雨・雷雨・車両不具合などにより、急きょ運休または中止となる場合があります。 利用当日はSKY Duckの運行情報をご確認ください。
【飲食】
ペットボトルや水筒など、ふた付きの飲み物は持ち込めます。 それ以外の食べ物やアルコールの飲食はできません。
【車両】
SKY Duck Yokohama 水陸両用バス(横浜ver.)。全長11.9m、全高3.7m。
【定員】
41名
【運行開始】
2016年
【運行会社】
日の丸自動車興業株式会社
【設立】
昭和38(1963)年5月15日
【公式情報】
SKY Duck横浜公式サイト

パラダイスクルーズII

パラダイスクルーズIIは、横浜・八景島シーパラダイスの八景島周辺を巡る遊覧船です。2025年7月19日、シーパラダイス開業以来32年ぶりとなる新しいクルーズ船として就航しました。海へ出ると、島の中から眺めていたサーフコースター リヴァイアサンや八景島の景色が海側から見える姿へ変わり、その向こうには房総半島や東京湾を行き交う船が広がります。横浜南部の海を、陸からではなく海上から眺められる観光クルーズです。

八景島では1993年の開業時から「パラダイスクルーズ」が島の周囲を巡ってきました。32年間続いた先代は2025年7月8日に営業を終え、最後の一週間には乗客が船体へ思い出のメッセージを書き残すフィナーレも行われました。その名前と八景島を海から楽しむ役割を受け継いだのが、二代目となるパラダイスクルーズIIです。新しい船はコーワテックが建造し、7月10日に横浜・八景島シーパラダイスへ納品、9日後の7月19日に運航を開始しました。

二代目は、二つの船体を甲板でつないだ双胴船になりました。先代より揺れを抑えながら広い船内空間を取れるようになり、2階のオープンデッキは視界を遮るものをできるだけ減らして、海と空を360度見渡せるつくりです。船内には舵やスロットルレバー、双眼鏡もあり、海を眺めるだけではなく、子どもが船長になったような気分を楽しめる場所も用意されています。

航路も先代より広がりました。八景島の周囲を進みながら、房総半島や東京湾を行き交う船舶を眺め、タイミングや航路によっては、遠くにみなとみらい21や珍しい船が見えることもあります。水族館やアトラクションのある八景島をいったん海側へ離れて眺めると、ここが海に囲まれた島であることもよく分かります。

通常便は約20分。水族館やアトラクションの合間に桟橋へ向かい、現地で1回券を買って乗ることも、対象のフリーパスでそのまま楽しむこともできます。島の中を歩いていた時間から海の上へ景色が切り替わり、さっきまでいた八景島を今度は外側から眺める。八景島で過ごす一日に、海から見た景色がひとつ加わります。

パラダイスクルーズIIの乗船券・関連パスの購入

パラダイスクルーズIIは、プレジャーランドパスワンデーパス楽園ナイトパスに含まれているので、これらのパスを利用する日は追加料金なく乗船できます。水族館やアトラクションを楽しんだあと、そのまま桟橋へ向かい、今度は海の上から八景島を眺める時間まで楽しめます。

「アクアリゾーツパス」や「ナイトアクアリゾーツパス」など、プレジャーランドのアトラクション乗り放題が含まれないパスを利用する日は、パラダイスクルーズIIの1回券を追加して乗船できます。1回券は当日に現地で購入できるほか、Paradise CruiseⅡ乗船券(1回券)をオンラインで事前に購入できます。

船旅の思い出には、パラダイスクルーズIIの御船印や御船印キーホルダーもあります。御船印 引換券御船印キーホルダー 引換券はオンラインで事前に購入し、乗船後に船内で受け取ります。

運航日や時刻は季節によって変わり、天候や風向きによって航路変更や運休になることがあります。最新の時刻表や当日の運航状況は、パラダイスクルーズIIの運航スケジュールで確認できます。花火シンフォニアなど、通常便とは別のイベントクルージングが設定されることもあり、募集があるときは同じ公式案内に掲載されます。

パラダイスクルーズIIの詳細データ

【乗船場所】
横浜・八景島シーパラダイス 八景島さん橋/西浜さん橋 便によって乗船場所が異なります。
【料金】
中学生以上1,000円/小学生500円/未就学児無料 障がい者手帳をお持ちの方は、ご本人と18歳以上の介護者1名まで5割引き。
【身長・年齢制限】
なし 未就学児は18歳以上の保護者の付き添いが必要です。
【所要時間】
約20分
【定員】
140名
【車いす利用】
車いすに乗ったまま利用可能 普通サイズは最大8台。サイズが異なる場合は事前にご相談ください。
【船】
19総トン。全長18.1m、全幅6.1m。2階建ての双胴船。
【航路】
八景島周辺海域
【就航】
2025年7月19日
【建造】
コーワテック株式会社
【運航について】
天候や風向きにより、航路変更または運休になる場合があります。

横浜の屋形船

屋形船というと東京のイメージが強いかもしれませんが、横浜にもちゃんと船宿があります。とくに花火の日、大さん橋やみなとみらい沖に提灯を灯した屋形船が集まり、海上に並ぶ景色は横浜の夏らしいものです。春は大岡川の桜、普段の夜はみなとみらいやベイブリッジ。近代的な港の夜景の中を昔ながらの屋形船で進む、その組み合わせが横浜ならではです。

同じ屋形船でも選び方はかなり違います。まず貸切か乗合か。次に座敷、掘りごたつ、椅子・テーブル、スカイデッキなど船内でどう過ごすか。料理も刺身と揚げたて天ぷらを中心にした和食から、肉料理、本格フレンチ、地産地消まで船ごとに個性があります。

桜や花火の日は通常便とは料金や出航場所が変わることがあり、人気日ほど早く埋まります。季節便を目当てにする場合は通常プランの料金表だけを見ず、その日の専用プランを確認してください。揺れが心配な方は、当日の天候や航路も含めて予約前に船宿へ相談すると安心です。

屋形船 すずよし

屋形船 すずよし

出典:屋形船 すずよし

屋形船 すずよしは、1997年から横浜で運航している屋形船です。桜木町・弁天橋の乗船場を出発し、みなとみらいや山下公園、横浜ベイブリッジなど横浜港の景色を船上から楽しめます。椅子・テーブル、掘りごたつ、スカイデッキ付きなどタイプの異なる5隻を運航しており、少人数から大人数までさまざまな集まりに対応しています。

すずよしの特徴は、利用する人数や集まり方に合わせてプランを組みやすいことです。乗り合いなら設定日に1名から参加でき、貸し切りでは少人数向けの特別貸切から、宴会や各種お祝いなどのグループ利用まで対応。貸し切りでは出航時間を相談でき、昼間の出船も可能です。船内のテーブル配置も、人数や利用目的に合わせて相談できます。

料理は、大漁舟盛りや船内で揚げる天ぷら、創業当初から親しまれている金目鯛の煮付けなどの屋形船らしい和食を中心に、国産牛のすき焼きや和牛ステーキを楽しむコースまで用意されています。乗船料・料理・飲み放題を組み合わせたプランのほか、日本酒の飲み比べや鏡開き、和太鼓・津軽三味線などを追加できるオプションもあり、食事会からお祝い、宴会まで利用目的に合わせて組み立てられます。

全ての船に水洗式トイレを備え、冷蔵庫も利用できます。貸し切りではカラオケも利用可能です。また、すずよしでは屋形船へのAED導入や独自の運航中止基準を設けるなど、安全面にも取り組んでいます。初めて屋形船を利用する人から、貸し切りで細かな希望を相談したいグループまで受け入れられる柔軟さがあります。

季節の楽しみもあり、春には大岡川へ入り、水上から桜を眺める花見利用ができます。花火の開催日には、横浜港の夜景とともに船上から花火を楽しめる日程も設定されます。大岡川の桜については、春のお花見特集「桜の季節だよ!たくさんお花見に行こう!」でも紹介しています。

料金プランと予約

すずよしは、1名から参加できる【乗り合い】と、一隻をグループで利用する【貸し切り】から選べます。現在の乗り合いは、昼が大人8,000円、夜が大人11,000円で、乗船料と食事、昼はソフトドリンク、夜は飲み放題を含みます。乗り合いは毎日ではなく、設定された「乗り合い日」のみ運航されます。現在の日程と料理・料金は、屋形船すずよしの料理・乗船プランで確認できます。

貸し切りは、2~13名で一隻を利用できる1日1艇限定の特別貸切から、14名以上、15名以上、20名以上など人数に応じた各種コースまで用意されています。舟盛りや揚げたて天ぷら、金目鯛の煮付けを楽しむ定番コースのほか、すき焼きや和牛ステーキを中心にしたプランも選べます。出航時間の相談や昼間の利用にも対応しており、少人数の集まりから宴会まで人数に合わせて選べます。花火開催日などは通常と料金が異なる場合があります。

予約は屋形船すずよし公式予約フォームから行えます。乗り合いや一部の貸し切りプランは、ホットペッパーグルメ旅プラスワンじゃらん遊び・体験からも予約できます。少人数向けの「特別貸切」など、すずよしへの直接予約のみとなるプランもあります。

屋形船 すずよしの詳細データ

【予約】
【料金】
乗り合い・貸し切り、人数、料理コースなどによって異なります。最新料金は 屋形船すずよし 料金・お食事プラン をご確認ください。
【乗船場所】
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目101 桜木町弁天橋桟橋(弁天橋屋形船乗船場)
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【TEL】
045-231-1600 受付時間:10:00~21:30(年末年始を除く)
【お問合せ】
電話または屋形船すずよし お問い合わせフォーム お急ぎの場合は電話での問い合わせが案内されています。
【アクセス】
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より徒歩約3分
  • みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩約5分
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より徒歩約4分
  • 車の場合、首都高速神奈川1号横羽線「みなとみらい」出口より約5分

弁天橋桟橋までの詳しい道順は 屋形船すずよし 乗り場・アクセス で確認できます。

【駐車場】
専用駐車場はありません。近隣の駐車場は、事前予約ができる 「タイムズのB」 または 「akippa」 などから予約できます。
【船】
すずよし5号、すずよし6号、すずよし7号、すずよし8号、すずよし10号の5隻 船舶の指定はできません。
【運航会社】
有限会社すずよし
【設立】
1997(平成9)年

屋形船 はまかぜ

横浜みなとみらいの水上を航行する屋形船はまかぜとウォーターフロントの建物 横浜みなとみらいの観覧車前を航行する屋形船はまかぜ

出典:屋形船 はまかぜ

屋形船 はまかぜは、桜木町・弁天橋の乗船場から出航し、横浜ランドマークタワー、横浜ベイブリッジ、氷川丸、横浜マリンタワー、山下公園、横浜赤レンガ倉庫などを巡る屋形船です。有限会社東海が「はまかぜ」「うみかぜ」「しまかぜ」の3隻を運航しており、食事を楽しみながら横浜港の夜景やみなとみらいの景色を船上から眺められます。

はまかぜの特徴は、屋形船を食事の場だけでなく、宴会やお祝い、パーティーなど、その日の集まりに合わせて組み立てられることです。基本は横浜港を巡るルートですが、可能な範囲で希望する周遊ルートの相談にも対応。穏やかな運河で船を停めて食事を楽しんだあと、横浜港へ出てベイブリッジや山下公園方面を巡るなど、食事とクルーズの時間を分けて楽しめます。

3隻にはそれぞれ設備の違いがあり、「うみかぜ」と「しまかぜ」にはスカイデッキを備えています。全船に冷暖房、水洗トイレ、採点やビンゴゲーム機能付きの通信カラオケ、生ビールサーバーを完備。「うみかぜ」ではクラフトビールサーバーも利用でき、宴会やグループ利用でも過ごしやすい設備が揃っています。

料理は、鮮魚の舟盛りや揚げたての天ぷらを楽しむ和食コースを中心に、本格フレンチ、クラフトビールを楽しむコース、ランチ、学生向けプランなど幅広く用意されています。飲み放題と組み合わせたコースも多く、屋形船らしい和食だけに限定せず、集まるメンバーや利用目的に合わせて料理のスタイルまで選べるのが特徴です。

貸し切りでは、マグロ解体ショー、鏡割り、花束やバースデーケーキ、送迎バス、各種イベント出演などのオプションも用意されています。芸妓やコンパニオンの手配にも対応しており、歓送迎会や記念日、接待、パーティーなど、一隻をその集まりのための会場として使うことができます。

春には、大岡川へ入り、桜並木を水上から眺める季節限定のルートもあります。みなとみらいの穏やかな水面で食事を楽しんだあと、弁天橋から大岡川を遡り、黄金町付近までゆっくりと桜を眺めて進みます。通常の横浜港周遊とは違う、春ならではの屋形船を楽しめます。

料金プランと予約

屋形船 はまかぜは、現在の通常プランでは貸し切り利用が基本です。主な和食コースは13名から利用でき、「しまかぜコース」2時間9,500円、「はまかぜコース」2時間30分11,000円、「うみかぜコース」3時間12,000円が用意されています。いずれも横浜港の周遊とカラオケ、飲み放題がセットになっており、鮮魚の舟盛りや海老・穴子・野菜などの揚げたて天ぷらを楽しめます。10名から利用できる「そよかぜコース」3時間17,600円もあります。

和食以外にも、2時間6,600円のランチコースや、本格フレンチを楽しめるコースがあります。フレンチはRouge 10,000円、Bleu 11,000円、Jaune 12,000円などから選べ、利用人数や食事内容、乗船時間に合わせてプランを選べます。料理内容や料金は変更される場合があるため、予約時に現在販売中のコースをご確認ください。

現在販売中のコースは、ホットペッパーグルメまたはAutoReserveから予約できます。空席や利用人数、希望するコースを確認して予約先をお選びください。

屋形船 はまかぜの詳細データ

【予約】
【料金】
利用人数、料理、乗船時間などによって異なります。現在販売中のコースと料金は ホットペッパーグルメの屋形船 はまかぜ料金・コースで確認できます。
【乗船場所】
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目101-1 ワシントンホテル裏 弁天橋乗り場
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【TEL】
045-212-5773 はまかぜ / 営業時間 11:30~22:00・不定休 0120-045-417 3隻共通の予約・お問い合わせ窓口
【お問合せ】
電話または、屋形船うみかぜ・はまかぜ共通 お問い合わせフォーム 急ぎの場合は電話での問い合わせが案内されています。
【アクセス】
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より徒歩約3分
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より徒歩約4分
  • みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩約5分
【駐車場】
専用駐車場はありません。近隣の駐車場は、事前予約ができる 「タイムズのB」 または 「akippa」 などから予約できます。
【船】
うみかぜ(定員40名)、はまかぜ(定員60名)、しまかぜ(定員80名)の3隻 うみかぜ・しまかぜにはスカイデッキがあります。
【運航会社】
有限会社 東海
【所属】
横浜屋形船事業協同組合

横浜旬菜屋形船 つき丸

横浜旬菜屋形船つき丸の純和風のお座敷と座卓が並ぶ船内 水上を航行する横浜旬菜屋形船つき丸を見下ろした様子

出典:横浜旬菜屋形船 つき丸

横浜旬菜屋形船「つき丸」は、みなとみらいのぷかりさん橋から出航し、横浜・みなとみらい近郊を巡る屋形船です。船内は純和風のお座敷スタイル。窓の外に広がる横浜港の景色を眺めながら、ひとつの座敷に集まって料理とお酒を囲む、昔ながらの屋形船らしい時間を楽しめます。

名前に「旬菜」とあるように、つき丸で大切にされているのが季節の料理です。伊豆稲取から届く金目鯛の姿煮や刺身の舟盛りをはじめ、その時季の食材を使った和食が食卓に並びます。横浜の景色を眺めるだけでなく、船の上で旬の魚を味わうことまで含めて楽しめるのが、つき丸の船旅です。

船から見える景色も季節ごとに変わります。春には大岡川へ入り、両岸に続く桜を水上から眺めるお花見へ。夏には花火、秋には月見、冬には雪見酒と、四季それぞれの楽しみがあります。大岡川では川幅の近い場所をゆっくり進むため、昼の桜はもちろん、灯りに浮かぶ夜桜も船のすぐそばに感じられます。

そして、つき丸のもう一つの魅力が、乗客を迎える女将です。フレンドリーで温かな女将のもてなしが、つき丸の親しみのあるアットホームな雰囲気をつくっています。船にはつき丸オリジナルの日本酒も用意され、旬の料理とともに楽しめます。季節の景色と料理を味わいながら、人の温かさも感じられる。そんな距離の近さが、つき丸らしい船旅です。

料金プランと予約

つき丸は、一隻を貸し切って利用するリクエスト予約が基本です。現在は12〜45名を目安に予約を受け付けており、人数や料理、運航コース、オプションなど、希望する過ごし方を相談しながら内容を決めていきます。

料金の目安として、ホットペッパーグルメでは、2時間の飲み放題が付いた「スタンダードコース」11,000円(税込)が案内されています。希望する日程や人数を入力して、オンラインからリクエスト予約できます。

料理や航路、オプションなどを含めて貸し切り内容から相談したい場合は、屋形船の祝良屋 貸切予約・お問い合わせフォームから問い合わせできます。

屋形船 つき丸の詳細データ

【予約】
【料金】
ホットペッパーグルメでは、2時間飲み放題付きスタンダードコース11,000円(税込)。貸し切りは料理、人数、運航コース、オプションなどによって異なり、個別見積もりとなります。
【利用形態】
一隻貸し切りのリクエスト予約。現在は12〜45名を目安に予約を受け付けています。
【乗船場所】
みなとみらい ぷかりさん橋
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1地先
【地図】
AppleマップGoogle マップ
【アクセス】
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩約5分
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」から徒歩約15分
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から徒歩約15分
【駐車場】
専用駐車場はありません。車の場合は、ぷかりさん橋に近い「パシフィコ横浜 駐車場」を利用できます。混雑が気になる日は、事前に駐車場を予約できる「タイムズのB」または「akippa」から周辺の空きを探せます。
【TEL】
045-263-6361(つき丸)
03-6809-6448(屋形船の祝良屋・貸切相談)
【基本航路】
横浜・みなとみらい近郊
【船】
つき丸 1隻/最大60名
【船内】
純和風のお座敷スタイル。利用人数に合わせてレイアウトを変更できます。
【設備】
船内前方モニター、カラオケ
【運航会社】
有限会社 藤岡

屋形船 濱進(はましん)

屋形船 濱進(はましん)は、東京湾の魚にこだわり続けてきた屋形船です。網元でもある濱進では、船頭たち自身が漁師。横浜からの船では、みなとみらいや横浜ベイブリッジなど横浜港の景色を巡りながら、海の仕事を知る船宿ならではの魚料理を楽しめます。

食卓の中心になるのは、その日の朝に水揚げされた新鮮な魚介です。刺身の舟盛りや煮付け、季節の料理などに加え、天ぷらも船内で調理。揚がったものから順に運ばれてくるため、熱々の状態で味わえます。屋形船の料理を単なる宴会料理ではなく、船の上で仕上げる食事として楽しめるのが濱進の特徴です。

魚料理だけでなく、葉山牛や黒毛和牛のステーキを組み合わせた会席も用意されています。江戸前の魚介を中心にした昔ながらの屋形船らしい料理から、肉料理を主役にしたコースまであり、集まる人や食事の好みに合わせて選べます。

現在の船はいずれもスカイデッキを備え、船内での食事とはまた違う横浜港の景色を楽しめます。デッキへ出れば、海面に近い船から見上げるみなとみらいの街並みや、横浜ベイブリッジの景色が広がります。2名から参加できる乗合からグループでの貸し切りまで、横浜の屋形船を食事とクルーズの両方から楽しめる船宿です。

料金プランと予約

横浜発の乗合コースは大人2名から利用でき、みなとみらいのぷかりさん橋を18:30に出航する約2時間のコースです。料理は、刺身や江戸前の魚の煮付け、揚げたての天ぷらを楽しむ「あさなぎ御膳」8,800円(税込)から、黒毛和牛ステーキ御膳14,300円(税込)、葉山牛ステーキ御膳17,380円(税込)まで5種類。飲み物は別料金で、希望に応じて飲み放題を追加できます。

グループで一隻を使う貸切では、90分クルーズの松花堂御膳7,150円(税込)やなぎさ御膳7,700円(税込)のランチから、しおさい会席12,500円(税込)、黒毛和牛ステーキ会席15,400円(税込)、葉山牛ステーキ会席18,150円(税込)まで用意されています。横浜発の貸切は平日20名から、金・土・日・祝日・祝前日は25名からが基本です。

乗合コースは、一休レストランじゃらんOZmallからネット予約できます。貸切や希望するコースについては、屋形船 濱進の予約フォームから申し込めます。

屋形船 濱進の詳細データ

【予約】
【料金】
乗合コースは大人1名8,800円〜17,380円(税込・飲物別)。貸切コースは1名7,150円〜18,150円(税込)。料理内容や乗船時間、飲み放題の有無によって異なります。
【利用形態】
  • 大人2名から利用可能
  • 横浜・ぷかりさん橋 18:30出航
  • 所要時間 約2時間
  • 月曜日・水曜日定休。花火大会、年末年始など一部除外日あり
  • 平日は大人20名から
  • 金・土・日・祝日・祝前日は大人25名から
  • コースにより約90分〜2時間30分
【乗船場所】
乗合コースは「みなとみらい ぷかりさん橋」から出航します。貸切コースは「みなとみらい ぷかりさん橋」または「大さん橋ふ頭ビル前桟橋」から選べます。予約内容に記載された乗船場所へお越しください。
【地図】
みなとみらい・ぷかりさん橋 AppleマップGoogle マップ
大さん橋ふ頭ビル前桟橋 AppleマップGoogle マップ

大さん橋ふ頭ビル前桟橋は、大型客船が発着する大さん橋国際客船ターミナルではありません。

【アクセス】
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩約5分
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」から徒歩約15分
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から徒歩約15分
  • みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口から徒歩約5分
  • JR京浜東北・根岸線「関内駅」から徒歩約15分
【駐車場】
専用駐車場はありません。車の場合は、ぷかりさん橋に近い「パシフィコ横浜 駐車場」を利用できます。混雑が気になる日は、事前に駐車場を予約できる「タイムズのB」または「akippa」から周辺の空きを探せます。
【TEL】
045-781-7377 (お問い合わせ受付 10:00〜18:00)
【船】
第一濱新丸(旅客定員112名)、第七濱新丸(70名)、第八濱新丸(70名)の3隻。予約時に船を指定することはできません。
【設備】
3隻ともスカイデッキを備えています。船内は冷暖房、水洗トイレ、カラオケを備え、各船にウォシュレット付きトイレがあります。
【運航会社】
有限会社 濱進
【所在地】
〒236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町103-6

屋形船 けいひん

夕暮れのみなとみらいを背景に横浜港を航行する屋形船けいひん 屋形船けいひんの舟盛り、キンメ鯛の煮付け、天ぷらなどが並ぶコース料理

出典:屋形船 けいひん

「屋形船 けいひん」を運営する京浜海上株式会社は、1972年の法人化以前から横浜港の海運に携わってきた会社です。みなとみらいの街並みが大きく変わっていくなか、その景色を海から楽しんでもらおうと1995年に屋形船事業を始めました。現在も桜木町駅や馬車道駅から近い弁天橋を発着地に、横浜港を巡る屋形船を運航しています。

2026年4月30日現在、乗合での運航は休止しており、現在の中心は一隻をグループで使う貸切です。平日は15名、土日祝日は20名から貸切でき、最大約60名まで乗船できます。親しい仲間や家族・親族の集まり、職場など、ある程度の人数で横浜の夜景と食事を一緒に楽しみたいときに、一隻を自分たちの時間として使えます。

基本の周遊ルートは約2.5時間。弁天橋を出ると、みなとみらい、横浜赤レンガ倉庫、大さん橋、山下公園へと進み、横浜ベイブリッジの下を通って弁天橋へ戻ります。普段は街側から眺めているみなとみらいの建物や港の夜景を海側から見ながら、食事とともにゆっくり横浜港を巡ります。

料理はコースで、魚介は市場から仕入れ、天ぷらやから揚げは乗船してから船内のキッチンで調理します。おかみさんが毎朝魚河岸から仕入れる魚介の舟盛り、キンメの姿煮、揚げたての天ぷらなどが並び、ビールや焼酎、ワイン、ソフトドリンクも飲み放題です。カラオケも乗船料に含まれており、司会用のマイクとしても使えます。横浜港の景色を眺めるだけでなく、みんなで食卓を囲みながら一隻を貸し切って過ごせるのが、現在の屋形船けいひんです。

料金プランと予約

屋形船けいひんの外観、内部、宴会の様子

屋形船けいひんは現在、貸切での利用を受け付けています。平日は15名、土日祝日は20名から貸切でき、最大約60名まで乗船できます。2026年4月30日現在、乗合運航は休止中です。

現在の基本料金は、大人13,000円、中学生7,700円、小学生5,500円。コース料理とお酒・ソフトドリンクの飲み放題が含まれます。花火大会などのイベント時は料金が変更される場合があります。食物アレルギーや子ども向けの食事なども、予約時に相談できます。

予約・問い合わせは、電話、FAX、または屋形船けいひんのお問い合わせ・お申し込みフォームから受け付けています。急ぎの場合は電話での問い合わせが案内されており、電話受付時間は9:30~21:00です。

屋形船 けいひんの詳細データ

【乗船場所】
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目 弁天橋 屋形船乗船場
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【TEL】
【FAX】
045-253-3116
【お問合せ】
電話、FAXまたは お問い合わせ・お申し込みフォーム
【アクセス】
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より 徒歩約3分
  • みなとみらい線「馬車道駅」1a出口より 徒歩約3分
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より 徒歩約3分
乗船場はクロスゲート(横浜桜木町ワシントンホテル)の裏側。駅からの詳細ルートは屋形船けいひんの乗船場所案内に掲載されています。
【駐車場】
  • 専用駐車場なし。
  • 事前予約できる周辺駐車場タイムズのB」 または 「akippa」 から探せます。
【乗合運航】
休止中 2026年4月30日現在。再開時は公式サイトで案内予定。
【貸切人数】
  • 平日 15名から
  • 土・日・祝日 20名から
  • 最大 約60名
【周遊時間】
約2.5時間 弁天橋から、みなとみらい、横浜赤レンガ倉庫、大さん橋、山下公園、横浜ベイブリッジ方面を巡ります。安全管理上、ルートが変更される場合があります。
【屋形船営業時間】
12:00~21:30
【料金】
  • 大人(高校生以上)13,000円(税込)
  • 中学生 7,700円(税込)
  • 小学生 5,500円(税込)
コース料理、お酒・ソフトドリンクの飲み放題を含みます。花火大会などイベント時は料金が変更される場合があります。
【船】
けいひん1号。船舶定員80名。 畳敷きのフラットな船内で、冷暖房、水洗トイレ、カラオケを備えています。現在の貸切利用は最大約60名まで。
【カラオケ】
乗船料に含まれます。 司会用マイクとしても利用できます。
【屋形船事業開始】
1995年(平成7年)
【運航会社】
京浜海上株式会社

Yokohama Sky Cruise(遊覧飛行)

横浜スカイクルーズは、みなとみらいのヘリポートから飛び立ち、横浜の街と港を上空から巡る遊覧飛行です。機体が地面を離れると、いつも歩いているみなとみらいの建物や観覧車が足元へ広がり、その向こうに横浜港、ベイブリッジ、海岸線までが一度に見えてきます。高い建物に視界を遮られず、空気が澄んだときには富士山まで、コースを延ばせば東京都心の街や夜景まで、地上では一度に見ることのできない広さを空から見渡せます。

横浜港を巡る「ハーバービュー」は約7分。みなとみらいから離陸するとすぐに横浜港の景色が始まり、街の高層ビル群、港を囲む岸壁、ベイブリッジ、その先の東京湾へと次々に視界が広がります。高度が上がるにつれて、それまで目の前にあった建物や港がつながり、横浜という街全体が足元に現れてきます。

さらに江の島や鎌倉、東京都心方面へ向かうコースもあります。横浜港を中心に上空から眺めるフライト、海岸線に沿って湘南方面へ伸びていくコース、東京の街まで空から巡るコース。見たい景色や行きたい方向、過ごしたい時間に合わせて、飛行時間と行き先を選べます。

飛ぶ時間帯によっても、同じコースから見える横浜は変わります。日中なら港の形や街並みまで見渡しやすく、夕暮れには空と海の色が変わり、その先に富士山のシルエットが現れることもあります。夜になれば、みなとみらいのビルや観覧車、道路を走る車、港を囲む街の灯りが足元へ広がり、さらに長いコースでは東京都心の夜景まで続いていきます。

みなとみらいからヘリコプターで横浜を巡る遊覧飛行は、横浜博覧会が開催された1989年から続いています。当時から大きく姿を変えてきたみなとみらいの街を、現在も同じ横浜の空から見ることができます。フライトは1機最大3名の貸切で、二人だけでも、家族や友人と一緒でも、自分たちだけで横浜の空を巡れます。2人で利用する場合は、希望すればスタッフが同乗し、持参したカメラやスマートフォンで機体の前やフライト中の二人の様子を撮ってもらうこともできます。初めてヘリコプターに乗る体験としてはもちろん、誕生日や結婚記念日、家族へのプレゼント、プロポーズなど、大切な日のひとときとして楽しむこともできます。

横浜港を一周するフライトから、江の島や東京都心まで空を巡るコースまで。同じみなとみらいのヘリポートから、見たい景色や過ごしたい時間、一緒に飛ぶ人に合わせて、それぞれの横浜の空へ飛び立てます。

各種フライトプランと予約

横浜スカイクルーズには、横浜港を周遊する7分の「HARBOR VIEW」、横浜の景色を広く巡る10分の「GOLD」、夕暮れの江の島または夜景の渋谷方面へ向かう20分の「PLATINUM」、東京都心の夜景や江の島から横浜夜景まで巡る30分の「ULTIMATE」があります。さらに50分コースでは、江の島から湘南海岸、箱根・芦ノ湖、富士山方面へ向かうフライトや、夕暮れの江の島から東京都心と横浜の夜景を巡るフライトまで用意されています。

現在予約できるコース、料金、空き状況は、横浜スカイクルーズ公式サイトで案内されているアソビュー!の横浜スカイクルーズ コース一覧でまとめて確認でき、そのまま予約できます。飛びたい時間帯と見たい景色が決まったら、それぞれのコースから希望日時の空きを確認できます。

また、じゃらん 遊び・体験アクティビティジャパンKKdayからも予約できます。

Yokohama Sky Cruiseの詳細データ

【発着場所】
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-7 みなとみらい臨時ヘリポート
【地図】
AppleマップGoogleマップ
【TEL】
  • 045-223-1155
  • 電話受付 13:00~19:00/月曜定休(月曜が祝日の場合は連休翌日)
【お問合せ】
電話または お問い合わせフォーム
【アクセス】
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」2番出口より 徒歩約15分
  • JR「桜木町駅」「横浜駅」より タクシー約5~10分
車や徒歩で向かう場合は「臨港パーク駐車場」が目印です。ヘリポートは臨港パーク駐車場から約100m先にあります。
【駐車場】
専用駐車場 なし。
最寄りの駐車場 臨港パーク駐車場 みなとみらい臨時ヘリポートまで約100m。
事前予約できる周辺駐車場 タイムズのBakippa
【フライト日】
原則 金・土・日・祝日 クリスマスなど特定期間は平日にフライトを行う場合があります。実際の運航日は予約画面の空き状況に反映されます。
【受付】
搭乗時刻の15分前までに、みなとみらい臨時ヘリポートで受付。
【搭乗人数】
1フライト最大3名 座席は前席1名、後席2名です。
【体重条件】
乗客の合計体重240kg以内。1名につき120kg以内。 前席に搭乗する場合は90kg以内です。
【幼児】
2歳までの幼児は、保護者の膝上で搭乗できます。 膝上の幼児は搭乗人数に数えませんが、1フライトにつき1名までです。
【撮影・手荷物】
カメラやスマートフォンは機内へ持ち込み可能。 スマートフォンは機内モード。フラッシュ・照明は使用不可。自撮り棒を伸ばした撮影もできません。その他の手荷物はヘリポートのロッカーへ預けます。
【運航判断】
原則として当日15時の天気予報をもとに、運航可否を最終判断。 低い雲、視界不良、強風、雷、機体の点検・整備など、安全な飛行が難しい場合はフライトが中止・変更となることがあります。
【遊覧飛行開始】
1989年(横浜博覧会)
【運営会社】
シティアクセス株式会社 横浜スカイクルーズ営業所