シネコンだけじゃない、多様な映画館がある街、横浜。

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支援募集は2024年4月26日(金)午後11:00まで!!

現在の横浜駅周辺エリアの大型映画館の数は人口や観光客数から考えると意外と少ない。横浜駅に1つとみなとみらいにシネコンが2つ。明治時代末期から大正・昭和にかけて日本を代表する映画の街へと変貌を遂げた伊勢佐木町には、1950年代の全盛期には約40もの映画館がありました。当時は日本で一番映画館の多い街と言われていたのとは対照的です。

明治・大正期は、洋画の輸入の担い手は港町であった横浜と神戸の貿易商が中心。港町、横浜のメリットを活かし、欧米から輸入した洋画を日本全国の映画館に先駆けて公開していきました。そうして、東京よりも早く新作洋画が鑑賞できる日本初の洋画専門の映画館として、2000年まで伊勢佐木町にあった「オデヲン座」が誕生しました。当時の映画ファンから絶大な支持を集め、東京からも多くの洋画ファンが「オデヲン座」に足を運ぶほどの人気だったそうです。ちなみに輸入された映画の先駆け上映に使用される「封切」という言葉はこの「オデオン座」から生まれました。伊勢佐木町には当時の名残の映画館もありますが、当時のような映画の街というイメージは今の横浜には残っていないかもしれません。

映画制作に目を向けると、日本映画の草創期の大正9年には現在の元町公園に撮影所が建立され、日本映画が作られていました。また、昭和50年には横浜駅東口の当時のスカイビルには映画監督の今村昌平が「横浜放送専門学校」を開校し、それまで現場たたき上げ的に技術の継承が行われていた映画界に、新しい風を吹き込んだそうです。平成17には馬車道に東京藝術大学の大学院映像研究科が新設され、世界に通用する映画人の育成が横浜を基地として進めらています。そして2020年4月までは、横浜駅西口にはデジタルコンテンツ配信事業大手のDMM.comによる最新鋭の映像表現「ホログラフィック」によるステージ演出ができる世界初の常設劇場、”DMM VR THEATER”が開設されていました。(現在は閉館)

ムービル(109シネマズ)【横浜駅西口】

近年のハマっ子にとって映画館と言ったらムービルだった。初代ムービルは現在の横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズにあり、1988年に現在の場所に移転してきた。ムービルの前身の相鉄映劇時代から50年続いてきたのだが、みなとみらいの開発とともにシネマコンプレックスが台頭した影響をもろに受け、2006年5月31日で閉館することへと追い込まれた。しかし、長年続いた映画館業が街の魅力向上に必要だったことから、同年6月1日より東急レクリエーションへ経営譲渡することで危機を免れた。

こうして再出発したムービルは同年12月9日に内装を一新し、2011年3月12日には3Dデジタルシステム「MasterImage 3D」を導入しリニューアル。また、109シネマズとの提携により、109シネマズポイントカードの各種サービスが受けられるようになった。最近のシネコンのような派手さはありませんが、どことなく落ち着くこじんまりとしたちょうどいい空間です。施設はリニューアルされているのでとても綺麗です。

横浜駅は日本最多の6社(みなとみらい線、JR線、東急東横線、京浜急行線、相鉄線、市営地下鉄ブルーライン)13路線が乗り入れ、年間乗降客数は8億人以上(全国5位)というターミナル駅で、8つの商業施設があるのにも関わらず、映画館がこれだけというのはちょっと物足りない感じがしますよね?2020年に待望の横浜駅初となるシネコン「T・ジョイ横浜」がオープンしました!けれど、となると、もしやまたムービルの運命が気になるところです。

  • 【住所】
  • 〒220-0005 横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル内
  • 【アクセス】
  • ①JR線「横浜駅」西口より徒歩5分②相鉄線「横浜駅」徒歩2分
  • 【その他】
  • 3Dデジタルシステム「MasterImage 3D」導入。車椅子対応。
ムービル

ムービル

T・ジョイ横浜【横浜駅西口】

ついに2020年6月24日にオープン!東京オリンピック前の開業を目指して2020年5月30日に、横浜駅西口に待望の横浜駅初のシネコンがオープン予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受けて開業が延期されていました。T・ジョイ横浜は、映画上映以外にも多目的な利用を意図した「エンタテインメント・コンプレックス」を目指して開業。全9スクリーンで、座席は約1,300席。

メインシアターには、最先端の映像技術と立体音響技術により、スクリーン上の世界にいるような没入感を体験できる「DOLBY CINEMA™(ドルビーシネマ)」を導入。驚くほど鮮やかでリアルな映像・サウンドをお届けすることで、まるで映画の世界に入ったような、劇的な進化を遂げたシネマ体験をお届けします。神奈川初の究極のハイスペックシアターです。

また、全シアターに最新型 RGB4K レーザープロジェクターを導入。これまで以上に高輝度、ハイコントラストな映像表現が可能に。広い色域の映像クオリティを最大限に表現できるハイスペックなプロジェクターです。

映画以外のコンテンツとして、ライブ感が楽しめる演劇等の実演や最新の映像・音響システムを駆使した各種パブリックビューイングのほか、講演会、コンクール、発表会など、地元企業やコミュニティによるイベントも実施。さらに、JR横浜タワーに出店するショップと連携して弁当や惣菜、スイーツなどを楽しみながら鑑賞する「FOODシネマ」も提案しています。

  • 【住所】
  • 〒220-0005 横浜市西区南幸1-1-1 JR横浜タワー 8階
  • 【アクセス】
  • 横浜駅西口直結
  • 【チケット】
  • オンラインチケットは、KINEZO会員になると購入できます。
  • 【スクリーン数】
  • 9スクリーン
  • 【席数】
  • 1,300席
  • 【その他】
  • 2020年6月24日オープン!
T・ジョイ横浜1 T・ジョイ横浜2

T・ジョイ横浜

横浜ブルク13【桜木町駅】

おそらくここ数年でみなとみらいに引っ越してきた新しい市民にとっては、横浜の映画館と言ったらここ横浜ブルク13でしょう。2010年に桜木町駅前に誕生したコレットマーレ内にオープンした同館は、13のスクリーンを有し全てにデジタル上映設備を搭載しており、そのうち6つのスクリーンは3Dデジタルシネマ対応と、横浜市内最大の最新のシネマコンプレックスです。

映画だけではない多彩なエンタテインメント体験を提供しており、ゲキ×シネや、スポーツイベント・音楽ライヴのパブリックビューイング、他にも様々なプレミアムイベントを実施しています。封切初日の舞台挨拶や国内外のゲストが登場するなどのサプライズイベントスペースがあり、時にはライブステージにも早替わりします。

横浜DeNAベイスターズの公式劇場ドキュメンタリーの上映なども行われ、その日はユニフォームを身にまったファンが応援グッズを持って多く押し寄せ球場さながらの熱気に包まれます。

スクリーンなどの最新設備のほか、日本人の体型に合わせ長時間座っても疲れにくいシートや隣の人を気にせずゆったり過ごせるように、全座席の約6割を両サイド肘置き付シートが導入されていたり、数々の工夫やサービスが提供されています。

  • 【住所】
  • 〒231-0062 横浜市中区桜木町1-1-7 コレットマーレ 6階
  • 【アクセス】
  • ①JR京浜東北線・根岸線「桜木町駅」徒歩1分②横浜市営地下鉄「桜木町駅」徒歩2分③横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩7分
  • 【その他】
  • 3Dデジタルシネマ、IMAX。駐車場550台。
横浜ブルク13

横浜ブルク13

イオンシネマみなとみらい【みなとみらい】

みなとみらいに一番最初に出来たシネコンがここイオンシネマみなとみらいです。1999年にワールドポーターズがオープンした際は、ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいとして運営されていました。その後、イオングループが運営していたもう一つの映画館との統合が2013に行われて屋号が変わりました。ちなみに、日本初のシネコンは1993年にオープンしたワーナー・マイカル・シネマズ海老名です。

イオンシネマみなとみらいは、全8スクリーンともデジタル上映対応で横浜駅近隣エリアで4DX上映はここだけ。4DX館は、4DXの特徴を支えるモーションチェアと特殊機器の搭載で埋め尽くされています。

4DXモーションチェアは、ヒーブ(上下への動き)、ロール(左右への動き)、ピッチ(前後への傾き)の3つの基本的な動きを備えていて、さらに独自にデザインされた多感覚に訴える環境効果(ミスト、エアー、風、嵐、煙、香り、雨、および雪までも)が、映画のスクリーン上のアクションとの完璧なシンクロを作り出します。それぞれの機能が組み合わされることで4DX鑑賞者は息をのむまるで映画の中にいるような感覚で楽しむことが出来きる新しい映画体験ができます。

  • 【住所】
  • 〒231-0001 横浜市中区新港2丁目2-1 横浜ワールドポーターズ 5階
  • 【アクセス】
  • ①JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より汽車道経由、徒歩10分②横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい駅」・「馬車道駅」徒歩5分
  • 【駐車場】
  • 1,000台。映画有料鑑賞で3時間駐車サービス
  • 【チケット】
  • e席リザーブにてオンライン購入可
  • 【その他】
  • Digital3D、4DX。車椅子用スペースあり。
イオンシネマみなとみらい

イオンシネマみなとみらい

ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい【みなとみらい】2024年4月26日オープン!

MARK IS みなとみらいは、2023年で開業10周年というアニバーサリーイヤーを迎え、さらに皆様に充実した時間をお過ごしいただける施設へと成長していくべく、大規模リニューアルを実施しています。その集大成として5階のエンタテインメントフロアに、横浜市で初出店となるユナイテッド・シネマの映画館 『ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい』が、2024年4月26日に開業します。

『ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい』は、ユナイテッド・シネマグループ42番目のシネマコンプレックスとして誕生。12スクリーン、1050席(車椅子スペース含む)を有し、最新鋭の機器で迫力ある映像・音響を楽しめるのに加え、驚くような臨場感ある演出で、まるで映画の主人公になったかのような、“新しい映画の楽しみ方”を提供します。

「STYLE-S」はローソン・ユナイテッドシネマの次世代ブランドで、フィンランド生まれの没入型音響体感システム「FLEXOUND Augmented Audio」を全12スクリーンの全座席に導入。システムはスピーカーが内蔵された椅子を使用し、椅子の枕や背部から発する「音と振動」により身体全体で音を感じることができ、アクション、コメディ、恋愛、ホラーなどあらゆるジャンルの映画で、臨場感のある映像体験ができます。全スクリーンの全座席に導入されるのは世界初で、入場料金に追加なく、通常の鑑賞料金で利用できるのは嬉しいですね。

グランドオープンを記念して、横浜が舞台の「帰ってきた あぶない刑事」(2024年5月24日公開)とのコラボレーションビジュアルを制作。「タカ、俺たちが横浜に帰ってきたら、最先端のイケてる映画館ができてたぜ」とのコメントも。

  • 【住所】
  • 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目5−1 MARK IS みなとみらい 5階
  • 【アクセス】
  • ①横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい駅」直結②JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より「動く歩道」を利用し、徒歩8分
  • 【駐車場】
  • 900台(8:45〜23:00)※高さ制限 2.1m
  • 【スクリーン数】
  • 12スクリーン
  • 【座席数】
  • 1050席(車椅子スペース含む)プレミアムシートあり
ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい

出典:ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい

TOHOシネマズ ららぽーと横浜【鴨居駅】

横浜駅やベイエリアからは離れますが、大型シネコンとしてTOHOシネマズが横浜から電車で約20分の場所にあるららぽーと横浜内にあります。「TOHOシネマズららぽーと横浜」は13スクリーン2,465席の横浜最大級の映画館です。話題の大作からミニシアター作品までジャンルを問わず、多数の作品を上映していて、ゲストを迎えた舞台挨拶なども多数実施しています。

全スクリーンデジタル上映対応。IMAX®デジタルシアターは、映画を構成する、映像・音響・空間・3D・作品という5つの要素を、IMAX®社の独自の最新テクノロジーで最高水準まで高めた次世代のプレミアムシステムです。

シアター全体がIMAX®仕様にカスタマイズされており、高品質デジタル映像と大迫力サラウンドシステム、床から天井、左右の壁いっぱいに広がるスクリーンにより、まるで映画の中にいるようなリアルな臨場感を体感できます。

  • 【住所】
  • 〒224-0053 横浜市都筑区池辺町4035-1 ららぽーと横浜 3F
  • 【アクセス】
  • ①JR横浜線「鴨居駅」徒歩7分(横浜駅より電車で18分)②第三京浜 港北ICより2.5km③東名高速道路 横浜青葉ICより4.5km
  • 【駐車場】
  • 4,600台。平日無料。土日祝は映画ご鑑賞のお客様に4時間無料券をサービス。
  • 【その他】
  • 3D、MX4D、IMAX。チャイルドシート、車椅子スペース対応。
TOHOシネマズ ららぽーと横浜

出典:TOHOシネマズ ららぽーと横浜

DMM VR THEATER【横浜駅西口】※2020年4月30日をもって営業を終了

"DMM VR THEATER"は、最新鋭の映像表現「ホログラフィック」によるステージ演出ができる世界初の常設劇場です。まるでそこに浮かび上がっているかのような映像により驚きと迫力のあるステージを体験できます。最新鋭の技術を使用した世界初のライブホログラフィック専用エンタテイメント常設劇場です。

多元レイヤーで構成されたペッパーズゴースト型ホログラム投影装置をステージ舞台とすることで、3DCGで制作された映像に物理的な奥行きを加え、あたかもそこに役者が存在するかのような錯覚を作り出す「手品的な」演出を行います。生身の人間とCGが融合したかのような演出も可能。フルCGによる舞台演劇・歌劇など、まだ誰も見たことがないステージを提供する唯一無二の劇場です。

映画館・劇場の音響空間を超越した、9.1chサラウンドの音響設備も加わり、透過ボードや反射トリックを用いた既存の演出の、さらに二次元先のステージが常設舞台に設置され、エンターテインメント性を追求した新しい世界観をお届けします。最先端のステージ体験!メガネなしで迫力満点の3D映像を満喫!マルチレイヤーのスクリーンを舞台とし、特別なメガネなしで映像にリアルな奥行きを作り出します。あたかも舞台に役者が存在するかのような錯覚をもたらす最先端のトリック演出です。(出典:DMM VR THEATER

  • 【住所】
  • 〒220-0005 横浜市西区南幸2-1-5
  • 【アクセス】
  • JR線「横浜駅」(南改札)みなみ西口 徒歩5分
  • 【その他】
  • メガネなしで迫力満点の3D映像。車椅子スペースあり。
DMM VR THEATER

DMM VR THEATER

kino cinéma横浜みなとみらい【みなとみらい】

2018年にミニシアターの老舗「横浜ニューテアトル」が多くのファンに惜しまれつつも閉館してしまいましたが、新たにみなとみらいにミニシアターが2019年4月12日にオープン!

場所は、グランモール公園前の「TSUTAYA横浜みなとみらい店」の2階部分です。2018年10月末まではTSUTAYAのレンタルサービスを行っていましたが、「株式会社kino cinéma」が運営する初の映画館ミニシアターがそこに入ります。

111席(車椅子2席)のスクリーン2つと、55席(車椅子2席)のスクリーン1つ、合計271席の3スクリーンになります。大きな映画館で上映されているような映画ではなく、定員200人クラスのミニシアター系を中心に配信します。上映作品などは、kino cinema公式ホームページにて随時更新しているので要チェック!

  • 【住所】
  • 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい4-7-1 みなとみらいミッドスクエア2F
  • 【アクセス】
  • みなとみらい線「みなとみらい駅」1番/2番出口より徒歩3分
  • 【その他】
  • 車椅子席あり
kino cinéma横浜みなとみらい

kino cinéma横浜みなとみらい

シネマ ジャック&ベティ(ミニシアター)【黄金町駅】

ジャック&ベティは、横浜・若葉町にある2スクリーンのミニシアターです。「ジャック」と「ベティ」の2つのスクリーンがあり、単館系の新作ロードショーを中心に、監督・俳優特集、映画祭なども行います。シネコンで上映の機会が少ない良質な映画を、ジャンルを問わずセレクトして、上映しています。

『横浜ではジャック&ベティでしか観られない』という作品も多数あります。ミニシアター系の新作が中心ですが、横浜に少ない名画座として特集上映や映画祭なども積極的に行っています。できるだけ多くの良作を紹介したいという思いから、2スクリーンに対して上映作品は多めですが、作品をハシゴして、多彩な映画を1日中楽しんで頂くこともできます。

シネマ・ジャク&ベティは、同じ場所に存在した「横浜名画座」を引き継ぐ形で建てられました。「横浜名画座」のオープンは1952年12月25日。終戦後に接収され、米軍の飛行場として使用された跡地にオープンしました。(出典:ジャック&ベティ

そんなジャック & ベティですが、劇場建物の漏水による修繕費800万円の発生や、コロナ禍で猶予されていた税金や社会保険料などの支払いで苦境に立ち、11月下旬に立ち上げたクラウドファンディングで、「閉館待ったなしの横浜のミニシアター<シネマ・ジャック&ベティ>にご支援をお願いします」と現状を訴えていましたが、12月11日、同CFで100%を達成しました。プロジェクトの支援募集は2024年1月31日までで、目標金額は3000万円でした。

  • 【住所】
  • 〒231-0056 横浜市中区若葉町3丁目51
  • 【アクセス】
  • ①京浜急行線「黄金町駅」下車徒歩5分②横浜市営地下鉄「阪東橋駅」下車徒歩7分③JR京浜東北・根岸線「関内駅」北口より徒歩15分
  • 【その他】
  • 車椅子席あり。飲食持ち込みOK。
シネマ ジャック&ベティ

シネマ ジャック&ベティ

横浜シネマリン(ミニシアター)【伊勢佐木町】

横浜シネマリンは、シネマ・ジャック&ベティ、横浜ニューテアトルとともに、伊勢佐木町周辺で営業を続けるミニシアターの一つです。伊勢佐木町や野毛町周辺に20軒を越える映画館が林立していた時代に吉本興業により横浜シネマリンの前身となる「横浜花月映画劇場」として1955年7月8日に開場しました。

時代の流れの中で閉館に追い込まれたり、幾度となくオーナーが変わり上映内容も変わるなどしてきましたが、現オーナーの元、横浜市の芸術不動産リノベーション事業の助成制度を活用して老朽化する建物の内装工事を行い、2015年に現在の「横浜シネマリン」に至ります。

劇場のシステムは、新しい時代のデジタル上映と100年を越える文化資産であるフィルム上映を融合した上映システムが特徴で、特に音響に関しては、映画関係者はじめ多くの方から「音が良い」と評価を得ているそうです。劇場名の「シネマリン」は、映画の「シネマ」と横浜の「海=マリン」のイメージを合わせたものです。

  • 【住所】
  • 〒231-0033 横浜市中区長者町6-95 上郎ビル地下1階
  • 【アクセス】
  • ①JR京浜東北・根岸線「関内駅」北口より徒歩5分②横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」3B出口より徒歩2分③京浜急行「日ノ出町駅」徒歩5分
  • 【駐車場】
  • 羽衣町京浜パーキングは2021年4月30日をもって閉鎖され、利用できなくなりました。新たな提携先は決まり次第お知らせ致します。
  • 【その他】
  • 補助犬同伴可。チャイルドシート、ブランケット貸出あり(コロナ禍は中止)。車椅子席は無し。
横浜シネマリン

横浜シネマリン

横浜ニューテアトル(ミニシアター)【伊勢佐木町】閉館

横浜ニューテアトルは、1950年代の全盛期に日本で一番映画館の多い町だった伊勢佐木町に残っている3館の一つです。かつての映画館がそれぞれ持っていた特徴や個性を色濃く残し、当時を知る世代の映画ファンが今でも懐かしみつつ楽しめる空間の映画館だそう。

今のシネコンが当たり前の世代からすると、不便だったり快適性に乏しく、設備や機能性が古いなどデジタル世代には理解に苦しむかもしれません。それだけ当時から場内に漂う独特の雰囲気があるミニシアターです。

1980年代後半から1990年代に巻き起こったミニシアターブーム以降は他と同じように女性役が増えたそうですが他と比べると少ないということで、映画館の雰囲気ごと楽しもうという男性ファンが今でも多いそうです。ジャック&ベティや横浜シネマリンと比べてもハードコアな昔からの映画ファン向けの映画館のようです。

惜しまれつつも2018年6月1日に閉館しました。横浜ニューテアトル最終日・最後の上映は「ヨコハマメリー」に決定。「ヨコハマメリー」上映終了後(21:05)から22:00まで劇場を開放され、多くのファンに惜しまれながら最後の日を終えました。

  • 【住所】
  • 〒231-0045 横浜市中区伊勢佐木町2-8-1
  • 【アクセス】
  • ①JR京浜東北・根岸線「関内駅」北口より徒歩5分②横浜市営地下鉄「関内駅」徒歩5分③京浜急行「日ノ出町駅」徒歩8分
  • 【その他】
  • 多くのファンに惜しまれながら、平成30年6月1日(金)に映画館の営業を終了しました。
横浜ニューテアトル

横浜ニューテアトル