横浜上級者の町、野毛...をちょっぴりかじってみる

桜木町駅のランドマークタワーやコスモワールドがある海側とは反対側の南側に「野毛町」があります。野毛は戦後に闇市があった場所でその名残から雑多な街で、場外馬券場や風俗店も近く、昼間から酔ったおじさんが寝ているのが「普通」というちょっと近寄りがたい地域でした。桜木町駅を挟んで海側のみなとみらいからは想像も出来ません。 しかし、ここ数年で野毛にも新しい風が吹き始めて、最近では従来のおじさんたちと若者が交差するどこか陽気で刺激的な町に変貌してきました。

若い女性も多く訪れるようになり、メディア露出も増えて特集が組まれるなど新しい意味での名所になりました。そうは言っても、やはりここは野毛。女性でも入りやすいお店もあれば、従来型のお店も多く存在し、町には独特の文化が根付いています。約600軒もの飲食店がひしめく野毛。土地勘や野毛の感覚を持っていないと、どこに行ったらいいのか悩見ます。そこで、ここではメディアで紹介されたお店やツアーで訪れた野毛の中でもディープな上級者向けのお店をちょっぴり紹介していけたらと思います。

ジャズ喫茶 ちぐさ - 「ハマブラ!スピンオフ企画」

野毛の繁華街の角地に立つ「ジャズ喫茶 ちぐさ」は、第二次世界大戦の日本ジャズ黎明期からモダンジャズ全盛の1960年代、そして現在まで続いている最古のジャズ喫茶です。第二次世界大戦の空襲によって店舗やレコードコレクションは消失してしまいましたが、周囲の人々の支援よって回復してきました。1950年代以降は、様々なプロミュージシャンが集まる場所となり、秋吉敏子(ジャズピアニスト)、日野皓正(ジャズ・トランペット)、渡辺貞夫(ジャズ・サックス)などの日本を代表するミュージシャンとなっていきました。さらに詳しい奥深い歴史については、ぜひ現地へ足を運んで、肌で独特の空気感やいい音を感じてください。

そんなちぐさで、「Bar ハマブラ!:野毛の老舗ジャズ喫茶を楽しもう!」が開催されました。当日は仲間がBarを切り盛りしてくれて、ちぐさのスタッフの方には100年以上前の蓄音機を出していただき、歴史をお伺いしながら専用のレコードの音に耳を傾け、素敵な夜を過ごすことができました。

  • 【住所】
  • 〒231-0064 横浜市中区野毛町2-94
  • 【アクセス】
  • JR根岸線「桜木町駅」より徒歩4分
  • 【営業時間】
  • cafeタイム 12:00〜18:00Barタイム 18:00〜22:00(日曜日は20時まで)月曜日は、ちぐさボランティアスタッフによる特別営業
  • 【定休日】
  • 年中無休
  • 【ライブ】
  • ライブスケジュールはこちら
  • 【席数】
  • 20席
  • 【創業】
  • 昭和8(1933)年
  • 【その他】
  • 全席禁煙、現金のみ
ジャズ喫茶ちぐさ1 ジャズ喫茶ちぐさ2

Copyright © Project 結《YUI》ジャズ喫茶 ちぐさ

トリノ -「食彩の王国」2018年9月15日放送

「食彩の王国」の鶏肉の回の冒頭で紹介された人気の創作イタリアン焼き鳥店「トリノ」。店主は、イタリアンシェフとして来日するも焼き鳥に魅了されて、2015年に独立して焼き鳥店を開店したイタリア人のパオロ・コロネッロさん。都橋商店街の向かいにある。「焼き鳥は自由」というイメージがあるとのことで、いろいろな風味・味・ソースなど毎日違う焼き鳥を作りたいという思いで、一般的な焼き鳥からは想像できない焼き鳥で楽しませてくれる。

番組では、モモ肉のチーズフォンデュやガラスの容器に覆われた合鴨の燻製、つくねwithトマトソース、せせりの柚子胡椒バジルソースなどが紹介されました。中でも店主が今一番気に入っているお肉がホロホロ鳥だとか。番組ではホロホロ鳥のモモ肉ローズマリー風味が紹介されていました。野毛初心者でも、女性同士でも、野毛常連さんのハシゴ酒のお店としても楽しめるお店です。そして野毛のお店としては珍しく、店内禁煙なので嬉しいですね!

  • 【住所】
  • 〒231-0064 横浜市中区野毛町1-22-1
  • 【アクセス】
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より徒歩6分京急本線「日ノ出町駅」より徒歩5分みなとみらい線「馬車道駅」徒歩8分
  • 【営業時間】
  • 18:00〜0:00 (L.O.23:30)
  • 【定休日】
  • 不定休
  • 【席数】
  • 19席(カウンター7席、テーブル2台)
  • 【その他】
  • 店内禁煙、カード不可
トリノ1 トリノ2

出典:「食彩の王国」

居酒屋トモ -「マツコの知らない世界」2018年7月17日放送

マツコの知らない世界」で、オススメの絶品ハムカツ12選が紹介されました。その中の一つとして、居酒屋トモのお母さん、梅田智子さんと旦那さんがスタジオに登場します。ハムカツをスタジオで仕込む間に、名物の生しぼりサワー(500円)の話から始まります。にんじんわり、トマトわりと言った様々な野菜やフルーツをジューサーで作るサワーはなんと!20種類もあるそうです。スタジオでは、マツコさんはにんじんサワーをいただくと、「焼酎とにんじんの味!これ、完全に酒飲みの発想よ!」と笑いが起きます。

そして、「ミルフィーユハムカツ」600円が登場します。脅威のハム26枚重ねのハムとチーズが特徴で、さらに日替わりのトッピングがママの気分で変わります。通常はトントロが乗るそうです。お店の名物の「大根サラダ(600円)」は、人気の品を盛り込んだ日替わりメニューで、常連さん曰く大根が入っているとは限らないとか。女将さんがひらめく度に増えるというメニューのレパートリーは約100種類。変わり種も揃うアットホームはお店です。

  • 【住所】
  • 〒231-0064 横浜市中区野毛町1-45 第2港興産ビル2F
  • 【アクセス】
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より徒歩5分京急本線「日ノ出町駅」より徒歩6分みなとみらい線「馬車道駅」徒歩9分
  • 【営業時間】
  • 15:00〜2:00
  • 【定休日】
  • 年中無休
  • 【席数】
  • 16席(カウンター6席、座敷10席)
  • 【その他】
  • 全面喫煙可、カード不可
居酒屋トモ1 居酒屋トモ2

出典:「マツコの知らない世界」

はる美 - 「ハマブラ!スピンオフ企画」

野毛と言ったらハマっ子でもあまり馴染みがなければ、ちょっと上級者の町という場所かと思います。中でも、特に味わい深い場所といえば都橋商店街。商店街と言っても、多くの主婦が食料品や日用品を買い求めに詰めかける場所ではありません。そんな常識とはかけ離れた、夜を深めるほどに活気を増し、怪しげな光を灯す商店街が野毛のはずれにあります。 大岡川と道に沿うように弧を描いた不思議な形の2階建てのビルで、60もの居酒屋が軒を連ねています。各店の間口がすごく狭く、1階は主に立ち飲みスタイル。2階はバーや会員制のお店が多いです。その空気感や雰囲気から、なかなか入りづらいと感じている人も多いのではないでしょうか!?ということで、都橋商店街を気軽に楽しむべく、「Bar ハマブラ!:噂の都橋商店街(野毛)で飲みましょう!」が開催されました。

今回お邪魔したお店は、2階の都橋はる美さん。(看板は「スナックはる美」)都橋はる美さんは、主に月火水金(土日は不定期)に営業されていて、曜日ごとに個性的なマスターが待っています。今回は、ハマブラ!の共同主催者2名が特別に店を貸し切り、お酒を振る舞ってくださいました。多くの人が立ち替わり入れ替わり参加して、都橋商店街の他のお店の紹介もして頂いたり、楽しくディープな野毛を味わうことが出来ました。

  • 【住所】
  • 〒231-0065 横浜市中区宮川町1-1 都橋マーケット 2階225
  • 【アクセス】
  • JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より徒歩6分京急本線「日ノ出町駅」より徒歩5分みなとみらい線「馬車道駅」徒歩8分
  • 【TEL】
  • なし
  • 【営業時間】
  • 月火水金(土日は不定期)で、お店当番により異なる
  • 【定休日】
  • 木曜日(土日は不定休)
  • 【詳細】
  • 営業日と当番の情報はこちら
  • 【席数】
  • カウンター8席
  • 【その他】
  • 店内禁煙、現金のみ共同トイレ(お店で鍵を借りて行くシステム)
はる美1 はる美2

はる美