横浜は東京に次ぐ大都市ですが、大型スポーツクラブに併設されているSPAはもちろんのこと、意外にも数多くの温泉施設があったり昔ながらの銭湯が今でも残っています。横浜市内での銭湯は、戦後、高度経済成長期に、京浜工業地帯の労働者や埋め立て作業従事者らがこの一帯のアパートなどで生活していたことから、銭湯の数も伸びていき昭和40年代にピークを迎えまんべんなく347軒もの銭湯が分布していました。その後、家庭風呂の普及率の上昇や健康ランドやスーパー銭湯ブームなどによって昭和60年代以降、市内の銭湯は減少していったそうです。平成29年には70軒を下回りましたが、横浜駅周辺やみなとみらいなどのベイエリアには新しい大型施設が出来て、関内、伊勢佐木町、神奈川エリアには昔ながらの銭湯がまだあります。海を望む洗練された最新の設備を有する大型施設でリラックスしたり、昔ながらの銭湯でノスタルジーに浸るなどその日の気分や目的に合わせて楽しむのもいいですね。
横浜みなとみらい万葉倶楽部は、よこはまコスモワールドの向かい側にある地上8階建ての大型温泉施設です。お湯は古来より名湯として知られる「熱海温泉」と「湯河原温泉」の源泉から毎日タンクローリーで運ばれており、泉質は無色無臭で透明、さらりとした感触ながら肌へのあたりがやさしく、身体を芯から温め、心までも癒してくれる天然温泉です。露天風呂やひのき風呂、大浴場などのさまざまなお湯が楽しめる上、目的ごとに4タイプの岩盤浴室もあります。さらにお食事処、様々なボディケアサービス、目的に応じた個室から宿泊設備まで充実しています。新港埠頭に面しているため、横浜港の海風を感じながらみなとみらいの眺望を楽しむ事が出来ます。家族連れはもちろん、カップルでのデートにもピッタリです。
スカイスパYOKOHAMAは、横浜駅直結徒歩3分のスカイビル14階にある横浜が一望できる天空スパ&サウナです。お風呂の種類は多くはありませんが、お食事やカプセルなどの宿泊施設、フィットネス、ビューティーサロンなどを併設されており、終電あとの駆け込み利用や早朝出発にも活用できます。また、横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)まで徒歩1分なので、羽田空港までのリムジンバスや夜行バスの利用にもとても便利です。深夜バス出発直前までお風呂やお食事など、館内でゆっくりくつろぐといった使い方も可能です。
SPA EASは、横浜駅から徒歩5分にある横浜天然温泉です。2009年3月12日にオープンした複合アミューズメント施設「HAMABOWL EAS」内に約2000坪の4フロアを有する施設で、とても綺麗な広々とした空間です。地下1,500mから湧き出る琥珀色の天然温泉を使用した大浴槽を中心に、3種類の露天風呂、マッサージ効果のあるアトラクションバス、サウナなどが揃っています。源泉掛け流しで天然温泉を堪能し、露天でのんびりしたりと都心にいることを忘れてしまうほど、快適で心地よい時間を過ごせます。同ビル内でボウリングやゴルフを楽しんだ後に訪れるのもいいかもしれません。
INSPA横浜は、天然温泉を有する日帰り利用できるスパリゾートと月会費制のフィットネスクラブです。コットンハーバーの海底地下1,500mより導かれた黄金色の天然温泉は、「美人の湯」と呼ばれ、湯冷めしにくく、美肌効果が高いと評判です。また、富士山の溶岩石を焼き、その熱で部屋を温める広々とした「遠赤ドーム」、バリテイストの「岩盤浴」、ミスト粒子を細かくした「ナノミストサウナ」等、大人の落ち着いた雰囲気の中でゆったり過ごせます。そしてここの特徴は何と言っても横浜港を望む景色でしょう。夜景評論家にも評価される展望テラスからの夜景は圧巻で、花火の日は絶好のロケーションです。場所的には、横浜駅より東京寄りのエリアに位置しているため、横浜エリアを訪れる観光客は皆無なのでちょっとした穴場です。通常とは反対側から望むみなとみらいの景色とともにゆったりと寛いで見てはいかがでしょうか。駅から離れているので、無料の送迎バスを利用すると便利です。
ワイズキャビン横浜関内は、キャビンホテルというビジネスホテルよりも低価格で、カプセルホテルよりも上質、かつ安全面に配慮した新たな形態の日帰り入浴も可能な宿泊施設です。関内駅北口徒歩1分と駅からのアクセスが非常に良く、セキュリティも充実しています。また、女性のお客様や急なご宿泊にも対応できる様、設備やアメニティも揃っています。広々とした大浴場で足を伸ばしてゆっくり浸かったり、国産のひのき造りのサウナでひのきの香りに包まれながら日々の疲れを癒すことができます。また、脱衣室にはコインランドリーも完備しているので、横浜DeNAベイスターズの試合観戦中に急に雨が降ってきても安心です!2016年10月にオープンしたばかりの関内エリアでは数少ない新しい施設なのでとても清潔です。女性用は宿泊のみ利用可能。
出典:ワイズキャビン 横浜関内
利世館は、昭和58年頃に建て替えられたビルの2階にあり80年近い歴史を誇る老舗の温泉銭湯です。地下70mから湧出した天然温泉は黒褐色で、昭和の洋館をイメージしたレンガ調タイルの浴室内装が特徴です。天然温泉ほか、超音波風呂・気泡風呂・座風呂・水風呂や入浴料+100円で利用できるドライサウナがあります。備えつけのボディソープ、シャンプー、トリートメント等はありません。各50円位から販売してます。ビルの2階にある銭湯ですが、天井もそこそこ高く結構広いのでゆったり感があります。場所的には観光客が行くエリアではないのと、伊勢佐木町・日ノ出町・黄金町周辺の地の中でもかなりディープな歓楽街の中にあるのでちょっぴり勇気がいるかもしれません。
恵びす温泉は横浜中華街を抜けてにある日帰り入浴施設です。風呂場には「歩行浴」「電気風呂」「薬湯」「ミクロンバイブラ」「ジャグジー」「座ふろ」など6つの浴槽がある。「恵びす温泉」は天然温泉ではなく、屋号として“温泉”を使用したラドン温浴施設です。入浴料470円で6つの浴槽を利用できるのは今の時代とっても良心的。いわゆる昭和の香り満載の銭湯なので今時の設備や空間を求める人にはオススメ出来ませんが、サウナ利用+大小タオル付きでも720円とリーズナブルなのもうれしい。
満天の湯はこのサイトで紹介するエリアからは少々外れてしまいますが、横浜駅から相鉄本線各停で6個目(所要時間10分)の上星川駅から徒歩1分の場所にある天然温泉です。露天風呂や日替わり風呂、漢方炭酸泉やうたた寝湯などいろんな種類の内湯があります。人気のうたた寝湯は露天の開放感の中で畳敷きの寝転び湯で、空を眺めながら浸ることが出来ます。露天風呂は天然温泉を使用しており、アルカリ性の少し黄色味のある肌がスベスベになるという肌触りのいいお湯である。内湯やシルクの湯などは温泉ではなく井戸水を使用していてとても質のいい水だそう。お食事処「山水草木」では、お風呂上がりの一杯に合う逸品を始め多彩なメニューが用意されています。
綱島源泉湯けむりの庄は横浜駅からはだいぶ離れた場所になりますが、東急東横線綱島駅から無料送迎シャトルで約6分のところにある神奈川県最大級の日帰り温泉施設です。毎分240リットルという豊富な湯量を誇る琥珀色の綱島源泉の泉質は、ナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉で、お湯に含まれる炭酸水素塩が肌をなめらかにする作用があるいわゆる「美人の湯」です。内湯でも外湯でも琥珀色の源泉を存分に楽しめるのに加え、この源泉に、医療分野の人工透析で活用されている「中空糸膜」を通して炭酸ガスを溶かし込んだ、日本初の「炭酸琥珀湯」も味わえます。炭酸泉の効能は、5分の入浴で血流量が4倍になるとも言われており、血行が良くなることから、梗塞症、梗栓症、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の予防に効果的とのこと。琥珀炭酸泉は男湯・女湯ともに内湯と露天風呂、どちらにもあり、心ゆくまで天然温泉が堪能出来ます。